このページでは、中途採用のメリット・デメリット、新卒採用との違いなど中途採用における基本事項をお伝えしていきます。
中途採用のメリットとデメリット
中途採用は、「新しいプロジェクトのために人を増やしたい」「欠員が出たため補充したい」など、自社の状況に合ったタイミングで必要な人材を獲得できるのが特徴です。
そのため新卒採用のように決まった時期ではなく、通年もしくは不定期に実施します。
採用の対象となるのは、大きく分けると、募集職種と同様もしくは近い経験のある即戦力人材、もしくは「第二新卒」と呼ばれる若手のポテンシャル人材です。
しかし、新卒のように応募者が活発な時期に就活サイトで母集団を形成するといったことができないため自社の希望に合った人材を採用するのは思った以上に難しいものです。
戦略的に中途採用を実施するために、メリットとデメリットを把握しておきましょう。
中途採用のメリット
- 経験者を採用できれば、採用後すぐに即戦力として業務に入ってもらえる
- 新卒(学生)採用に比べると入社後の教育コストが抑えられる
- 過去の経験や実績から応募者がどのくらいのスキルを持っているか判断できる材料が多い
- 短期間で採用できる可能性が高く、急な補充にも対応しやすい
- 社外からノウハウや企業文化を取り入れることで職場の活性化につながる
中途採用のデメリット
- エンジニアは経験者の採用難易度が高く、求人を出しても応募がないことがある
- ポテンシャル採用では新卒と同様に教育体制を整える必要がある
- 文化や社風が合わない場合、適応が難しく早期退職につながる可能性がある
- 募集ポジションによっては採用コストが高額になる
中途採用と新卒採用の違い
中途採用と新卒採用の違いを以下の3つの観点でまとめました。
1. 実施時期
新卒採用は定期採用のため、基本的には年に1〜2回の実施タイミングが決まっています。中途採用はプロジェクトに合わせた増員や欠員補充など柔軟に対応が可能です。
2. 母集団形成
転職者は学生のように毎年一定数が活動するわけではないため、中途採用市場に適切な人材が出るかは分からず流動的です。ただし、新卒採用のほうが景気や社会情勢に左右されやすいので、比較的中途採用のほうが安定した採用活動ができるとも言えます。
3. 対象となる人材
エンジニアの経験者採用では、前職の実績などをもとにスキルの見極めが必須で、基本は即戦力採用です。ある程度画一的に採用し、入社後に自社に合う人材に育てる新卒採用と違って、中途採用は求めるポジションにマッチする人材を採れるかが大切です。
また、CTOやテックリード、エンジニアリングマネージャーなどハイレベルのポジションの採用ではさらに難度が上がるため、新卒採用と同じマインドで取り組むと苦戦することになります。
採用は内定者が入社したら終わりというわけではなく、将来を見通した組織づくりのための重要なミッションです。
自社の事業フェーズや事業計画に基づき、新卒採用と中途採用とを適切に使い分けて採用活動を実施していきましょう。
中途採用のスケジュール
中途採用は、通年や不定期で実施するとお伝えしましたが、「応募があったら対応する」ではうまくいきません。
「なぜ採用計画が必要か」「エンジニア採用計画の立て方」といった具体的な内容は以下のページで取り上げていますので参考にしてみてください。
paiza転職では、「エンジニア採用に慣れておらず、採用の進め方に迷っている」「積極的に採用活動をしているが、なかなかエンジニアを採用できない」といったご相談もお受けしています。ぜひご活用いただければと思います。
paiza転職についてお問い合わせ・ご相談はお気軽に
- 目次
- 中途採用のメリットとデメリット中途採用と新卒採用の違い中途採用のスケジュール