採用手法（５）エンジニア採用を成功に導くスカウトメール

多くの採用サービスでは、企業からユーザーへスカウトメールを送る機能が利用できます。

このページでは、エンジニア採用に欠かせないスカウトメールについて解説します。スカウトをうまく活用して、自社にマッチしそうなエンジニア個人にアプローチしていきましょう。

なぜスカウトを送る必要があるのか

せっかく求人票を作って公開したにもかかわらず、応募が来なくて採用活動が進まないという経験はありませんか？

エンジニアのような需要が高い職種は求人票の数も多いため、知名度の高い企業でもない限り、公開しただけではほとんどの応募者の目に止まらず埋もれてしまいます。

また、転職サービスには「すぐに転職したい」という人よりも「今すぐ転職したいわけではないがいつかのために」「気になる企業があれば考えてもよい」といった人のほうが多く登録しています。彼らはふだんから求人票をひんぱんに検索したり、読み込んだりしているわけではありません。

そのため、求人票の存在を知ってもらうには、企業から直接個人にアピールできるスカウトを送る必要があります。

ITエンジニア専門の採用サービスである「paiza」では、スカウト配信対象者をピックアップするお手伝いや、スカウトメールの配信、求人票の気になるボタンを押してくれた方へのプラチナスカウトサービスなどを無料で提供しています。

実際にpaizaでは、実に求人応募の約7割がスカウト経由となっています。応募者を増やすために、スカウトの活用は必須といってもいいでしょう。

求人票まで見てもらえるスカウトメールを書くには

スカウトを送る必要があると言っても、適当に書いたメールを誰彼構わず送って応募が来るわけではありません。「この企業の求人票、見てみようかな」と思ってもらえるスカウトを送るためのポイントを解説します。

応募者の知りたい情報がしっかり書かれている

スカウトメールから求人票に遷移してもらえるか否かを左右するのがスカウトメールの文面です。

スカウトは受け取った人に「こんな企業がこんな求人募集してるんだ、見てみようかな」と興味を持ってもらえなければ意味がないわけですから、「とりあえず何か書いて送ればいい」というものではありません。

たとえば、長々と会社説明や製品説明が書かれていたり、その割に募集職種や仕事内容についての説明が少なかったりするスカウトメールは、大量に送ったところであまり反応は期待できません。そのようなメッセージを読んでも、ユーザーはその企業で働くイメージが湧かないからです。

求人票にも言えることですが、スカウトメールにはエンジニアが応募前に知りたい情報、その企業で働くイメージがしやすくなる情報を書きましょう。

paizaでも、反応が多いスカウトメールは以下のようなポイントを押さえられています。

これらは企業が伝えたい情報というよりも応募者の知りたい情報が要約して書かれているため、応募者からの反応が多いと言えます。

「なぜ私に送ってきたのだろう」と思わせない

スカウトメールを送る相手はどんな人を想定していますか？

たとえば、「10年間Javaで開発をしてきて、転職先もJavaが使える企業がいい」と考えていて、プロフィールにもそう書いている人が「Rubyエンジニアを募集しています」というスカウトを受け取ったら「なぜ送ってきたのだろう」と思うでしょう。それどころか「誰彼構わずスカウトを送っている企業なんだろうな」と不信感を持たれてしまう可能性もあります。

極端な例と思われるかもしれませんが、このように条件のズレたスカウトを送ってしまうケースは少なくありません。

まずはどんな条件で絞ったユーザーにスカウトを送りたいのかを明らかにしましょう。ただ、絞り込み条件は厳しくしすぎるとスカウトを送れる相手が極端に減ってしまいます。

たくさんの人にスカウトを送っているけれど反応がない場合や、逆にスカウト条件にあてはまる人がほとんど見つからないような場合は、求人要件から見直す必要があります。

エンジニアの中でも、転職のきっかけは「スカウトをもらったから」という人は多いです。企業が個人に直接アプローチできるスカウトを積極的に利用して、優秀なエンジニアと出会いましょう。

エンジニア採用専門の転職サービスを利用する

paiza転職は、エンジニア採用に特化した転職サービスです。「スカウトメールを送っても手応えがない」「エンジニアに興味を持ってもらえるスカウト文面の書き方が分からない」など、採用のご相談にも対応しております。

エンジニア採用のお悩みがありましたら、ぜひご相談ください。