インターンシップ(以下、「インターン」)を実施する際は、当然ながら高い成果(採用・ブランディング)につなげられるだけの、内容のあるものにしていかなければなりません。では、「いいインターン」「学生が求めるインターン」とはどういうものでしょうか。
この記事では、paiza新卒をご利用いただいているユーザー(22年卒学生)と採用企業、それぞれを対象に実施したアンケート結果をご紹介します。これらのデータが、貴社でインターンの内容を考える際の一助となれば幸いです。
インターン実施企業すべてで参加者の入社事例あり
はじめに企業へのアンケート結果を見てみます。
インターンを実施しているかの質問では、実施していると回答した企業が過半数を占めました。さらに実施企業にインターン参加者がそのまま入社した事例があるかを聞いたところ、なんとすべての企業が「ある」と答えました。
また、インターンを実施してよかった点についての質問では、以下のような回答がありました。
- 社員や会社の実環境(雰囲気等)をリアルに短期間で実感してもらえる
- 学生の企業理解が進み、学生の様子もわかるので、ミスマッチが少なくなる
- 自社に合うかどうか適性を見極められる
- 学生と長い時間を見ることができるので、どのような学生が見極めやすい
- 本番の面接時により詳しく話ができる
自社の魅力を伝えるのはもちろん、面接と比べてはるかに長い時間をかけて学生を見ることができるため、ミスマッチが起きないという声が多く見られました。
※以上、paiza新卒ご利用企業(n=23)へのアンケート結果より抜粋
主流はサマーインターン
次に学生へのアンケート結果です。インターンに初めて参加した時期を聞いたところ、8月と回答した学生が最多となりました。多くの学生が9月までにインターンに参加しています。やはり夏休み期間中に参加する方が多いようです。
ただ、6月以前に参加している人も約2割いることから、他社との競合を避けたい場合は早めの実施を検討してもいいのかもしれません。
コロナ禍のインターントレンドはオンライン・複数参加・1日完結型
対面形式とオフライン形式、どちらに参加したかを聞いた質問では、オンライン形式に参加した人のほうが多い結果となりました。「両方の形式に参加した」人を含めると実に9割以上の学生がオンライン形式のインターンを経験しています。明確な理由がある場合を除いて、コロナ禍が終息するまではオンライン形式を中心に考えたほうがよさそうです。
また、参加した会社数や開催日程について聞いたところ、以下の通りとなりました。
2社以上参加した人が7割を占め、5社以上参加した人も3割超と、オンラインの利点を生かして多くの会社に参加する傾向が目立ちます。一方で、複数のインターンに参加するためか、1社あたりの日数は1日のものが多いようです。
実施内容も、ワークショップ・ハッカソン型や説明会・交流会型が比較的多い結果となりました。
一方で、実際の業務体験・アルバイト型にも4割の学生が参加しています。コロナ禍の中でも時間をかけて自社を知ってもらおうとしている企業も少なくないようです
インターンに参加するメリットは?
インターンに参加してどんなメリットを感じたかという質問では、やはり「企業・職場の雰囲気や業務内容が理解できた」という声が多く見られました。
- 業務内容に対する理解が深まった
- 事業内容を詳しく知ることができた
- 普段使用しているツールを使用できた
- 社員の方と接して雰囲気などをつかめた
その他では「チーム開発を経験できた」という内容の回答も目立ちました。
- グループワークをすることができた
- 他の人と一緒に手を動かして楽しかった
- 自身がグループで何かをするのが好きだと分かった
- エンジニアという職業に対するイメージをより確かなものにできた
インターンを実施する際はこれらを意識して、内容を組み立てていくとよいでしょう。
※以上、paiza新卒ご利用の22卒学生(n=140)へのアンケート結果より抜粋
ここまで、学生・企業双方へのアンケート結果を見ながら、インターンについて考えてきました。
エンジニア採用は競争が激化しており、できるだけ早期に優秀な人材にアプローチすることが大切です。その施策の1つとして、インターンは非常に有効な手段と言えるでしょう。
自社の状況や採用したい学生像などを整理しながら、自社に合うインターンの方法を考えてみてください。
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