この記事では、paiza転職に求人掲載し採用活動をしている企業のうち、採用実績が高い企業様を中心に、paizaの活用方法やエンジニアの採用全般についてどのような取り組みをしているのかお話を伺います。
今回ご紹介するのは、株式会社北國銀行様です。エンジニアの採用責任者を務めるシステム部上席調査役兼システム企画課長の岩間正樹様にインタビューしました。
株式会社北國銀行の岩間様
paizaを利用して、いい人材に多く出会えた
――エンジニア採用でpaizaをご利用されようと思ったきっかけについて教えてください。
北國銀行ではDX(デジタルトランスフォーメーション)戦略を進めていく中で、それを推進していただくエンジニアの採用をはじめました。当初は大手の求人サービスで募集し、応募はあったのですが、技術力の見極めが難しかったんです。新しい領域のエンジニア募集だったこともあり、「お任せする技術領域について、どれくらいの技術レベルを有しているか」を選考の中でどう判断するかに課題がありました。
そんな中で、社内のエンジニアからpaizaのサービスを紹介してもらったんです。プログラミングテストによって応募者のスキルが判定されていて、スキルの見極めがしやすくなるのではないかということで、使い始めました。
――paizaをご利用されてみて、その課題は解決されましたか?
当初の想定どおり、ベーススキルの裏付けがされておりちゃんと手を動かせる人が来てくれていると感じています。採用した方は即戦力として期待にある程度応えてくれていますね。
応募数が非常に多いこともいいですね。正直最初に契約していた人材紹介会社よりも数倍応募も多いし、いい人材が非常に多くてよかったです。
――paizaからの応募者には、どんな特徴がありますか?
技術は好きでどんどん開発やスキルアップをしていきたい、だけど型にはまった会社・仕事があまり好きではない、という方が多いですね。いい意味で銀行員らしくない方といえばいいでしょうか。
たとえば、採用した30代女性の方は、世界中をバックパッカーとして旅をしていて、YouTuberもやっているという方です。今まで銀行にこういう人は絶対にいませんでした。能力は高いけど、これまで銀行のような堅い会社では働けないって人と会い、入社していただけるようになりました。これは大きな成果だと思っています。
選考中に相手の希望を聞きながらどんなポジションがいいか考える
――paizaとEN:TRYで求人掲載されていて、かつ募集ポジションも細かく設定されていますね。募集ポジションによって見るポイントは変えているのですか?
実のところ、paiza転職でもEN:TRYでも選考時に見ているポイントはあまり違いがありません。北國銀行はDXという新しい分野をやろうとしてエンジニアを募集していて、エンジニアには今持っているスキルよりもこれから出てくる技術なりマインドなりをどんどんキャッチアップしていけるかどうかのほうをより求めています。マインドをしっかり持ってくれていればいいという考えです。
今はMicrosoft系のテクノロジーをメインで使っていますから、本音を言えばC#、.NET、Azureあたりをやってくれている方だとすごくうれしいです。でも、実際には「PHPしか実務で経験していません」とか「Javaしか使ったことないです」というエンジニアも多いですよね。じゃあ経験が合ってないから即NGかというとそうではなくて「キャッチアップしてでもやりたいです」というマインドの方であれば面接させていただいています。
求人票にしても、一応ロールによって分けてはいますが、面接で話をするなかで、別のポジションのほうがよさそうだと感じれば、こちらはどうかと聞いてみることもあります。たとえば「この人はリーダーシップがありそうだな」と感じたときは「応募のポジションとは違うけど、リーダーのポジションはどうですか?」みたいな感じで聞きますね。
あるいは応募者から「これまでは手を動かすところがメインだったけど、これからマネージャーとしても頑張っていきたいです」みたいなビジョンが出てくることもありますよね。それを聞きながら応募と違うポジションでの採用するかも合わせて判断しています。
子会社を設立してエンジニアの働きやすい環境を一から作る
――paizaのご利用企業の中でも、特に順調に採用活動を進められているように感じています。エンジニア採用のために何か工夫している点はあるのでしょうか。
今回、エンジニア採用のために取り組んだこととして、子会社の設立があげられます。東京に子会社の「株式会社デジタルバリュー」を設立して、エンジニアは基本的にそちらでの採用としています。
デジタルバリューでは、北國銀行本体よりもずっと柔軟な働き方を認めています。服装もいち早くカジュアルでOKにしましたし、副業も許可。給与も実力に応じた年俸制で、裁量労働制も導入しています。さらに新型コロナウイルスの流行後は、フルリモート勤務も認めています。今はほぼ全員がリモートで仕事をしています。開発手法はアジャイルを導入していて、1週間を1スプリントとして開発を回しています。
――デジタルバリューではかなりエンジニアに合った働き方を認めているんですね。
そうしないと優秀な方が集まらないと感じたからです。東京に設立したのもそういった理由からで、石川県だけで募集するよりも、エンジニアが多くいる東京で働けるようにしたほうがより多くの優秀な方に入社してもらえるだろうとの判断からです。
おかげさまでpaizaを使って多くのエンジニアが採用できるようになりました。エンジニアの採用は主に自分が担当していて、これ以上手を広げると自分も大変なので(笑)、現状、採用媒体はpaizaだけでもいいかなと思っていますね。
――paizaとしても、これからもいいエンジニアとの出会いをもっと作っていけるよう努力いたします!本日はありがとうございました。
まとめ
エンジニアの中途採用について、北國銀行様の事例をご紹介しました。
DXという大きな課題に立ち向かうため、ITエンジニアの採用を推進する同行。エンジニアのための環境を作るために子会社を設立するなど、エンジニア採用にかける熱量の大きさをひしひしと感じました。
エンジニアの中途採用で苦戦している、いい人材と出会えないという企業様は、ぜひご参考にしていただければと存じます。
株式会社北國銀行の岩間様、このたびは誠にありがとうございました。
paiza転職では、エンジニアを募集している企業様をしっかりサポートするのはもちろん、エンジニア採用に役立つ情報をこれからも発信していきます。ぜひサービスとともにご活用いただければと思います。
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