Part4-5不採用理由を徹底分析!4つの失敗パターンと対策!
- よくある就活ご相談
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『うちの志望度はどのくらい?』と聞かれたので、
『他に3社面談を受けており、御社は3番目です。』と正直に答えました・・・。
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よくある失敗パターンはこの4つ
採用担当者からの面談フィードバックで、よくある4つのNGパターンをご紹介します。伝え方、事前の準備、意識で大きく改善できる部分でもあるのでしっかりポイントを押さえておきましょう。
- パターン1考えや方向性が不明確なまま
- 就職することや「ITエンジニア」という職業に対して、自分の考えや方向性が不明確なまま受け答えをしても、よい印象は持たれません。
- なぜITエンジニアという職業に就きたいと思われたのですか?
- NG回答
- プログラミングを仕事にしたいと思ったからです。
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【採用側の視点】
ITエンジニアという職種に応募している以上、プログラミングに興味があるということはわかりますが、そこに至るまでにどういった経緯があったのか、なぜ仕事にしたいと思っているのかがわからないと、何となく適当に仕事を選んでいるのではないかという印象を受けます。
- OK回答例
- 大学で情報工学を学ぶ中で、「自分でプログラミングをして、思ったとおりにコンピューターを動かすこと」がとても楽しいと感じていました。また、グループで共同研究をしていたときに、私がデータ解析をするシステムを作ったところ、研究がスムーズに進むようになり、皆に喜んでもらえた経験から「プログラミングを通して人に喜んでもらえる仕事がしたい」と感じ、ITエンジニアを目指すようになりました。
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【回答のポイント】
自己分析がしっかりできていないと、質問に対して浅い答え方しかできなくなってしまいます。自分の価値観やこれまで判断軸にしてきたことをしっかり思い出して、「なぜITエンジニアになりたいのか」「なぜプログラミングに興味があるのか」といった根本的なことを言葉にできるようにしておきましょう。
- パターン2企業研究・情報収集が不足している
- 企業研究や情報収集が不足していると、やる気がない、その企業への志望度が低いと思われてしまいます。
- 弊社のどんな点に興味をもっていただけたのですか?
- NG回答
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御社のホームページで紹介されていた、ECサイトのサービスに興味があります!
(実際はECサイト業務からは数年前に撤退している) -
【採用側の視点】
下調べや準備が不足しすぎているので、志望度も低くやる気がないのではないかと思ってしまう。せめて概要だけでもいいので、正しい情報を調べてから面談に来てほしい。
- OK回答例
- 御社の事業内容をホームページ等を拝見して調べているうちに、〇〇というサービスの××機能が画期的で、非常に多くのユーザーに支持されているということを知りました。また、求人票を拝見したところ開発環境では△△フレームワークを使用されているということで、御社でなら最先端の技術を使って、多くの人を助けるサービスの開発ができると感じ、興味を持ちました。
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【回答のポイント】
その会社の提供しているサービス内容や業務内容、顧客(企業向けか、消費者向けかなど)、開発環境についてはしっかりと調べておきましょう。
- パターン3意欲の感じられない志望動機
- 「他社と比べて、なぜこの企業に応募したのか」「この企業でどんな仕事がしたいのか」といった熱意が伝わらないと、「他の企業でもよいのでは?」と思われてしまいます。
- 弊社に応募してくださった志望動機を教えてください。
- NG回答
- ゲーム開発がしたかったからです。
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【採用側の視点】
ゲーム開発だけなら、多くの企業に当てはまる業務です。ゲーム開発さえできればどこの企業でもいいと思っているのかもしれませんが、サービスや業務内容もよく調べずに応募してきたんだろうなという印象を受けました。
- OK回答例
- 幼い頃からゲームが大好きで、将来はゲームを作る仕事がしたいと思っていました。大学に入ってから御社の開発されている〇〇というゲームをプレイしたのですが、子供から大人まで楽しめて、協力プレイのシステムをいち早く取り入れた画期的なゲームだと感じまして、自分もこのような新しい手法を取り入れたゲームを作る仕事がしたいと感じました。また、御社が他社と比べても××言語や△△フレームワーク等の最新の環境で開発をしていることや、新人でも希望すれば人気タイトルの開発・運用に携われるということから、ITエンジニアとして積極的に最先端の技術を取り入れつつ、早くから世の中へ影響力のある仕事ができると考えて志望いたしました。
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【回答のポイント】
熱意が伝わる志望動機を考えるには、応募企業のサービスや開発環境など、その企業ならではの特徴と、自分がやりたいこととの接点を明らかにする必要があります。競合企業のことも調査・比較をしてどこが強みになっているのかを把握したうえで、「なぜ他社ではなくこの企業だからこそ入社したいと感じているのか」が伝えられるとよいでしょう。
- パターン4正直すぎ・説明の言葉足らず(志望度)
- あくまでも面談の場ですから、誤解を与えるような自己アピールにならないように、応募企業や職種への興味をアピールしましょう。
- 現在応募されている中で弊社の志望順位は何番目ですか?
- NG回答
- 今、他に3社選考中です。志望順位は…御社は3番目です。
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【採用側の視点】
あまりにも正直すぎる。志望度が低いのは仕方が無いが、うちを希望してくれる人を優先せざるを得ない。
- OK回答例
- 志望度は非常に高いです。ただ他にも3社ほど受けている状況ですので、現在のところはまだ検討途中なので甲乙つけがたい状態ですが、御社の業務内容、社風にはとても興味があります。(内定獲得戦略として「今のところ第一志望です。」と言い切ってしまうのも手かも!?)
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【回答のポイント】
自社への興味、志望度が低いと判断された場合、他の候補者を優先されてしまうことがあります。まだ気持ちが固まっていない段階でも、選択肢を持つことは重要です。
採用担当者からよくある フィードバック事例
採用条件として必須のスキルが不足している場合の不合格は仕方ない部分もあります。しかし、仕事への熱意や意欲が感じられないという理由で不合格となってしまうのは、非常にもったいないことです。採用担当者からよくある不合格時のフィードバック事例をご紹介します。
- ✔ 技術に対する興味が薄く、ITエンジニアになっても伸びしろが少なそうな印象を受けた。
- ✔ 「Web開発に興味があります」と言いながら、個人で勉強したり何かを作ってみた経験はほとんどないようだった。
- ✔ 人柄はまじめそうだが、「教えてもらいたい」という感じであまり積極性がなく、受動的な印象を受けた。
このような印象を持たれないためには、事前にしっかり自己分析やスキルの棚卸しをしたうえで、「自分はどんな勉強をしているのか」「何に興味があるのか、なぜ興味があるのか」を語れるようにして、熱意が伝わるようにしておきましょう。また、普段から興味のある技術は少しでも触っておくと「これについて自分で勉強しています」と言えるのでよいでしょう。
重要!スキル不足でも意欲を伝えて成功した事例
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「現時点ではプログラミングのスキルが少なく、入社後に研修・教育をする必要がありますが、人柄はやる気と熱意が大変感じられる方なので、ぜひ次の選考に進んでいただきたいです!」(採用担当からの面接後フィードバック)
上記の例のように、「知識やスキルは不足している」という応募者でも、本人の意欲(個人で学習に取り組んでいるなど)や応募企業への熱意など、スキル以外の面で高評価となる場合も多くあります。