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新入社員インタビュー 株式会社MIXI 源啓多さん

新卒入社後いきなり新規事業の担当に 
挑戦できる環境でエンジニアとして学び続けていきたい

今回は「モンスターストライク(モンスト)」「ファイトリーグ」などのゲームや「家族アルバム みてね」「minimo(ミニモ)」などさまざまな事業を展開する株式会社ミクシィに伺いました。お話を聞いたのは同社人事部のタレントディスカバリーチームで新卒採用担当を務める酒井亜沙美さんと、paiza新卒を使ってエンジニア職として入社した源啓多さんのおふたりです。

前半では源さんにインタビュー。就職活動から現在までを振り返りながら、ミクシィに入社を決めた理由や現在の業務内容、さらにpaiza新卒についての感想を語っていただきました。

後半では酒井さんに同社でのエンジニアの働き方やキャリアパス、さらに同社の今後の展望などについて伺いました。

※酒井さんへのインタビュー(後半)は こちらから。

(左)酒井亜沙美さん
株式会社ミクシィ 人事部
タレントディスカバリーチーム
(右)源啓多さん
株式会社ミクシィ エンジニア
採用時のpaizaスキルランクはS

就職活動は反省と対策の繰り返しだった

――まずは源さんにご自身の学生時代から就職活動までを振り返っていただきたいと思います。学生時代は何を勉強されていたのですか?

情報系の領域を専攻していて、特にセキュリティについて深く勉強していました。ただ、自分自身さまざまな技術に触れるのが好きだったので、それ以外にも少しずつ手を出してはいました。

――就職活動では、どんなポイントを見ながら企業選びをしていたのでしょう?

まず職種としてエンジニアをやりたいというのは決めていて、IT企業に行きたいと考えてはいました。業種はサービス内容で絞ることはせず、BtoBの企業にもBtoCの企業にも応募していましたが、可能であれば、小さいサービスよりは大きなサービス、大量のトラフィックを扱う環境で仕事をしたい思いが強かったですね。

paiza新卒を使っていると、何社かからプラチナスカウトメールをいただくことがあって、その求人票を見ながら興味を持ったものに応募するという流れが多かったです。最終的に応募したのは5社ほどですね。

――応募5社で就職活動が終わるなんて、かなり順調だったんですね。

自分自身はそういう思いはなくて、苦労したなという気持ちです。自分の性格上、複数社の面接を並行して受けるというのができなくて、常に1社ずつ選考を受けていったので、ご縁がなかったときは毎回落ち込んでいました。当時は時間も長く感じましたね。

――今振り返って、就職活動で「こうしておけばよかった」と思うところはありますか?

就職活動を始めてから気付いたのが、成果物があるかないかで面接での印象がだいぶ違うということでした。

それまではどちらかというと勉強して知識をインプットして……というのをメインにやっていました。自分が専門にしていたセキュリティにしても、どちらかというとコアな部分の技術であって、それを使って何かアプリやサービスを自作するというのはしていなかったんです。成果物がない状況で自分のスキルを説明するのはとても難しく、序盤はとにかく苦労しました。就活の途中からは目に見える成果物を作って臨むようにしたので、うまくスキルをアピールできるようになったと思います。

――毎回の反省を踏まえ、目の前の会社に全力投球する姿勢がいい結果を生んだのでしょうね。ミクシィの面接での印象はどうだったのですか?

社名やサービス内容を知っている会社なので、業務内容はイメージしやすかったです。さらに『モンスターストライク』はとても規模の大きいサービスですから、その点でも自分の希望に合致していました。ゲーム以外でも事業領域がとても広く、多くの技術に触れられそうだと感じたので、志望度は高かったですね。

――次に、今回の就職活動ではpaiza新卒を使っていただきました。知ったきっかけや使おうと思った理由を教えてください。

知ったきっかけはPOH(paizaオンラインハッカソン。paizaが提供しているプログラミングを楽しく学べるゲームなどのエンターテインメントコンテンツの総称です)でした。最初から就活にという気持ちがあったわけではなくて、問題を解きながら遊んでいたんです。そのあとで就職活動の時期になり、せっかく使えるのだったらやってみようかなと思い、そのまま使うようになりました。

paiza新卒は求人ごとに応募できるスキルランクが設定されているので、自分の持っているスキルと企業が求めるスキルを比較するいい指標になったと思います。それもあって、他のサイトはほとんど使わずpaiza新卒をメインで就活をしていました。

paizaのスキルチェックでは見事にSランクを取っている源さん。
「Aランクまでは比較的あっさり解けましたがSランクは少し難しく感じることもありました」

「ここに入りたい」と思っていたチームに配属

――次に、入社後について伺います。現在はどんな業務をされていますか?

現在はエンターテインメント事業を扱うXFLAG(エックスフラッグ)で新規事業を担当しています。新規事業なのであまり詳しくは言えないのですが、Pythonを使った開発業務に取り組んでいます。

実は、配属前からこのチームで仕事をしたいと強く思っていました。研修中に社内の各チームから業務内容についてのプレゼンを聞く機会があって、「このチームは技術的にとても深いレベルのことをやっていてやりがいがありそうだな」と感じていたチームだったんです。人事や現場社員との配属面談で、携わりたい技術やキャリアビジョンを伝え、現在のチームに配属されました。今はとても充実した日々を送っています。

――実際にエンジニアとして業務をしてみて、これまでに気付いたことがあれば教えてください。

一番感じているのはデータベースの知識が足りないなということです。学生時代はデータベースはあくまでプログラミングの付属物という位置づけで、そこまで深くやることがありませんでした。しかし、弊社では大きなトラフィックを想定してサービスを作っていくので、データベースへの深い理解がとても大切だと感じています。最近は特にデータベースをしっかり勉強するようにしています。

――周りのエンジニアを見て、どういうタイプの人が多いですか?

皆さん技術力が高いと思います。日常で自分が所属している新規事業ではメンバーのレベルの高さを感じる場面も多くあります。たとえば、少し伝わりづらいかもしれませんが、タスクキューのようなものをMySQLのBLACKHOLEエンジンとバイナリログで実現しているコードがあり、それを見たときは驚きました。

しっかりとした「軸」をもったエンジニアになりたい

――レベルの高いエンジニアに囲まれて、充実した日々を送れているようで何よりです。それでは、ここからは源さんの今後についても聞かせてください。「将来こういうエンジニアになりたい」という目標はありますか?

これまではどちらかというと広く技術を学んできたのですが、今後は強みを持った「軸があるエンジニア」になりたいと思っています。「あの技術のことならこの人に聞けば大丈夫」と周りから言ってもらえるような、特定の分野でのプロフェッショナルを目指したいです。

この会社で周りのエンジニアを見ているとそういうしっかりとした「軸」を持った方が多いので、いい刺激になります。自分もいずれはこういうエンジニアになりたいなと思いますね。今は目の前の開発業務をしながら、何を強みにするべきなのかを日々考えています。

――いいロールモデルがいる環境で働けるのはとてもすばらしいですね。それでは最後に、就活生の皆さんにアドバイスをお願いします。

就活中はうまくいかないときもあります。大学の研究が忙しくていっぱいいっぱいになることもあると思います。でも、就活はやるべきことをちゃんとやっていればいずれうまくいくようになりますし、きっとその先にはいい企業との出会いがあるはずなのでがんばってください。いい就職活動ができるよう祈っています。

――お忙しいなかお時間をいただきありがとうございました。

これからもがんばってください!

新入社員インタビュー

採用者の目線

株式会社ミクシィ 人事部 新卒採用グループ タレントディスカバリーチーム 酒井亜沙美さん

高いスキルと1社に全力で臨む就活スタイルで、見事にミクシィへの入社を果たし、今は充実した日々を送っている源さん。一方、企業側はそんな彼をどう育て、どう成長してもらいたいと考えているのでしょうか。

後半でお話を聞くのは人事部の酒井さんです。酒井さんはpaizaインタビュー2回目のご登場。前回のインタビューではpaizaをご利用いただいている理由や採用で重視しているポイントなどについてお話しいただきました。今回は入社後にフォーカスを当て、新入社員研修やエンジニアのキャリアパスなどを中心に伺いました。

前回の酒井さんへのインタビューはこちらから。
ミクシィグループはチャンスにあふれた会社 エンジニアとしてトップを目指してほしい(2017年取材)

高いスキルだけでなく柔軟性を持ち合わせていた点を評価

――前回のインタビューで、新卒採用で見ているポイントは「プログラミングスキル」「サービス開発への思い」「カルチャーフィット」の3点をあげられていました。今回取材させていただいた源さんについては、特にどういった点を評価されて採用にいたったのでしょうか。

まず、高いスキルや強みを1つ以上持っているというところが大きなポイントでした。彼の場合はセキュリティの分野が強みでしたが、領域は特に限定しておりません。何かで強みを持っているということは、結果につながるまでコミットできているということでもあるので、その点で好印象でした。一方で、特定の技術に固執しているわけではなく、さらに広い知識を身につけながらサービスを作っていきたいという希望を持っていました。そういった柔軟性が見えた点も大きく評価しました。弊社は事業領域が広く、扱う技術も日々変化する環境なので、そんな中でも活躍できる方だと感じて内定を出しました。

――「領域は特に限定していない」とのことですが、新卒採用時には特定の分野をやっていないといけないものはないのでしょうか。

特に何か特定の分野に特化していないと、採用をしていないということはありません。ただし、先ほどの彼が述べたことと重複しますが、「Webサービスの開発がやりたい」「アプリの開発がやりたい」というのであれば、実際にサービスやアプリを作っているほうが、技術力などはアピールしやすいと思います。

今はあまりコストをかけなくてもアプリやゲームを作れる環境があるので、実際に自分の持っている技術を使い、手を動かして何か作ってみようと思える方のほうがポテンシャル・伸びしろを感じることができます。

もちろん、研究に専念していたため、Webサービスやアプリ開発経験がほぼないという学生でも、研究での経験や成果などを、ぜひお伝えいただきたいと思います。

――技術面以外で採用において重視している点はありますか?

技術への向き合い方やマインドを大切にしています。技術の幅を広げていく際にも、自身の技術的な成長だけを目的にした「内向き」な理由だけでなく、「この技術を使えば、通信速度が速くなり使う人も快適になるから習得してみよう」というように、周りや携わるサービスに還元していける「外向き」の成長を大切にしていける人は相性がよいと思います。もちろん、レベルの高いことを求めているのは重々承知しております(笑)。

「ただ何かを作りたいと漠然と思うだけではなく、
失敗しても良いので実際に自分で手を動かしてみることが成長につながると感じます」

社員のチャレンジを推奨

――それではここからは入社後のことについてお伺いします。はじめに、新人エンジニアが入社後に受ける研修について教えてください。

研修は年によって多少内容が変わりますが、今年の新入社員は1カ月ほどの期間で実施しました。基本的な社会人マナーの研修から始まり、git、セキュリティ、データベース、テスト駆動開発、AWSといった業務で必要になる知識を一通り学んでもらうものになります。

その後、各部署が業務内容などを紹介するプレゼンを実施し、それを聞いてもらったうえで各新入社員に配属希望を出してもらいます。弊社は事業領域が広く、さらに社外に公表していない新規事業も多くあるので、プレゼンを聞いて「こんなことまで取り組んでいるのか!」と良い意味で驚く方もいますね。

――配属希望を提出したあと、最初の配属先はどのように決まるのでしょうか?

人事や配属希望先の社員と面談をした後に決定します。面談では、エンジニアとしてどういうことをしたいのかや将来どうなりたいかを深掘りし、さらに現在のスキルなども見ながら配属先を判断しています。もちろん、できるだけ希望に沿えるようにと考えています。

――さきほど、源さんが「周りのエンジニアのレベルが高い」と言っていました。人事の酒井さんから見て、ミクシィのエンジニアはどんな特徴があると思われますか?

やはり全体的に技術力はとても高いです。それぞれ幅広い知識を持ちながら、さらにその中で得意な領域を持っているエンジニアが集まっていると思います。複数の領域で抜きん出たスキルを持っている社員もいますね。社外での活動に積極的なエンジニアもおり、新卒1年目から海外のカンファレンスに参加したり、JANOGやiOSDC Japanに登壇している社員もいます。

――レベルが高い環境でスキルアップもできそうですね。入社後のエンジニアのキャリアパスについてはどうなっていますか?

サービスの責任者など、マネジメントを中心とするポジションにつく人もいますし、現場でリードエンジニアとして開発を続けている人もいます。等級が上がると、役職に就きマネジメント業務が必須になるというイメージがあるかもしれませんが、弊社では、等級と役職の関係は直接的には連動していません。役職は個人の能力の優劣を示すものではないと考えており、一人ひとりの希望にあったキャリアを尊重して築けるような環境があります。

さらに、弊社では「ミクシィキャリアチャレンジ」、通称「mcc」と呼ばれるシステムがあります。所属している上司に断りなく異動ができ、担当するサービスだけでなく、職種の変更も可能というのが特徴です。自発的にさまざまな領域にチャレンジしてもらいながら、自分に必要な技術や経験を積み上げていくエンジニアが多いです。会社としても社員がチャレンジすることを推奨しています。

「mcc」以外にも同じ事業部内での異動は頻繁にあるのだそう。
「上司との1on1ミーティングで新たなプロジェクトに加わりたいと話したところ、
3日後には希望していたプロジェクトへの参加が決まり、翌週には異動が実現した例もあります」

就職活動では「自分がワクワクするもの」を大切にしてほしい

――次に、ミクシィの今後の展開についてお聞かせください。

現在は、ゲームや映像、IP事業などを担うデジタルエンターテインメント領域、オフラインイベントや実店舗などを担当しているライブエクスペリエンス領域、バスケットボールの千葉ジェッツやサッカーのFC東京などとサポート契約をしながら進めているスポーツ領域、「家族アルバム みてね」や「minimo」などを中心としたメディア領域、新規事業として進めているウェルネス領域と、計5領域を展開しています。さらに、詳しい内容はまだお話しできないのですが、社内ではさまざまな新規事業も動いています。

――最後に、御社への応募を検討している就活生へ向けてメッセージをお願いします。

会社としては、さきほどもお話ししたような「内向き」な成長意欲に加え、「外向き」の成長思考ができる方とお会いできたらと思います。「技術力を伸ばす」「難しい課題に取り組みたい」という気持ちとともに「技術を使ってユーザーのために何ができるか」を考えながら成長していけるような方に応募してもらえるとうれしいですね。

さらに、これは学生全体へのメッセージになってしまいますが、「ワクワクする」とか「楽しい」という気持ちを大切にしてもらいたいと思います。これまでの人生を振り返ってみて、そういう気持ちになる瞬間がどういうときだったかを思い出してみてください。実はその出来事が、夢中になれる仕事をみつけるための原石かもしれません。自分の気持ちにきちんと向き合いながら就職活動を頑張ってもらえたらと思っています。

お忙しいなか、お時間をいただきありがとうございました!

源さん、酒井さん、ありがとうございました。

就職活動では、応募する企業を絞りこみ、それぞれの会社に全力でぶつかっていった源さん。面接での反省をすぐ次に生かしながら、きちんと企業を見極め、満足できる環境からの内定をつかみとることができました。その後も希望の部署に配属されるなど順調にエンジニアとしての第一歩を踏み出すことができており、理想的な就職活動だったといえるのではないでしょうか。チャレンジできる環境を得た源さんの今後の飛躍を期待しております!

そして酒井さんのお話からもわかる通り、ミクシィはチャレンジしたい人にとってとてもやりがいのある環境です。成長したい、さまざまな経験を積みたいと考えている人はぜひ求人票をチェックしてみてください。

株式会社ミクシィのますますのご発展をお祈りしております。


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