1. paiza新卒トップ
  2. インタビュー
  3. 企業インタビュー一覧
  4. paiza掲載企業 人事担当者インタビュー(フリー株式会社)

企業インタビュー フリー株式会社

社会的責任の高いプロダクトに関われる、
やりがいある環境です

クラウド会計ソフト・クラウド人事労務ソフトでシェアNo. 1を誇る、freee株式会社。「誰もが創造的な活動にフォーカスできる社会」を目指して、スモールビジネスが本当にやりたい事業に注力できるよう、テクノロジーとサービスの開発を進めています。

今回、お話を伺ったのは、リクルーティングマネージャーを務める森 成徳さん。

創業5年あまりで、多くの個人事業主、中小企業に支持されるサービスへとかけあがった freeeが、エンジニアの新卒採用にかける想い、ともに働く仲間に求めることを伺いました。


森成徳さん
freee株式会社 メンバーサクセスグループ リクルーティングマネージャー

3年でCTOレベルに達することを目指して

——新卒採用で求める人材像を教えてください。

「技術素養」と「freeeという環境における成長可能性」の2つを重視します。まずは、やはり技術が好きであることが大切だと考えています。ものづくりや技術が好きで、ユーザー目線でいいものを作りたい想いがあるかどうか。そのうえで、周囲のメンバーからのフィードバックを素直に吸収し、より高いレベルに昇華させていく意欲があるかも重要です。エンジニアチームでは、「新入社員を入社後3年でCTO(最高技術責任者)になれるレベルまで成長できるように、活躍をサポートする」ことを目標に掲げて、気合いを入れて採用、育成をしています。

——paizaからの応募者の印象はいかがですか?

コーディングテストを通じた技術力で評価されたいという、いい意味でギークな方が多いですね。高い技術力をお持ちである一方で、就職活動自体は必要以上にはアクティブにされていない方が多い印象です。ですので、freeeのミッションやカルチャーにフィットすれば、高い確度で内定の承諾につながっているのかな、と思います。

——paiza経由で応募した場合の選考フローを教えてください。

まずは採用チームや現場エンジニアのメンバーとの面談になります。そこで、応募された方がどういうことをやりたいのか、どんな仕事が向いているのかをお伺いした上で、freeeであればその想いをどんな形で実現できうるのか、ざっくばらんにお話ししています。そのあと、エントリーシートを提出していただくこともありますし、最初の面談の内容次第では、直接エンジニア面談へと進んでいただくこともあります。エンジニア面談は3回程度で、初回は現場で活躍しているシニアエンジニア、2回目以降はエンジニアとして人事を管轄しているメンバーや役員が担当します。

社内にあるカウンター。中にはドリンクのサーバーがあり無料で飲めます。
ちょっとした休憩スペースになっています。

本質的課題をテクノロジーで解決する

——freeeで活躍できる人材は、どんな指向性の方でしょうか?

freeeのミッションは「スモールビジネスに携わるすべての人が創造的な活動にフォーカスできるよう」にすることです。本当にやりたい事業に集中できるように、周辺業務をテクノロジーの力で圧縮していく。プロダクトや事業特性上、エンジニアに求められるのは、ユーザーが抱える本当の課題は何か、と考える力です。エンジニア自身が問題を特定し、分解し、その根本を抽出したうえで、ではどうしたら解決できるか、と考えてプロダクトを作っていきます。私たちは、「マジ価値」と言っていますが、ユーザーにとって本質的(マジ)で価値ある、と自信を持てるものを開発する、ということを大事にしています。「自動化」「効率化」「便利」「ラクにする」「役に立つ」、こうしたキーワードに興味関心が高い人は、楽しんで仕事ができるのではないかと思いますね。

——高いモチベーションで仕事にあたることが必要ですね。新入社員の教育はどのようにやっていますか?

まず、内定から入社までの期間、内定者1人に対し、30才前後の先輩エンジニア1人をメンターとしてつけています。技術的なキャッチアップや情報の提供はもちろん、freeeに対する理解を深めていただいたり、社会人になるにあたっての不安を相談してもらったりと、入社までを有意義に過ごせるようにサポートしています

——ひとりひとりに専属メンターがつくのは、心強いですね。

ええ。freeeに特徴的なカルチャーのひとつですね。入社後もメンバーの成長と活躍をサポートするために、ひとりひとりにマネジャーがつきます。弊社には「1 on 1」という制度があり、定期的にマネジャーと新入社員が話す時間を設けています。そこでは何を話しても構いません。どんなことでもざっくばらんに打ち明け、不安や疑問を解消する場にしてもらっています。

——御社では、インターンを経験される内定者も多いと伺いました。

昨年度の新卒入社7名のうち、4名は長期でインターンをしています。実業務に携わって、正社員と同じくらいの力量をもってアウトプットを出しているケースもありますよ。

エンジニアの執務スペース。
フロアには仕切りがなく開放的で、空間を広くとったレイアウトでした。

学ぶ意欲にあふれたメンバーから刺激を受けて

——続いて、社内の体制についても伺います。エンジニアの組織はどのような編成になっていますか?

プロダクト開発は、エンジニア、プロダクトマネジメント、UXデザイナーの3つの役割に分かれています。そのなかで、エンジニアチームは、インフラに携わる基盤系のチームとWeb及びモバイルアプリケーションを開発するチームに大きく分かれます。アプリケーション側のチームでは、あえてフロントエンドとバックエンドの開発役割を明確に切り分けていません。

「ユーザー課題を解決する」という大きな目的から考えたときに、必要以上に開発分野を制限しないほうが、より「マジ価値」なアウトプットにつながると考えているからです。たとえば「会計 freeeのこの機能」といった形でチームが編成され、1チームに4~6名のエンジニアが所属しています。

——開発の言語は社内で統一されていますか?

Webについては、バックエンドはRubyをメインにしていますが、最近はGoで書いているところも増えています。特定の開発言語へのこだわりはなく、まずは「どんな問題を解決したいか」の課題解決意識が先に立ちます。その目的のために最適な技術を使っていこう、というベクトルですね。

——社内での勉強会などはやっていますか?

いろいろな種類があります。エンジニアチームでは、「真剣.js」という企画を定期的に開催しています。「js」とついていますが、JavaScriptは関係ないです(笑)。エンジニア同士で技術交流をすることを目的に、それぞれの開発経験を発表しあっています。また、自然発生的に勉強会が立ち上がることも多いです。エンジニアチームでの社内コミュニケーションツールは主にSlackを利用しているのですが、そこで、「量子コンピューティングについて勉強したい人、手を上げてー!」とあるエンジニアが呼びかけたら、希望者が続出したので実際に開催する、といったような具合です。

——エンジニアの興味、好奇心から勉強会に発展しているんですね。

そうですね。学べる場所、刺激を受ける環境はあるから、学びたいなら自分で作っちゃえ! という文化はあると思います。受け身ではなく、自分で動いて取りに行く雰囲気が強いですね。技術が好きだから、自然と手や体が動いてしまう、結果として高い開発力を持っている、という印象のメンバーが多いです。私はfreeeのエンジニアの気質をよく、「攻撃力高めな、いぶし銀」タイプと表しています(笑)。

希望者は晩御飯も無料で食べられます。この日はこんな感じでした。

データ活用で次なるフェーズへ躍進!

——創業5年で大きな成長を遂げたfreee株式会社の、今後の展望を教えてください。

現在は、クラウドをベースにした会計ソフト、人事労務ソフト、会社設立を支援するサービスなど、業務系アプリケーションの開発、提供が主な事業です。その一方で、創業5年でユーザー様からお預かりする会計データは約80兆円、国家予算規模になりました。この貴重なデータを活用し、よりスモールビジネスを強く、かっこよくしていくことが中期的な目標ですね。業務の効率化にとどまらず、freeeを利用する事業者様の潜在的なポテンシャルを引き出すような取り組みを始めています。

——すでに次なるサービス開発が始まっているのですね。

ええ。金融機関と連携して新しい融資の仕組みをつくったり、ビッグデータを活用して経営への指針となるようなアドバイスを提供したり、といったことを考えています。理想としてはカーナビのように、「それぞれの事業者様が目指したい仕事の理想像に、freeeが自然に連れて行ってあげる」ようなサービスの展開ができればと思っています。

——サービスを開発するうえで大切にされていることはなんですか?

私たちのサービスは、いわゆる大企業に向けたシステムエンジニアリングのような個別カスタマイズの開発をするのではなく、不特定多数の方に統一規格のプロダクトを広く開発・提供するものです。単純に言われたものを打ち返すだけでは、多くの方に使っていただけるサービスとはなりえない。かといって既存のサービスの延長線上のものを提供していては、ユーザーさんの課題解決に結びつかない。だからこそ、課題の本質に迫る努力が欠かせません。弊社のサービスは10年後、20年後も使っていただく、インフラのようなサービスに位置付けられるとも思っています。その社会的責任の高さは、やりがいにもつながるものだと考えています。

——最後に、御社に応募を検討されている学生に向けて、メッセージをお願いします。

弊社にはエンジニアリングが大好きで、勝手に手が動いてしまう!という社員ばかり。「ものづくりやエンジニアリングでユーザーにいいインパクトをもたらしていきたい」との思いがある方にとっては、非常に楽しく、刺激的な環境だと思います。大学時代はぜひ手を動かし、たくさんの経験を積んでください。好奇心が連鎖して、いろいろなものにふれるほどに、自己認識の解像度や会社を見るときのアングルも増えてくると思います。その経験が、いいキャリア選択にもつながります。たくさんの経験を積んで見えてきた方向性が、弊社と重なればこんなにうれしいことはありません。まずは気軽にオフィスを見にきていただくのも大歓迎! ベンチャーやBtoBビジネスの雰囲気を感じていただけると思います。お待ちしています!

撮影には昨年paiza新卒を使って入社された新入社員の方にも加わっていただきました。
お二人ともありがとうございました!

森さん、ありがとうございました。

写真でもわかる通り、freeeのオフィスは会計ソフトのイメージをくつがえすような開放的でおしゃれな空間。さらに、夕食の支給やオフを充実させる社員の部活動、さまざまなイベントが開催されるなど、働きやすい環境も魅力です。ますます成長するエネルギーあふれる企業で、自分の技術を使って世の中に貢献していきたいと考えている方は、ぜひfreeeの求人票をチェックしてみてください。

freee株式会社のますますのご発展をお祈りしております。



カテゴリ一覧

「paiza新卒」を使い就職した学生、新入社員として働いている方へのインタビューに加え、
企業の採用担当者へのインタビューを掲載しています。