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企業インタビュー 株式会社船井総研デジタル

株式会社船井総研デジタル
ハッカソン形式のOpenAIワークショップとは

中堅・中小企業に特化した総合コンサルティンググループである船井総研ホールディングス。そのデジタル領域を担うのが船井総研デジタルです。日本経済を支える中小企業をDXの面からサポートする同社の取り組みは、社会全体の活性化に貢献しています。

今回は、船井総研デジタルの事業内容やエンジニアの働き方、6月22日に開催される25卒向けOpenAIワークショップについて、お話を伺いました。

今回お話を伺ったのは、以下の2名です。

執行役員・クラウドソリューション事業本部
竹下圭さん

エンジニアリンググループ デベロップメントチーム チーフエキスパート
本多俊之さん

ワークショップ紹介

20年間クレーム0・高品質がウリ◎エンジニア直接指導!OpenAIワークショップ(優秀者は最終選考!)

先輩社員が作成したプログラムをもとに、Azure OpenAI Service を使ったマルチメディア FAQ サービスをつくる、開発ハッカソン型のインターンシップを開催。現役エンジニアと今話題のOpenAIを活用した最新技術を体感できるワークショップです。

※ワークショップの詳細は上記リンクからご確認いただけます。

【開催日時】6月22日(木)10:00~17:00
【場所】 芝オフィス 10階
〒105-0014 東京都港区芝 3-4-11 芝シティビル 10階

中堅・中小企業の成長に不可欠なDX支援を担う

(以下、敬称略)

――まずはお二人のご経歴、現在どのようなお仕事をされているのかについてお聞かせください。

竹下:船井総研デジタルは、もともとは船井総研ホールディングスにあった2つの事業会社が合併し、2022年に設立された会社です。わたしは合併する前の新和コンピュータサービスという社名だったころから、ITエンジニアとして在籍しています。今は執行役員という立場で、船井総研デジタルのエンジニアリングの責任者をしています。

本多:わたしのキャリアは、最初は家電メーカーで携帯電話やスマートフォンに搭載するアプリ開発をしていました。それで、最後の5年ほどは管理職をしていたのですが、やはりエンジニアとして自分で手を動かしたいと思って、別な会社に転職しました。そこでは開発から運用までいろいろ経験できたのですが、既にベースが完成したものの保守やメンテナンスをすることが多かったんです。それで、新しいものを開発してみたいと考えて、今年に入ってpaiza経由で船井総研デジタルに入社しました。

竹下:ちなみに、本多のスキルチェックのランクはSでした。まだ入社したばかりですが、すでにすごい存在感を発揮してくれています(笑)。

本多:存在感についてはよくわかりませんが……(笑)。

――ありがとうございます! 竹下さんにうかがいたいのですが、船井総研ホールディンスは中堅・中小企業に特化した経営コンサルティングというイメージがあります。船井総研デジタルはグループとしてどのような役割を担っているのでしょうか?

竹下:おっしゃる通りで、船井総研グループは中堅・中小企業向け経営コンサルティングで日本最大級となるグループです。現在、企業経営にとってDX(デジタル・トランスフォーメーション)は喫緊の課題であり、経営コンサルティングもデジタル領域の重要性は非常に高まっています。中堅・中小企業がボトムアップしていくためには、当然経営体質を変えていく必要があり、生産性も上げていかなければなりません。そういったときには、やはりITの技術は欠かせない存在です。

船井総研デジタルは、グループ企業とともにお客さまに向けたデジタル領域への支援でバリューを発揮するだけなく、ホールディングス全体のDXを推進していくことで、グループ企業同士での相乗効果を発揮するための役割を担っています。

――船井総研ホールディングスとしても重要な役割を担っていらっしゃるんですね。こちらは本多さんにお聞きしたいのですが、エンジニアとして船井総研デジタルに感じた魅力や入社の決め手になった部分を教えてください。

本多:まず入社の決め手からお話しすると、わたしの場合、前職でAzureをずっとやっていたので、Azureの技術を中心にすえた採用をしている点が一番大きかったですね。それに加えて魅力に感じた点は、入社後にしっかりと勉強させてくれる環境が整っていることでした。新人であっても入社後すぐに案件に入りOJTで教えていくことはなく、しっかりとトレーニング期間を経て案件にアサインされることは魅力でした。

――たしかに、入社後のトレーニングやオンボーディングをしっかりとおこなってくれる企業は、エンジニアとしても安心感がありますね。具体的にはどのようなトレーニングをおこなっているのでしょうか?

竹下:全体像からお話しすると、採用した方のキャリアやスキルによって違いはあるものの、最長で1年間かけてしっかりと研修をおこない、それからプロジェクトにアサインするようにしています。ただし本多のように経験やスキルのある方については、1年もかけるのはもったいないので、期間や研修の中身、カリキュラムは変えるようにしています。

たとえば本多のような優秀なエンジニアの場合は、Azureに関する資格取得を進めてもらいながら、他のトップエンジニアとともにチームを組んでAzureに関するR&Dを推進してもらっています。ノウハウを蓄積することで、お客さまのご要望にすぐにお応えできるような開発力をチームとして身に着けていく試みです。

船井総研デジタルがAzure開発にこだわる理由

――さきほどからお話にあがっている通り、船井総研デジタルではAzure開発に注力されています。その理由をお聞かせください。

竹下:船井総研デジタルがAzureに注力する理由は2つあります。当社は2022年設立の新しい会社です。そのためわたしたちにはしっかりとした軸や他者より秀でた武器が必要だと考えました。クラウドが今後のIT業界のメインステージであることは間違いないわけですが、そう考えたときに、選択肢としてAWSやGoogle Cloudは他社でもやっていることで、差別化要因としてAzureを選んだというのが理由の1つとなります。

もう1つの理由は、Azureの世界シェアが拡大している点にあります。世界シェアでみると、AWSのシェアが33%ほどで、長らくトップシェアの座にいます。そのようななかで、少しずつAWSとの差を縮めているのが、Azureです。ポイントの縮まり具合からみても、数年後にはAWSに追いつく勢いをみせています。世界的にはそのような流れになっているので、やがてその流れは日本にもやってくる、だからこそ船井総研デジタルでは先行してAzureに注力するという選択肢をとりました。

――このようなシェア拡大には開発者からも支持されていることが要因かと思いますが、開発者が享受するメリットも大きいのでしょうか?

本多:そこは非常に大きいと思います。Azureにかぎらず、Microsoftは開発者体験にも非常に力を入れています。エンジニアの多くが使っているVisual Studio CodeはMicrosoftのものであり、GitHubもMicrosoft傘下のプラットフォームです。Azureはこういった生態系のなかに存在しています。そういったツールやプラットフォームの連動性という観点でみても、AWSよりも快適な開発者体験ができると考えています。Azureは比較的後発のクラウドではありますが、その分AWSなどと比べて差別化を図っていることが特徴です。そういった点では現在話題になっているAIの活用によって、Microsoftが注力してきたことが今後より鮮明になってくると思います。

――なるほど。MicrosoftはOpenAIとパートナーシップを結んでいることからも、AzureはAI領域との親和性も高まっていきそうですね。

竹下:その点についても非常に重要で、今年に入ってから、Microsoftのプロダクトに続々とAIが組み込まれていっている展開になっています。ここで重要なのは、これまで企業の機密情報や個人情報の漏洩に懸念のあったOpenAIの技術が、AzureのSLA(Service Level Agreement=サービス品質保証)と高いセキュリティレベルが保証されたなかで活用可能になった点です。つまり、企業にとってAzureを介してOpenAIの技術を活用すれば、SLAの範囲内でサービスレベルが保証され、セキュリティや機密保持も担保されるということです。Microsoft自体が世界最大級のセキュリティ・ベンダーでもある点からも、今後のAI時代にAzureの存在感は増していくでしょう。

ハッカソン形式のOpenAIワークショップを開催

――6月22日に開催される25卒向けOpenAIワークショップも、Azure上の環境でOpenAIの技術を活用するもののようですが、どのようなプログラムになっているのでしょうか?

本多:OpenAIに関しては話題となっているので、学生の皆さんも関心が高いのではないかと思います。一方で、技術をしっかりと活用するにはコストもかかりますし、情報を一人でキャッチアップすることも大変です。

そのため、今回はハッカソンのような形式でチームを組み、お互いの知識を共有しつつ技術を体験していただくワークショップを実施します。

具体的には、Azureの開発環境を提供し、そのうえでChatGPTと他サービスを組み合わせることでマルチメディアFAQサービスをつくり、その精度の高さを競っていただく予定です。船井総研デジタルの現役エンジニアも参加するので、お互いの情報共有やできあがった成果などはわたしたちにとっても学びになると思っています。短時間ではありますが、学生の皆さんとともによい刺激になるワークショップになると考えているので、とても楽しみですね。

――なるほど、情報共有もしつつ、お互いの刺激になるようなプログラムになっていますね! 今回は船井総研デジタルの本社での開催なので、実際に働いたときのイメージもつかみやすそうですね。

竹下:わたしたちの所属するクラウドソリューション事業本部は、高い自由度と心理的安全性を意識したチームづくりをしています。楽しみながら、誰もが忌憚なく話ができて、ワイワイやる。そういったカルチャーを感じてもらいたいと考えています。本当は実際のオフィスでやりたいところなのですが、最近出社率が高くなっているのでそれはかなわず……(笑)。

今回は新入社員研修もおこなうミーティングルームでの開催ですが、あまりかしこまった話はせずに、実際のワークショップを通してわたしたちの働き方やカルチャーを感じていただきたいと考えています。

――かなり楽しいワークショップになりそうですね! お二人にうかがいたいのですが、今回のワークショップではどのような方とお会いしたいとお考えですか?

本多:そうですね。やはり最新の技術に関心のある方とお会いしたいと考えています。今回OpenAIの活用をテーマにしているので、参加者にはそういう方が多いと思います。エンジニアとしてやっていこうとすると、その時点で最新の技術を身につけても、すぐに自分の技術が古くなってしまいます。

そのため、新しい技術を取り込んでいく姿勢が必要です。今回のワークショップは最新技術に関心がある者同士で、お互いにとってよい経験になると思っているので、わたしとしても楽しみにしています。

竹下:わたしとしても、技術をキャッチアップしていくこと、プログラミングをすることが楽しいと感じている方とぜひお会いしたいです。

やはりITの業界や仕事は『ファン』や『ジョイ』といった感覚がとても大事なので、それを持っている方に出会えたらうれしいですね。なので、今回のワークショップは完全未経験だと厳しいかもしれませんが、大学生活の中である程度技術的なことに触れていたり、自分で情報をキャッチアップしたりして、いろいろと挑戦してみたいと思っている方は、とても楽しんでいただけると思います。

AI時代の最新技術に挑戦できる会社

――さきほど研修の話題があがりましたが、新卒で船井総研デジタルに入社した際のメリットについて教えてください。

竹下:そうですね、まずはやはりさきほどの通り、わたしたちは手厚い研修制度を設けて、しっかりとトレーニングしたうえでプロジェクトにアサインするということがあげられます。

さらに、わたしたちの組織風土はとてもフラットかつオープンで、自由度が高いことが特徴です。自分の挑戦したい技術などがあればそれを汲み取り、サポートします。

また、キャリア形成についても相談しながら進めていけるようにしているので、IT業界に入ることを不安に思われている方でも「わたしたちの組織であれば大丈夫だ」と胸を張っていうことができますね。

本多:わたしが入社して感じたのが、エンジニア同士が自分の仕事だけをしているのではなく、すすんで自身が持っている技術を共有し合う風土があることです。たとえば、自主的に勉強会を開いて、エンジニア同士が技術を共有し合う機会が多くあります。そういった自由闊達でお互いに切磋琢磨できる環境はとてもよいと思います。

――竹下さんは執行役員という立場ですが、フラットでオープンな組織風土をつくるために意識していることはありますか?

竹下:わたしが重視しているキーワードとしては「心理的安全性」があります。フラットでオープンな組織風土を保つためには、やはりすべてのエンジニアに対しての信頼とリスペクトが大切ですが、それに加えて「嫌なやつにならない」ことがとても大事だと考えています。

「嫌なやつ」になるというのは、環境的な側面が密接に関わっています。結果や成果だけにとらわれてしまうと、周りへの対応が悪くなってしまいがちで、結果として「嫌なやつ」になってしまうんです。そうならないための仕組みや雰囲気、環境を整えていくことがわたしの仕事であり、なにより安心して働けることはとても重要であると考えています。

――ありがとうございます! それでは最後に、今回のワークショップに参加する方や、25卒の就活生に向けたメッセージをお願いします!

本多:IT技術に関心があっても、実際につくってみるということに自信がない方でも、船井総研デジタルはチーム開発なので、コミュニケーションをとりながらスキルを吸収できます。

今回のワークショップでも、チームとして自分が貢献できるところや手応えを感じる機会になると思います。そういった自分の知識や技術の現在地を知ることができ、なにより楽しめるイベントになると思います。ぜひ参加していただければと考えています。

竹下:船井総研デジタルに入ってもらえれば、新しい技術に挑戦できます。とくにAIに関しては、ChatGPTが登場してから、大きく流れが変わってきています。これまでのAIと違い、さまざまなユースケースが出始めている。まさに産業革命前夜という雰囲気が出てきているところです。これからも、今までは考えられなかったようなことや、新しい使い方がどんどん増えてくると思っています。そういった新しい体験が、わたしたちの会社に入ることで、いち早く体験できる。ぜひ一緒に新しいことやっていきましょう!


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