スキルPRの書き方とポイント
paizaのプロフィール欄には、開発経験やプログラミング言語経験などが入力できますが、実務経験なしでエンジニアを目指している人は書き方に悩むことも多いと思います。
ここでは、自分で勉強してきた内容や身につけたスキルがしっかり伝わるスキルPRの書き方の例を解説します。
開発経験
プログラミング経験や業務経験について記入します。経験がない項目は未記入で構いませんが、個人で勉強した内容もスキルPRになりますので積極的に記入しましょう。
開発をした経験のある分野を選択します。(複数選択可能)
例えば、業務経験がなくても個人で簡単なWebサイトとスマホアプリを作成したことがあるという人は「Web開発(フロントエンドエンジニア)」と「スマートフォンアプリ開発(ソーシャルゲーム開発)」を選択し、実務経験はそれぞれ「趣味 or 1年未満」を選択します。
開発をした経験があるものの詳細を選択します。(複数選択可能)
例えば、業務経験がなくても個人で簡単なWebサイトとスマホアプリを作成したことがあるという人は「Webサイト、CMS」と「スマートフォンアプリ」を選択し、実務経験はそれぞれ「趣味 or 1年未満」を選択します。
経験のある開発プロセスを選択します。(複数選択可能)
例えば、テスターの業務経験が1年半ある人は「テスト」を選択し、実務経験は「1年以上」を選択します。業務経験はないけど趣味でプログラミングの勉強をしている人は、「プログラムコーディング」を選択し、実務経験は「趣味 or 1年未満」を選択します。
業務で使った経験がある、もしくは個人で勉強しているプログラミングを選択します。(複数選択可能)
例えば、業務経験がなくても個人でRubyとJavaの勉強をしている人は「Ruby」「Java」を選択し、実務経験はそれぞれ「趣味 or 1年未満」を選択します。
業務で使った経験がある、もしくは個人で勉強しているフレームワークを選択します。(複数選択可能)フレームワークを使った経験がない場合は未記入で構いません。
例えば、個人で開発をする際にRuby on Railsを使った経験がある人は「Ruby on Rails」を選択し、実務経験は「趣味 or 1年未満」を選択します。
業務で使った経験がある、もしくは個人で勉強しているデータベースを選択します。(複数選択可能)データベースを使った経験がない場合は未記入で構いません。
例えば、MySQLの使い方を勉強しているという人は「MySQL」を選択し、実務経験は「趣味 or 1年未満」を選択します。
業務で使った経験がある、もしくは個人でしているクラウドプラットフォームを選択します。(複数選択可能)クラウドプラットフォームを使った経験がない場合は未記入で構いません。
例えば、AWSの使い方を勉強しているという人は「Amazon Web Service」を選択し、実務経験は「趣味 or 1年未満」を選択します。
業務で使った経験がある、もしくは個人で勉強しているインフラ管理のソフトウェアやプラットフォームなどを選択します。(複数選択可能)インフラ管理の経験がない場合は未記入で構いません。
例えば、Dockerの使い方を勉強しているという人は「Docker」を選択し、実務経験は「趣味 or 1年未満」を選択します。
業務で使った経験がある、もしくは個人で勉強しているAIやデータ分析用のライブラリやフレームワークなどを選択します。(複数選択可能)AIやデータ分析の経験がない場合は未記入で構いません。
例えば、NumPyを使って機械学習の勉強をしているという人は「NumPy」を選択し、実務経験は「趣味 or 1年未満」を選択します。
業務で使った経験がある、もしくは個人で勉強しているバージョン管理ツールやプロジェクト管理ツールを選択します。(複数選択可能)これらのツールを使った経験がない場合は未記入で構いません。
例えば、個人の開発でGitHubを使っているという人は「GitHub」を選択し、実務経験は「趣味 or 1年未満」を選択します。
業務でのマネジメント経験を入力します。エンジニア以外の職種でも、マネジメントをした経験がある人は入力できます。マネジメント経験がない場合は未記入で構いません。
例えば、4人体制のチームでOJTを1年半担当したことがあるという人は「メンバー育成(OJT、メンター)」を選択し、実務経験は「1年以上」を選択します。
開発業務で経験したことのある開発手法を入力します。(複数選択可能)業務経験がない場合は未記入で構いません。
例えば、ウォーターフォール開発を1年半経験したという人は「ウォーターフォール」を選択し、実務経験は「1年以上」を選択します。
業務で使った経験がある、もしくは個人で使っている統合開発環境やエディタを選択します。(複数選択可能)これらのツールを使った経験がない場合は未記入で構いません。
例えば、個人の開発でVimを使っているという人は「Vim」を選択し、実務経験は「趣味 or 1年未満」を選択します。
アウトプット
個人で作った制作物などのアウトプットがあると、意欲やスキルが伝わり、企業に注目されやすくなります。積極的に記入しましょう。
制作物PR
制作物は複数記入できます。
一言でいうと何に使うシステムやアプリなのかを書きましょう。
【例】タスク管理ツール
制作物の機能や仕様の特徴、完成品のURLなどを記入しましょう。まずどんな制作物なのかを説明してからアピールしたい機能や今後の展望などにフォーカスしていくと、明確で伝わりやすい詳細説明になります。
【例】タスクと締め切りを登録して管理できるツールです。締め切り日に終わっていないタスクがあると、Slackに通知を飛ばします。今後はGoogle Calendarとも連携させてカレンダーからもタスクを閲覧できるようにする予定です。
なぜその制作物を作ろうと思ったのか、きっかけやエピソードを記入しましょう。想定しているユーザーなどがいる場合はあわせて記載するとよいでしょう。
【例】仕事が忙しいときにプログラミングの勉強がうまく進められなかったことから、やりたいことをジャンルごとにタスク化して管理をするために作りました。
開発に使った技術を記入しましょう。
なぜそれらの技術を使おうと思ったのかを記入しましょう。
【例】まずはWebサービスの作り方を習得するためにRuby on railsを採用しました。また、フロントエンドの勉強をするためにNode.jsを使いました。
GitHubなどで制作物のコードを公開している場合はURLを記載しましょう。
ソーシャルアカウント
GitHubアカウントなど
GitHubでコードを公開している人はアカウントのID、Qiitaや技術ブログを公開している人はURLを記載しましょう。意欲やスキルが伝わり、企業に注目されやすくなります。ただし、まったく更新されていないものを書くのは逆効果です。GitHubなら制作物のリポジトリが複数あるもの、Qiitaなら執筆した記事が複数あるものが望ましいでしょう。
TwitterなどのSNSアカウントは、投稿している内容に注意しましょう。ネガティブなことを多く書いているアカウントや個人的なアカウントは公開しないほうがよいでしょう。
その他
その他PR項目
その他の勉強している内容や取り組んでいることなどがあれば記入しましょう。自由に記述できるエリアなので、個人で取り組んだ課題や取得した資格などもアピールできます。
【例】
競技プログラミングにおける各サイトのレート(アカウント名:○○○○)
AtCoder ○○○○(解いた問題数:300問)
Codeforces ○○○○(解いた問題数:200問)
資格
2021年○月 資格 ITパスポート 基本情報技術者取得
機械学習についての勉強
NumPy、Pandas、Matplotlib、Seabornなどのライブラリを使ったデータ分析の手法や統計について勉強しています。
語学
エンジニアは英語のドキュメントに触れることもあるため、英語のレベル感を選択しておきましょう。