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転職成功ガイド

面接対策

よくある4つの失敗パターンと対策

面接でよくある失敗例

このページでは、採用担当者からの面談フィードバックをもとに、面接でよくあるNGパターンをご紹介します。事前の準備や、伝え方・意識を少し変えるだけでで大きく改善できる部分もあるのでしっかりポイントを押さえておきましょう。

パターン1:準備・企業調査不足

質問

弊社のどんな点に興味をもっていただけたのですか?

NG回答例

「スカウトメールをもらったから来ました」

「○○のサービスに興味があります」(しかし、実際にはサービスは半年前に終了していた)

採用側の視点

下調べや準備が不足していると、本気で転職をしたいという熱意を感じない。さらに、仕事の段取りも悪いのではないかと思ってしまう。せめて自分の希望とこの会社の何がつながると思ったかは話してもらいたい。

OK回答例

「御社の求人情報やコーポレートサイトを拝見しました。●●の開発事例が多く、その点が○○のキャリアを伸ばしたいという自分の希望と合致しており、とても魅力に感じています」

回答のポイント

応募するからには、最低でもその企業が現在どんな事業をやっているのか、どういうサービスを提供しているのか、くらいは一通り調べておきましょう。

パターン2:未経験職種なのに希望年収が高い

質問

ご希望の年収を教えてください。

NG回答例

「前職が500万円だったので、少なくとも600万円以上はほしいなと思っています」(応募した求人の想定年収は350〜450万円)

採用側の視点

転職で給与増を希望する人は多いが、希望年収が会社の想定する金額を超えていると採用は難しくなる。特に、未経験者は前職までの実績がないため、自作でしっかりしたサービスを作っていた人などの一部の例外を除いては、いきなり高年収で迎えることはない。想定年収よりも高い金額を提示してくる人がいるが「実績もないのになぜこんなに強気な金額を求めているのだろう」「本当に転職を考えているのかな?」と感じてしまう。

回答のポイント

転職で年収アップを目指すのは悪いことではありません。しかし、未経験職種への転職は、多くの場合それまでの実績がありません。よほど成果物でアピールできるものがない限りは、年収は下がるのを覚悟しましょう。入社後、きちんとスキルアップできれば年収は自然と上がっていきます。

パターン3:正直に言いすぎてしまう

質問

現在応募されている中で弊社の志望順位は何番目ですか?

NG回答例

「今、他に3社選考中です。志望順位は、御社は3番目です」

採用側の視点

あまりにも正直すぎる。志望度が低いのは仕方がないが、そう言われてしまうと、もし他に弊社を希望してくれる人がいたらそちらを優先せざるをえない。

回答のポイント

自社への興味、志望度が低いと判断された場合、他の候補者を優先されてしまうことがあります。複数の企業に並行して応募する場合、どうしても志望順位がついてしまうのは仕方ありません。

しかし、選考を受ける中で志望順位が変動することはよくありますし、志望順位が高い企業から必ず内定が出るとも限りません。戦略として、多くの選択肢を持っておくことは重要です。選考を辞退したいくらい希望と違っていた場合はともかく、入社してもいいと思っている企業なのであれば「甲乙つけがたく悩んでいる」などと伝えるといいでしょう。戦略と割り切って「今のところ、御社が第一志望です」と言い切ってしまうのもひとつの手です。

パターン4:ネガティブな前職・現職批判

質問

転職の理由はなんですか?また、もし転職されるなら、いつご入社可能ですか?

NG回答例

「前職は評価が不当で、もう我慢できません!引き継ぎもする気はないので、御社ですぐに働けます!」

採用側の視点

一方的に会社が悪いと決めつけるのは疑問ですし、引き継ぎをしないで辞めるのは社会人として無責任です。単に「○○をやりたくない」という気持ちが強く、逃げるために転職をしているのではないかという印象を受けました。

回答のポイント

転職理由は、ネガティブな要素もあるかもしれませんが、前向きな表現にすると聞き手が受ける印象も大きく変わります。表現を工夫するようにしましょう。

ITエンジニアの実務経験がない方は転職理由を答えるのが難しいと感じるかもしれません。中途転職の場合、できれば前職で得た経験をなんらかの形で活かせるよう、よく聞かれる質問に対しての回答の準備をしっかりしておくと安心です。

企業からのフィードバック事例

採用の必須要件となる部分やスキル不足による不合格は仕方がない部分もありますが、仕事への意欲など、マインド面で不合格となる事例も少なくありません。よくある採用企業からのフィードバック事例をまとめます。

  • 技術に対する興味が薄く、エンジニアとして伸びしろが少ない印象。
  • Web開発を希望されているが、個人でWeb開発に取り組んだ経験がほとんどない。
  • 仕事に対するコミットメント(納期や品質の目標を守る姿勢)が弱い印象。
  • 人柄はまじめだが、受動的な考えが多く少し積極性が物足りない。

重要:意欲を伝えて実務経験不足を補って好評価を得た事例

「お願いする業務は未経験部分が多く入社後にキャッチアップが必要がありますが、人柄はやる気と熱意がある方なので、ぜひ次の選考に進んでいただきたいです!」(採用担当からの面接後フィードバック)

こちらの例のように候補者の方の中には、企業からのフィードバックで「実務経験は不足している」という場合でも、本人のスキルキャッチアップへの意気込み(業務での経験はなくても個人で開発をしているなど)や、仕事や応募企業への熱意などスキル以外の評価ポイントで補い、好評価となる場合も多くあります。転職時だけでなく、普段からの仕事への姿勢が大事ですね。