面接でよくある失敗例
このページでは、採用担当者からの面談フィードバックをもとに、面接でよくあるNGパターンをご紹介します。事前の準備や、伝え方・意識を少し変えるだけでで大きく改善できる部分もあるのでしっかりポイントを押さえておきましょう。
パターン1:準備・企業調査不足
質問
弊社のどんな点に興味をもっていただけたのですか?
NG回答例
「スカウトメールをもらったから来ました」
「○○のサービスに興味があります」(しかし、実際にはサービスは半年前に終了していた)
採用側の視点
下調べや準備が不足していると、本気で転職をしたいという熱意を感じない。さらに、仕事の段取りも悪いのではないかと思ってしまう。せめて自分の希望とこの会社の何がつながると思ったかは話してもらいたい。
OK回答例
「御社の求人情報やコーポレートサイトを拝見しました。●●の開発事例が多く、その点が○○のキャリアを伸ばしたいという自分の希望と合致しており、とても魅力に感じています」
回答のポイント
応募するからには、最低でもその企業が現在どんな事業をやっているのか、どういうサービスを提供しているのか、くらいは一通り調べておきましょう。
パターン2:未経験職種なのに希望年収が高い
質問
ご希望の年収を教えてください。
NG回答例
「前職が500万円だったので、少なくとも600万円以上はほしいなと思っています」(応募した求人の想定年収は350〜450万円)
採用側の視点
転職で給与増を希望する人は多いが、希望年収が会社の想定する金額を超えていると採用は難しくなる。特に、未経験者は前職までの実績がないため、自作でしっかりしたサービスを作っていた人などの一部の例外を除いては、いきなり高年収で迎えることはない。想定年収よりも高い金額を提示してくる人がいるが「実績もないのになぜこんなに強気な金額を求めているのだろう」「本当に転職を考えているのかな?」と感じてしまう。
回答のポイント
転職で年収アップを目指すのは悪いことではありません。しかし、未経験職種への転職は、多くの場合それまでの実績がありません。よほど成果物でアピールできるものがない限りは、年収は下がるのを覚悟しましょう。入社後、きちんとスキルアップできれば年収は自然と上がっていきます。
パターン3:正直に言いすぎてしまう
質問
現在応募されている中で弊社の志望順位は何番目ですか?
NG回答例
「今、他に3社選考中です。志望順位は、御社は3番目です」
採用側の視点
あまりにも正直すぎる。志望度が低いのは仕方がないが、そう言われてしまうと、もし他に弊社を希望してくれる人がいたらそちらを優先せざるをえない。
回答のポイント
自社への興味、志望度が低いと判断された場合、他の候補者を優先されてしまうことがあります。複数の企業に並行して応募する場合、どうしても志望順位がついてしまうのは仕方ありません。しかし、選考を受ける中で志望順位が変動することはよくありますし、志望順位が高い企業から必ず内定が出るとも限りません。戦略として、多くの選択肢を持っておくことは重要です。選考を辞退したいくらい希望と違っていた場合はともかく、入社してもいいと思っている企業なのであれば「甲乙つけがたく悩んでいる」などと伝えるといいでしょう。戦略と割り切って「今のところ、御社が第一志望です」と言い切ってしまうのもひとつの手です。