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就活成功者インタビュー 立柳紀林さん

求人票以上の情報が見えた
カジュアル面談で見つけた理想の企業に内定

今回は、paiza新卒を使い18卒として内定を勝ち取った立柳紀林さん(26歳)にお話を伺いました。

入社のおよそ1年前に早々と内定を勝ち取った立柳さん。一見順風満帆な就職活動に見えますが、学生時代は浪人や留年した経験があり「履歴書的には決してきれいではない」そう。さらに、情報系の学部出身ではなく、エンジニアを本格的に目指したのは就活開始時。内定が決まる5カ月前からだったといいます。就活開始当初は「求人票を見ていても、業務内容や会社の雰囲気などもよくイメージできないことが多かった」という立柳さん。そんな彼が短期間で内定を獲得できた理由とは何だったのでしょうか。

就職活動で使ったのはpaizaだけ

――内定おめでとうございます。まず、エンジニアを目指したきっかけを教えてください。

最初は「プログラミングで食べられるようになったらいいな」くらいの気持ちで、そのときは絶対にエンジニアで、というわけではなかったんです。ただ、実際にプログラミングスキルを使う仕事ってなんだろうと求人を調べていたらエンジニアばかりだったので「じゃあエンジニアなのかな」と。

――プログラミングがお好きだったのですね。始めたきっかけは何だったんでしょうか?

私は情報系の学部出身ではなくて、電子機械工学をやっています。専攻は医療工学で、工学を医療へ応用するための研究をしています。本来は結構アナログな部分が多い分野なんですが、その中で画像処理を扱っていて、その周辺知識としてプログラミングを知ったのがきっかけですね。現在、修士課程の最終年ですが、最初にプログラミングに触れたのは大学4年生の頃だったと思います。

研究を進めるだけであれば、必要なのは画像処理の知識だけでいいのですが、ちょっとプログラミングをやってみたら結構面白かったので、独学で勉強するようになりました。どうコーディングしていくかとか、競技プログラミングとかですね。主にPython、あとはC++をやっています。その勉強の中でさまざまなサイトを見るようになり、その中の1つにpaizaラーニングがありました。その後、paiza新卒を使って就職活動ができることを知り、そちらも使うようになりました。

就職しようと決めた時点では、エンジニアでキャリアをスタートさせたいとは思っていましたが、きちんと決めていたことはそれくらいです。残りは冬以降に一気に対策を始めましたね。

――勉強の一環でpaizaを使うようになったのですね。就活では、paiza新卒も含めて、いくつくらいの求人媒体を使われていましたか?

大手のサイトやエンジニアに特化したサイトなど、paiza新卒を含め4つほど登録していました。その中で、応募までしたのは結局paiza新卒だけでしたね。

実は当時、求人情報が大量にある中で、どういう軸で選んでいいのかがあまり固まっていませんでしたが、paiza新卒からスカウトが届くようになったんです。その中から選別していく形にすることで、見なければいけない情報の量を減らすことができました。スカウトを見比べながら「自分がどういうことに興味があるのか」を考えて軸を固めていきましたね。それに、paiza新卒の求人票は他のサイトのものよりも内容が分かりやすかったと思います。開発体制の話とかも載っているのでいいですね。

立柳さんの就活データ(18卒採用)
応募した会社数 20社
内定した会社数 3社
就活を始めた時期 2016年の12月
就活を終えた時期 2017年の4月

企業選びのポイントになったカジュアル面談

――企業選びの軸を固めていく中で重視したポイントを教えてください。

自社サービスをやっている企業にいきたいと考えていました。最初はしっかりとした軸が見えていなかったのでpaizaラーニングの業界構造のレッスン動画を見て勉強したりもしました。

とはいえ、それ以上の軸となるものがなかなか見えてこなかったので苦労しました。求人票を見ていても、当たり障りのない情報しか書いてなかったり、どうやって開発を進めているのか分からなかったり。情報系学部の出身ではなかったので、業務についての知識量が不足していたと思います。

結局、話を聞きに行かなきゃ分からないと感じて、paiza新卒のカジュアル面談を使いました。気になる企業に片っ端から応募しましたね。最初は一気に10社くらいは申し込んだと思います。ほとんどの企業で現場のエンジニアの方とお話をすることができて、業務内容やチームの雰囲気などのお話が聞けました。さまざまな企業のお話を聞いたうえで行きたい会社を絞り込んでいけたので、しっかりと企業選びができたと思っています。

それにカジュアル面談では、エンジニアを目指す自分に対して個人的なアドバイスをくれる方がいました。私は周りのエンジニア志望者の方と比べてWebのことを全然わかっていなくて、それがコンプレックスでしたが、面談でそれを話したら「こういう本がいいよ」とアドバイスをいただいて。とてもありがたかったです。

――カジュアル面談をうまく使っていただけたようでpaizaとしてもうれしいです。面接をやる中で、自分のことで何か気付いたことや得られたことはありましたか。

コミュニケーションについて、深く考えるようになりました。自分の中で、話を考えたり練ったりするのは得意なんですけど、いざ伝えようとするとなかなか難しいなというのは面接の中で強く感じました。

paiza新卒だと面接した企業からフィードバックがきますよね。就活を始めた当初はそこの評価が二極化していました。「コミュニケーションが苦手そう」とフィードバックする企業もあれば、「コミュニケーションがとてもうまい」と言われることもありました。そのときによって安定していませんでした。

なんでうまくいかないときがあるのか自分なりに分析してみて、話したいことをあれもこれも言おうと思っていたと気付きました。面談で全部話そうとすると、話が発散しちゃってうまく伝えられなくなっていたんです。それに気付いてからは、なるべく話を収束させるように意識して話をしました。面接の受け答えも安定したと思います。

あと、最初のころは面接でびくびくしていたと思います。どう思われるか分からないし、失敗するのが怖いとかって思いながら話していましたけど、割とどう思われるかどうかもそのときの運次第だし、どうでもいいから自分の話したいことを全部話して、自分だけは自信をもっておこうって開き直ったら、うまく話せるようになりました。

――その他に、就職活動される中で気をつけたところ、対策や工夫したところはありましたか?

エンジニアとしてどうなりたいかというのは、就活を始めるときにしっかり固めていました。企業の抱える課題について、エンジニアとしてどういう立ち位置で向き合っていきたいか、どの会社でも話すようにしていましたね。カジュアル面談では「こういうふうに考えているんだけど、どう思いますか?」と聞いてみたりもしました。フィードバックも見ながら、少しずつ軌道修正して、複数社と話していく中でさらに固めていけたと思います。そこの軸がしっかりしていたので評価してもらえたのかなと自分では思っています。

高校生のころは哲学の道を目指したこともあるという立柳さん。「哲学の勉強では、難しい本をさらに他の資料を使ってかみ砕いて理解することが多かったです。そのときの経験がプログラミングの学習にも生きていますね」

スキルで勝負できるpaizaだから就活がうまくいった

――最終的に3社から内定をいただいたそうですが、入社を決めた会社は他と比べてどこがよかったんでしょうか。

面接でお話を伺って、まずチームでの開発体制が整っているという印象を受けました。その会社はデザイナー、エンジニア、企画などの職種の壁がなく、プロダクトごとにチームを組んで運営していく体制でやっていて、それはとても魅力的に感じました。大きな決め手になりましたね。他の多くの企業では、エンジニアはエンジニアだけで独立して1つの島になっていると伺いましたから。

もともと非常に行きたかった企業ではあるのですが、面接でお話を聞いていくうちにさらに志望度が高まっていって、入社を決めました。

――就活を振り返ってみて、うまくいったと思いますか?

うまくいったと思います。就活を始めた当時は「全落ち」も覚悟していました。二浪して一留と、履歴書がきれいではなかったので、かなり苦戦するだろうなと思っていたんです。paiza新卒を使った理由の一つには、書類選考がなく、スキルで勝負できる点もありましたね。結果的には、周りの人たちよりも早く、志望度が高い会社から内定をいただけたのでかなりうまくいったんじゃないかと感じています。

――一方、就活に関することで、もっとやっておけばよかったなと思うことはありますか?

何より、就活を早く始めておけばよかったなと思いました。業界研究、企業研究をもっとやりこんでおくべきでした。恥ずかしながら、IRもしっかり読めないような状態で就活を進めてしまって、そこが分かればもっと絞り込んで応募できたんじゃないかなと反省しています。

さきほど話した求人票の見方についてもそうで、今でも分からない部分が結構多いです。待遇がどうか、などの比較も自分の中できちんとできてなかったですし、なんとなくの印象しかないんですよね。自分の中で明確に判断軸をつけて優劣をつけるっていうのができていなかったと反省しています。ずっと面談と面接だけでここまできてしまったので、本当はきちんと調べておくべきだったなと思っています。

あとは、もっと早いうちから何か形となるものを作っておけばよかったと思います。自分は成果物がほぼなかったので大変でした。周りの就活生を見ていても、多くの人が成果物を作って選考に臨んでいましたし、作っておけば面接で話がしやすかっただろうなと痛感しています。

――一方、就活に関することで、もっとやっておけばよかったなと思うことはありますか?

今年の9月に卒業予定なので、そこまではきちんと大学の研究を詰めていきたいと思っています。

卒業後はエンジニアになることに向けた勉強をしていこうと考えています。ずっと独学でプログラミングを勉強してきたので、今後は勉強会に積極的に参加していきたいですね。これまでは周りに聞ける人がおらず、分からないと本や解説しているブログを読んだりしていましたが、人に聞けなかったのはつらかったです。先日、就活絡みで他の方々と飲み会をする機会があり、やはり人から教えてもらうと本で読むよりも理解度が違うなと感じました。もっと参加しておけばよかったと後悔しましたね。プログラミングを理解する面でもネットワークづくりという面でも勉強会に参加したいなと考えています。

選考中にはある企業のインターンにも参加したそう。「たった2日間だけでしたが、現場の雰囲気や開発の進め方が分かっていい体験でした。参加したほうがいいと思います」

就活生へ、2つのアドバイス

――最後に、就職活動に臨む学生へのアドバイスをお願いします。

繰り返しになりますが、成果物は作っておくべきだと思います。勉強も、何かを作るための勉強をしてほしいです。プログラミング言語はツールなので、どう使ってものを作るか、という考え方が大事です。言語の仕様など、知的好奇心を満たす勉強も必要ですが、それにはまりこむとよくないです。その思考から脱するためにはものをつくるのが手っ取り早いと思うので、何かを作ることを意識してほしいです。

あとは、理想を言えば自分ももっと早く動いておくべきだったと思っています。18卒であれば、16年夏のインターンに参加できるように調べておかないといけなかったです。周りにはきちんと早くから動いている人もいて、その人は志望度の高かった大手企業へ就職を決めていました。逆にすごく勉強もできるし、ものも作れて尊敬できる友人が、何をしたいかの軸が決められず、実力に反して苦労しているのも見ました。当たり前のことですが、就活対策は早くから始めたほうが有利なので、少しでも動いてみてほしいと思います。

お時間をいただきありがとうございました。これからのご活躍をお祈りしています!

取材を終えて

ありがとうございました。

情報系出身ではなく、さらに浪人・留年と他の人と比べて少し遠回りをして就活に臨んだ立柳さん。しかし、独学でプログラミングスキルを磨き、目指すエンジニア像をきちんと固められたことが奏功し、結果的に3社もの内定を勝ち取りました。

paizaは、スキルがある人に適正な仕事をマッチングさせたいとの思いで運営しているサービスであり、立柳さんのような人がきちんと評価されたことはとても喜ばしく思います。

立柳さんのこれからのご活躍とさらなる飛躍を心からお祈りしております。

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