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企業インタビュー 株式会社ワークスアプリケーションズ

来てほしいのは、未来永劫残る綺麗なコードを書ける人

数多くの大手企業が採用する基幹系情報システムを手がけ、日本国内のみならず上海、シンガポール、インドといった海外への進出も目覚ましい株式会社ワークスアプリケーションズ。同社のERPパッケージ「HUE」は、エンタープライズ領域のコンピューティングに人工知能技術を導入したことで、業務システムのユーザビリティを大きく変えるものとして注目されています。

システムを作るエンジニアにも深い業務知識とビジネスデータへの理解が求められる基幹系情報システムの世界。ワークスアプリケーションズで採用を担当する森さんと広報担当の金田さんに、この仕事の裏側と求められる人材像を聞いてみました。


(左)森康真さん
株式会社ワークスアプリケーションズ リクルーティングDiv. テクノロジスペシャリスト採用責任者
(右)金田裕美さん
株式会社ワークスアプリケーションズ プロモーショングループ 広報担当

コードを見ればそのエンジニアの性格までわかる

――まずは人材採用にpaizaを利用しようと思ったきっかけを教えてください。

森さん: きれいなソースコードを書くことが大好きな人材を確実に採用したいという思いがあり、スキルが高い人材に手っ取り早くリーチできそうなpaizaを使い始めました。今では新卒のテクノロジスペシャリストはすべてpaizaのAランク以上で探しています。

――ありがとうございます。paiza経由で応募してきた人材にはどんな印象をお持ちですか?

森さん: 普通の求人チャネルでは見つけられない面白いバックグラウンドを持った人が多いな、と思いますね。文系出身だったり海外経験があったり、情報系学部といった枠におさまらないプログラミング好きに出会うこともあります。特にSランクには、これだけの人たちを見つけてくるのは大変だと思うレベルの人材が多いと思います。

――paizaにはエントリーシート(ES)による選考がありませんが、それについてはいかがでしょう?

森さん: 私自身もエンジニア出身ですが、エンジニア同士の場合、コードを見れば相手の考え方、思考がだいたいわかってしまうものなんですよね。履歴書やESよりも、ソースコードこそが最大のプロファイリングツールだと私は考えています。paizaもそうですが、弊社独自の選考でもコードを提出してもらうようにしているんですよ。弊社では常日頃からエンジニアたちがお互いのコードをピアレビューする文化がありますし、選考においても応募者がどういうコードを書いているかをとても重視しています。

テクノロジスペシャリスト採用責任者の森さん。元エンジニアで、今は技術に特化したエンジニアの採用を担当しています。

求めるのは未来永劫動き続けるようなコードを書ける人

――なるほど。ちなみに森さんはソースコードのどんなところを見ていますか?

森さん: 書くスピードよりもコードの質を重視します。弊社では、未来永劫にわたって残るようなきれいなコードが求められますので。それはつまり、保守性に長け、将来的な拡張やメンテナンスがしやすいコードであるということでもあります。

――具体的にはどのようなところを重視しているのでしょうか?

金田さん: ERP製品など、クライアント企業様に長く安心して使っていただくエンタープライズ分野では、スクラッチ&ビルドではなく、何十年も先までシステムを維持していくという責任がありますからね。

森さん: そうそう。そんな未来永劫動き続けるようなコードを書けるエンジニアというのは、膨大なプログラミング経験のなかで多くの壁にブチ当たって乗り越えてきた人たち、肌感覚で美しいコードを書けるレベルに行き着いたエンジニアたちなのだと考えています。

――コードの他に、選考全般で特に注意して見ているポイントがあれば教えてください。

森さん: 人材を見極めるポイントは職種のコースごとに違うと思うのですが、自分が担当している技術に特化したエンジニアの採用では、コンピュータサイエンスの基本的な技術・知識、およびなんらかの学問領域で深い理解があることを重視します。たとえばマシンラーニングやクラウド、AWSといった領域ですね。そうしたところでの学会発表や査読付き論文などがあれば、なお良いのではないでしょうか。

金田さん: それに加えて、高い成長意欲を持って仕事にコミットできるマインドがあるかが重要だと思います。同じ方向をみて、高い次元で議論をし合える仲間がいる環境はとても楽しいです。

広報担当の金田さん。エンジニアの採用についてだけでなく、ワークスアプリケーションズ全体に関するお話も幅広くお伺いしました。

若手に裁量を与え、新しい発想を尊重

――次に入社後の流れについて伺います。配属までの流れはどんな様子なのでしょう。

森さん: 新入社員は、入社後にまず研修を行います。研修の最初から、自分の理想とする製品を企画し、それを実装することを学んでもらっています。その課題を突破した人から順次、技術的な研修やブートキャンプを経て現場に配属されていくという流れです。現場に入れば、先輩エンジニアからのヒントやサポートはあるものの、作業のやり方を指定されることは基本的にはありません。そこも含めて自分で考えて作ってもらいます。

――そうした研修を経て、エンジニアの皆さんはどんな働き方をしているのでしょうか?

森さん: 若手のクリエイティビティを尊重し、裁量、そして最高難度の仕事を与えるというのが弊社のモットーです。製品開発に答えはないので、上司や先輩のやり方が正しいと思うな、とも言っています。

金田さん: 若手による新しいチャレンジや斬新な発想から、全社を支える仕組みや製品が生まれたこともありますし、それこそが弊社の大切にすべき企業文化なのだと思います。

グローバル企業らしく、社内全体の約4割が外国籍の社員。そのため「社内公用語は実質的に英語になっています」

能力ある人材には世界基準で最大限の待遇を

――エンジニアチームの構成、開発の言語やスタイルについて教えてください。

金田さん: 社内でのエンジニア比率は6~7割にはなると思います。そのうち、プロダクト開発を行う部門と、それぞれの製品に横断的に関与する研究開発部門があります。今回paizaで募集しているのは、研究開発部門になります。海外にも拠点を設けていて、開発現場は国境や言語も超えてボータレスに開発を行っています。また、社内全体の約4割が外国籍の社員です。

森さん: 開発の進め方はアジャイルに近いかな、とは思いますが、開発に用いる周辺ツールも含めて、細かいことはエンジニア個人に任せています。開発言語は基本的にサーバーサイドではJava、クライアントサイドではJavaScriptです。もっとも、採用の際には特に使用言語を絞った採用はしていません。自分の得意な言語を使いこなしてさえいれば、それがどの言語であっても、プラス評価もマイナス評価もしないですね。

――入社後のエンジニアの待遇面についてお聞きしてもよろしいでしょうか。

金田さん: 能力のある人材には、それに見合った報酬を用意する、そしてそれがマーケットでの最大限となるようにする、というのが弊社の考え方です。当然グローバルに拠点展開している企業として、世界基準の待遇となるようにもしています。

ビジネスデータの面白さを感じてくれる人に来てほしい

――ワークスアプリケーションズの今後の業務展開はどのようになっていくのでしょう。

森さん: 弊社の最大の強みは、多くの企業様のビジネスデータを持っていることです。ソーシャルネットワークではFacebookが、検索などの分野ではGoogleが、それぞれ膨大なデータを武器にしているように、やはりデータのあるところにしか仕事(ビジネス)は生まれません。ですから全世界で我々のサービスを使っていただくことが当面の課題・目標ということになります。

金田さん: 人工知能や自然言語処理の分野で活躍するトップエンジニアにも、私どもの持つビジネスデータに魅力を感じて転職してくる人材が多くいます。ビジネスデータの活用はまだ手つかずの領域なので、ブルーオーシャンに飛び込んで第一人者になれる可能性を感じてもらっているのでしょう。

――最後に、御社のエンジニアを志す学生たちへのメッセージをお願いします。

森さん: 弊社は、世界のオフィスワーカーの働き方を根本的に変えていきたい、というビジョンのもとで活動しています。その考えに共鳴してくれる人が応募してきてくれたらうれしいですね。それにビジネスデータという領域では、我々はトップランナーであるという自負がありますので、このビジネスデータの面白さを感じてくれる人に来てほしい。一緒にこの新領域でビジネスを伸ばしていければと思います。

お二人ともお忙しいなか、貴重なお時間をいただきありがとうございました!

森さん、金田さん、ありがとうございました。エンジニアにとってソースコードが履歴書以上のプロファイリングツールになるという話題には、paizaとしても思わず納得させられました。また、若手のアイディアを最大限に活用しつつ、ビジネスデータという未踏の領域にチャレンジする姿も応援したいですよね。そんなブルーオーシャンをともに開拓したい、という学生さんはぜひ一度応募してみてくださいね

株式会社ワークスアプリケーションズのますますのご発展をお祈りしております。



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