企業インタビュー 株式会社モバイルファクトリー
内定承諾率100%!
「プログラミングが好き」な応募者が集まる理由とは?
モバイルコンテンツやソーシャルアプリ開発で著しい成長を遂げているモバイルファクトリー。「わたしたちが創造するモノを通じて世界の人々をハッピーにすること」を経営理念に、多くの人に楽しんでもらえるゲームアプリを提供し続けています。エンジニアが働きやすい環境作りに力を入れ、非常に高い定着率を誇るモバイルファクトリーのコーポレート・コミュニケーション室採用担当の中さんと、ソーシャルアプリ事業部マネージャーの小林さんにお話を伺いました。
求めているのは「プログラミングが好きな人」
――御社が採用活動でpaizaを利用しようと思った理由を教えていただけますか。
中さん: エンジニアに特化したサイトということで、最初は「試してみよう」くらいの感覚でした。実際に面談などを行ってみると、2017年度卒のエンジニア職の内定者7名中paizaからの応募が6名という結果に。paizaは、「どのランクまでのコードが書ける・書けない」や、得意な言語などが客観的にわかるのがとてもいいですね。
小林さん: 話を聞いてみると、paizaを就活ツールとして使うよりも単純に趣味として使っている学生が多かったように思います。空き時間ができて、暇だからpaizaの問題でも解こう、みたいな(笑)。「趣味はプログラミング」というような人ですね。そういうところが弊社が求めている人物像にマッチしていたんだと思います。
弊社の求めるエンジニアは「プログラミングが好きな人」。それが大前提ですから。いま在職中のエンジニアも、全員「プログラミングが好き」で集まった人ばかりですしね。
――paizaでは、第一段階として書類選考のないカジュアル面談をお願いしています。他媒体と選考フローはどう違うのでしょうか?
中さん: paiza以外の媒体から来た場合は、最初にエントリーシートを書いて送ってもらって書類選考をします。応募者が多いうえに技術力もわからないので、書類選考である程度の人数に絞っている形です。それを通過すると技術面接、役員面接、社長面接という流れになります。
paizaの場合は一定以上の技術力が担保されているため、応募が来た段階でエントリーシートなしで一度カジュアル面談をさせていただきます。その後エントリーシートを出してもらって通常の流れにはなるのですが、口頭で会社説明をしてからになるので、通常フローと比較するとエントリーシートの提出率はとても高いですね。 今のところ全体的な会社説明会は実施していないので、そういうチャンスがあるpaizaからの応募の学生には、社内の様子を丁寧に説明したいと思っています。応募者から見れば、より納得して次の段階に進んでもらえるのではないでしょうか。
小林さん: 弊社のエントリーシートは結構きっちり書かなければいけないんですよ。プログラムを書く箇所もあります。コードを書ける人・書けない人はパキっときれいに分かれますね。paiza経由でまったく書けない人はいませんでした。プログラミングスキルに関してはpaizaの問題を解いている段階でレベルがわかりますから、安心して面談に臨めます。
――採用の際に重視されているポイントを教えてください。
中さん: さきほども言った通り、「プログラミングが好き」なことは軸としてとても大きいです。社内にいるのは意欲が高いエンジニアばかりなので、そんな中でもつらくなくやっていけるか、成長意欲があるかを見ています。
小林さん: はじめからスキルが高くなくても構いません。むしろ、技術力は一般的でも、バックエンドやさまざまなことに興味があって、自分から貪欲に吸収していける人のほうが、「自分はiOSしかやりません」という人よりも好感度は高いです。仕事の中でもさまざまな技術を覚えていくことはできますが、「これは仕事で使えそう」などと、先に新しい技術に興味関心を持ってくれるような人だと申し分ないです。
承諾率100%! 内定者の心をつかむ秘けつとは?
――paizaからの内定者の特徴などがあれば教えていただけますか?
中さん: 優秀な人が多かったです!高校の時はコンテストに出まくって飽きるほど賞を取ってしまったとか、中学生の頃からプログラミングをやっているとか。もちろん、大学生になってから始めた人もいるんですが、学部は全く違う分野だけど研究に必要だからプログラムを始めて、あっという間にできるようになってしまうなど、能力の高い学生もいました。
小林さん: 自分なりのバックグラウンドを持っている人が多く、総じてレベルが高かったです。
中さん: 地方の学生の応募率も比較的高めでした。地方の学生からの応募は、学校経由以外ではなかなかリーチしにくいのでありがたいです。他の会社をあまり受けていない学生が多かったのも印象的です。
小林さん: paiza経由の応募者で内定した人は辞退されることがありませんでした。おそらくは、弊社とマッチしている人が応募してくれたのだろうな、という感触はあります。そういう意味でもエンジニアに特化した求人サイトというのはありがたいですね。
――承諾率100%というのは驚異的ですが、内定者の心をつかむためにどんなアピールをされているのでしょうか?
中さん: プログラミングが好きな人が働きやすいような環境を整えています。そこを丁寧に説明していったからではないでしょうか。
小林さん: 特徴的なものとして、勉強会と部活があります。勉強会は、業務時間内に「専門職勉強会」という時間が毎日あります。定時は18:30なのですが、最後の1時間、17:30〜18:30まで、専門職の人は勉強をする時間になります。参加は自由なので、その日のテーマによって興味があれば参加してもらいます。参加率はテーマによってばらつきがありますが、概ね好評ですよ。
中さん: 部活は、開発の部活です。業務が終わってから趣味の開発をする人が集まっているんです。新しい技術取得の勉強にもなりますし、他チームのエンジニアとのコミュニケーションの場でもあります。部活に入っていなくても、家で趣味のコードを書いている人も多いですし、やはり「プログラミングが好きな人」が集まっている会社なんです。
小林さん: 毎日、業務の内外で何かしらのインプットをする時間がある。これはプログラミングが好きな人だったら非常に興味を持ってくれる環境だと思います。承諾率が高いのは、そういうところではないでしょうか。
興味があれば開発部分以外にもかかわれる
――御社のエンジニア職について詳しく教えてください。普段はどういう働き方をしていますか?
中さん: 組織は「開発部」や「制作部」などの職能単位ではなくて、事業別に分かれています。ゲームであればゲームごとにプロジェクトがあって、そのチームの中にディレクターがいればエンジニア職の人もいる、という形です。チームの規模によっても違いますが、スクラム開発で行うことが比較的多いですね。朝、どういうことをやるかと話し合い、日中はそれに伴った開発、夕方にはその日の報告、といった感じです。ただ、チームによってはチャットツールだけでチーム内共有を済ませる場合もありますし、チーム人数や業務のボリュームなどによってフレキシブルに対応しています。
小林さん: 開発の進め方はチーム次第ですね。コードをひたすら書くのが好きな人だったらプログラミングに特化してもいいし、開発部分以外の、例えば企画にも興味がある人だったらどんどん意見を言ってもいい。
中さん: 最近だと「駅メモ!」という位置ゲームに、iOS端末で便利なウィジェット機能がリリースされました。アプリを立ち上げなくても位置情報が登録できる機能なのですが、あれなどはエンジニアからの企画で実装されたものです。
小林さん: 今度、Unityを使ったゲーム開発のコンテストがあるんですが、それはエンジニアが主催しています。もともとUnityのスキルを上げるにはどうしたらいいかと話していて、コンテストにしたらみんな頑張るんじゃないかってことになって、会社に交渉してみたらOKが出たんです。ルールは先ほどお話しした「専門職勉強会」の1時間を使って期間内に作ってもらいます。1位には賞金も出る、ちゃんとしたコンテストなんですよ。
――最後に、就職活動をしている学生に向けてメッセージをお願いします。
中さん: 毎日遅くまで残業しているイメージが強いゲーム業界で、弊社は定時で帰れることが多い会社です。でも、だから楽だと思って応募する人がいるとしたら、なかなか厳しいと思います。いかに短い時間で効率よく仕事をしていくかを重要視しているので、ぬるま湯のような環境をイメージしているとついていけない人もいるかもしれません。
先日、新卒で入社して2年目のエンジニアが「この会社は、普通に業務をしていれば18:30で帰れる。その後の時間をどう使うかが、成長できるかどうかの分かれ目になる」と話していました。早く帰れるからといって遊んでしまう人と趣味でプログラムを書く人。1年経つと大きな差になります。その差は、やはり「プログラミングが好きであるかどうか」の違いだと思います。
小林さん: とはいえ、実際には弊社の新卒の定着率はすごくいいんですよ。離職率はとても低いです。つまり、好きな人には本当に居心地のいい会社だと思っています。なので、「自分は本当にプログラミングが好きだ」という人は、ぜひ応募してみてください。
ありがとうございました!
モバイルファクトリーさんのエンジニア陣は社内勉強会にとどまらず社外での活動にも積極的で、カンファレンスの運営をしているメンバーもいるんだとか。しかも、そういった社外活動が業務として認められているそうで、paizaを使って就活される学生さんとは非常に相性のいい企業だと感じました。モバイルファクトリーさんの今後ますますのご発展をお祈りしております!