企業インタビュー パーソルキャリア株式会社

新卒・中途の区分なく評価 
パーソルキャリアが最高年俸1,900万円の新制度を導入

今回取材したのは、パーソルキャリア株式会社です。同社は総合人材サービスを手がけるパーソルグループの中で、転職サービス「doda」のブランドで転職情報サイトや人材紹介サービスなどを展開しています。

お話を聞いたのは執行役員 兼 テクノロジー本部 本部長を務める柘植悠太さん。同社では近年、HRテックのサービス開発に力を入れており、エンジニアを積極的に採用しています。さらに、2019年の10月からは専門職向けの新評価制度を導入。この制度ではエンジニアのスキルが絶対評価で測られ、実力が認められれば新卒でも最高で年俸1,900万円を提示される可能性があるそうです。従来の「営業メインの企業」から、「テクノロジー活用企業」へと変わりつつある同社の、エンジニア採用にかける想いを伺いました。


柘植悠太さん:パーソルキャリア株式会社 執行役員 兼 テクノロジー本部 本部長

テクノロジー活用企業への進化

――はじめに、パーソルキャリアのエンジニアチームについて伺います。エンジニア採用に注力するようになった経緯を教えてください。

弊社では転職サービス「doda」をはじめとし、さまざまな人材サービスを展開しています。従来この業界は営業メインでサービスがつくられてきた歴史があり、弊社でも社員の大多数が営業職でした。しかし、技術発展や人々の「はたらく」の多様化に伴い、弊社では2011年からIT・テクノロジー組織の発足・採用を進めてきました。

――現在のエンジニアチームの体制を教えていただけますか。

ITコンサルタントが100名強おり、さらに内製でサービスを開発するエンジニアが40名と、AI周りを担当するエンジニアも40名ほどいます。さらにインフラ、バックエンド系を担当する約30名を含めて、合計200名ほどの専門職人材がいます。

パーソルグループのビジョンは「はたらいて、笑おう。」です。今では想像ができないかもしれませんが、「doda」が誕生した30年前はまだ転職という概念すら一般化していませんでした。今後もアップデートされていく「はたらく」に寄り添うため、転職以外の「はたらく」にもフォーカスできるような新規サービスも開発しています。そのため、現在は特に内製で開発するエンジニアや、機械学習・画像解析・テキスト分析といった領域を担当するエンジニアの採用に力を入れています。

新卒で年俸1,900万円も!?
年次ではなく、実力で絶対評価される新評価制度

――次に、エンジニアを中心とした専門職向けの新評価制度について伺います。どのような内容なのでしょうか。

プロダクト・エンジニア制度、略して「PE制度」と呼ばれるもので、2019年の10月からスタートしました。エンジニアやデザイナーなどがこの制度によって評価されるようになりました。

大きな特徴として、その人が「どういうスキルを持ち、どういうことができるか」をもとにした絶対評価である点があげられます。チャレンジをして、自分のスキルを伸ばせば伸ばすほど、給与が上がる仕組みです。成果をもとにした相対評価で決まる総合職とはまったく違います。

――実力があれば、年齢やキャリアなどは関係ないのでしょうか。

そうですね。年齢に関係なくスキルで評価しています。AIエンジニア、ITエンジニア、プロダクト、デザイナー、ITコンサルタントのといった職種ごとに5段階のレベルがあり、スキルによっていずれかのレベルに判定されます。誰がどのレベルにあるのかは可視化されているので、どれくらいのスキルなのか、どれくらいの給与をもらっているのかなどが他の社員からも分かります。

――新卒でも実力があればいきなり高額の初任給を得られるということですか?

はい。採用では「新卒だから」「中途だから」といった見方をせず、新卒であっても中途採用と同じように実力を判定して給与を決定します。相応に実力があると認められる方であれば、総合職の初任給よりも高い金額を提示します。最高レベルであれば、年俸1,900万円です。

――新卒で年俸1,900万円はすごいですね! 具体的にはどのような要素でレベルが決定されるのでしょうか。

基本的には能力やスキルで決定します。新卒採用時でも、たとえばフロントエンドエンジニアなら、小規模でもいいので、開発チームにおいてリーダーのような役割を担い、成果を出している方は高い評価の対象となるでしょう。また、業界の中でも認められるような何らかの技術を使ってサービスを手掛けている方であれば、年俸1000万円クラスのリードエンジニアとして活躍いただく可能性があります。

他には、個人として自立して業務を実行できる方。ここでの「自立」とは、個としてのスキルを自ら高め、チームに所属した際にアウトプットで貢献できる方になります。そのような方でしたら、年俸700万円からのスタートも考えられます。

――技術面のほかに、新卒採用時に見ているポイントを教えていただけますか。

その人が自身のスキルを通じて実現したいことが、私たちの目指す世界観と合っているかどうかですね。

パーソルキャリアのミッションとして掲げている「人々に『はたらく』を自分のものにする力を」、大切にしている価値観であるバリュー「外向き」「自分ゴト化」「成長マインド」に共感してくれる方かどうかを見ています。そこが共感できていないと、たとえいくらスキルがあっても、わざわざ弊社でそれを生かす意味がなくなってしまいますから。

「はたらく」にかかわる新しいサービスを生み出すため、日々チャレンジを続けているサービス企画開発本部。
同部のエンジニアには技術力だけでなくビジネスの観点も求められています。

入社後も実力を伸ばしやすい環境

――入社後、エンジニアのスキルアップのために会社としてサポートはしているのでしょうか。

弊社の育成への考え方として、どのレベルであっても会社から何かを用意してこれをしなさいと指示するわけではなく、本人の興味のあることを後押しするのが大前提です。「どういうスキルを伸ばしたいか」「どういうプロジェクトに関わりたいか」は定期的に聞いていて、できるだけ希望に沿うようにしています。なお、ジュニア(5段階での一番下)レベルのメンバーについては、どれから手を付けたらいいか判断が難しい場合もあると思いますので、「基礎研修」としてパッケージングしたものも用意しています。

さらに業務では、社内の各プロジェクトでフリーランスの優秀なエンジニアも多くアサインしています。社内のエンジニアだけでなく、外部のエンジニアと一緒にプロジェクトを組むといい刺激になりますし、レベルアップにつながることも多いですよ。

また、社内の勉強会もほぼ隔週で開催しています。参加は自由で、テーマはさまざまなものを扱っています。この勉強会も社外に開放していて、ここでも外部のエンジニアを含めたコミュニティがつくられています。

――積極的に外部の知見を取り入れる風土が根付いているのですね。それでは外部のイベントへの参加などはされていますか?

はい。もしエンジニアが参加したいと思うイベントがあった場合、会社が必要と認めれば勤務時間内であっても参加してもらってかまいません。さらにレベルアップしてくると自らが登壇者になる場合もありますが、それも会社として認めています。イベントによっては社員が登壇するものを、スポンサードし会社からもバックアップしています。

また、出たい気持ちはあるけど資料を作るのが苦手というエンジニアもいますよね。そういう人には社内の広報チームが資料の作成をサポートしますので安心して登壇できます。

エンジニアから新規サービスの提案をすることもできます。すでに複数の案がエンジニア側から出てきているそうです。

エンジニアにとってとてもやりがいのある会社です

――それでは最後に、パーソルキャリアへの応募を検討している学生へのメッセージをお願いします。

人口減少による労働生産性の問題、「働き方改革」など、働く環境や構造が大きく変化しており、HR業界は転換点を迎えています。まだまだ足りないサービスがありますし、既存のサービスであってもテクノロジーを活用してもっとよくできるところがあるはずです。激しい変化の中で働くことにおもしろみを感じられる方、技術を使って世の中をよくしていきたいと思える方にとって、この業界、そして弊社はとてもやりがいを感じられると思います。ご応募をお待ちしています。

――柘植さん、ありがとうございました。

能力、スキルによる絶対評価制度を導入したパーソルキャリア。同社に限らず、今後はエンジニア採用で「新卒」「中途」という概念は徐々になくなっていくのかもしれません。実力がそのまま給与として評価されるのは、入社時はもちろん、入社後のモチベーションにもつながりやすいのではないでしょうか。

また、パーソルグループの持つ膨大なデータや資金力を使って新しいサービスが開発できるのも魅力です。自分の技術で世の中を変えたいという思いがあるエンジニアにとっては、非常におもしろい環境といえるでしょう。

自分の力を試してみたい、より高いところへチャレンジしたいという方はぜひ同社の求人票をチェックしてみてください。



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