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企業インタビュー 株式会社PR TIMES

2日間で即内定&高額初任給の「ハッカソン採用」
総合力のあるエンジニアの参加を待っています

今回取材したのは株式会社PR TIMESです。

プレスリリース・ニュースリリース配信サービスで国内シェアNo. 1の実績を誇る同社。多くの企業から新たなマーケティングPRツールとして信頼される同社のサービスには、プラットフォーム構築を担うエンジニアの活躍が欠かせません。

お話を伺ったのは、エンジニアの採用を担当されているサービス開発本部の山田和広さん。エンジニア職の新卒採用では、通常の選考フローに加えて「ハッカソン・インターン」というユニークな選考法で、特に実力の高い学生の募集もしているそう。そのあたりも含めて、同社のエンジニア採用で見ているポイントや選考フローなど、詳しくお話を聞いてきました。


サービス開発本部の山田和広さん。エンジニアの採用も担当されています。

大切なのは考える力や技術に向き合う姿勢

――まず、通常の新卒のエンジニア職採用についてお伺いします。選考ではどのようなポイントを重視されていますか?

基本的なプログラミングのスキルを持っていることが前提ではありますが、どちらかというと新卒採用ではその時点での技術力の高さよりも、考える力や技術に向き合う姿勢のほうを重視しています。技術力は、入社後にもステップアップしていくことができますから。

――paiza新卒も利用されていますが、書類選考通過の条件はBランク以上ですね。

ええ。新卒であれば、基礎力さえあれば十分だと考えています。paizaを利用しているのは、技術力のスクリーニングができるという点もありますが、エンジニアリングに興味関心が高い人材が多く登録されているので、そういった皆さんにアプローチしたい、という狙いも大きいですね。

――通常のエンジニア採用での選考フローを教えてください。

選考では面接を3回実施しています。1次面接では、現場のエンジニアが面接官となって、技術力やエンジニアリングの思考を中心に見ています。2次、3次面接になると、弊社が大事にしている「バリュー」にマッチしているかに重点をおいて選考します。弊社では「Act now, Think big」「Open and Flat for breakthrough」「One’s commitment, Public first」という3つのバリューを定めており、こうした思考に共感し同じ方向を向いて仕事ができる人材を求めています。

オフィス内にある「TIMES GArDEN」と呼ばれるスペース。
通常時は社員が自由に使えます。また、社内外のイベントなどの会場としても利用されています。

将来のリーダー候補を発掘するハッカソン採用

――そうした会社風土のなかで、採用直結型のハッカソン・インターンという実にユニークな試みも登場してきたわけですね。最優秀賞を獲得した方は、内定が出るとともに、初任給も一般入社に比べて高くなる、と伺いました。

はい。チームを組んで、サービス開発をしていただくハッカソンでの採用も実施しています。2日間の日程で、1日目にチームを編成し、開発するサービスの骨格を決めて発表してもらいます。その後、実際の作業に入り、2日目に完成したサービスをプレゼンテーションする、という流れです。2日間を通して審査し最優秀賞に選ばれた方は、その場で内定。さらに、その方には即戦力枠として他の新卒採用者とは別の基準で初任給を設定しています。前回を例に挙げると、月額で10万円ほど高い金額でご入社いただきました。

――ハッカソン採用と一般採用では、選考基準が異なるのでしょうか。

技術レベルについては、一般採用よりも基準を高く設定しています。初任給もアップする分、新卒といえども即戦力としての活躍が期待されます。また、技術力さえあればいい、というわけでもありません。サービスを設計する発想力やプレゼンテーション力、さらにはチーム内でのリーダーシップ、コミュニケーション力など、エンジニアとしての実力を総合的に見て評価しています。

――昨年のハッカソン採用では、paizaから応募された方が最優秀賞に輝き、入社されました。

はい。彼は、2日間のハッカソンのなかでも非常に積極的、能動的に取り組んでいて、いいものを作りたいという姿勢が強くにじみでていました。社員に質問したり、自分で調べたりしながら、期限内にできる最大限の努力をする姿を評価しました。技術的にも優れたものを持っていて、活躍を期待しています。

取材中、実際にハッカソン・インターンを通じて入社された櫻井慎也さんにもご同席いただきました。「面白そうだなと思って選考に参加しました。学校の課題以外でWebサービスを作ったのはほぼ初めての体験でしたが、2日間のめりこみ、ほとんど寝ずに開発していましたね」

技術だけでなく幅広い分野に興味関心を持ってほしい

――エンジニアとして入社後は、どんな業務を担当することになりますか?

弊社のメイン事業であるプレスリリース配信サービスのプラットフォーム運営が主な業務です。企業、メディア、一般の生活者などいろいろな方が閲覧するサイトですので、PR TIMESというひとつのサービスのなかにも実はさまざまなフレームワークが使われています。さまざまなユーザーがそれぞれストレスなく利用できるようにするため、時には同じ管理画面のなかでも違う言語が使われていることもありますね。

―― PR TIMESは高い技術力によって支えられているサービスなのですね。

ええ、一般的にはあまり弊社にTechのイメージはないかもしれませんが、Techなくしてサービスの進化はありえません。弊社のエンジニアは、複数のサービス開発に横断的に携わることもあります。

開発言語はサービスごとに異なりますが、現在のメインはPHPとRuby。さらに必要となれば、新しい言語、技術もどんどん投入していきます。ただ、新卒の採用時点ではどの言語を勉強してきたかはこだわっていません。プログラミングのベースとなるアルゴリズムさえ理解できていれば、ほかの言語にも応用ができますから。

――入社後、スキルアップをはかるための仕組みがあれば教えてください。

社内のフリースペースでは、技術に関するものも含め、いろいろなイベントが開催されています。エンジニア同士で新しい言語について情報交換をしたりする機会も多いですね。PR TIMESとして、技術系のカンファレンスをスポンサードすることもありますから、最新の情報にもふれやすい環境と言えると思います。技術はすぐに古くなっていきますので、常に新しいものを吸収していく姿勢は必須です。そのためのサポートは、会社としても惜しみません。

―― PR TIMESのエンジニアに求められる資質を一言でいうと何でしょうか?

「自ら行動し、アウトプットできること」でしょうか。たとえば3年ほど前には、エンジニアの発案でPR効果を測定するウェブクリッピングのサービスが立ち上がりました。AIによる記事のリコメンド機能も、エンジニアのアイデアです。バリューにもありましたように、弊社はオープン&フラットがモットー。おもしろいアイデアならば、年次に関係なくどんどん実現していくことができる土壌です。サービスを快適に使っていただくためにはどうしたらいいか、ユーザー目線で考え、それをカタチにしていってほしいですね。そのためには、技術以外にもさまざまな分野にアンテナを張りめぐらし、柔軟な発想力を培うことも大切だと思います。

――最後に学生の方へのメッセージをお願いします!

単にプログラミング言語に習熟するだけでなく、熱中してひとつのものを作り上げたり、たとえばアプリをリリースしたり、そうした情熱を傾けた経験は、社会でも大きな糧になると思います。画面に向かってコードを書くことだけがエンジニアリングではありません。特にサービスの運営や立ち上げにおいては、ユーザー体験をつきつめて考えることが必要です。ぜひ行動の質と量にこだわって、インプットだけでなくアウトプットにも力を注いでみてください。弊社では、そうした意欲あふれる学生の皆さんとの出会いを待っています!

お忙しいなか、お時間をいただきありがとうございました!

山田さん、ありがとうございました。

技術力は、エンジニアにとってのひとつのスキルにすぎません。多くの人に求められるサービスをつくるには、柔軟な発想力や言葉にならないニーズを掘り起こす洞察力、周囲と協力しあうコミュニケーション力など、さまざまなスキルが必要とされます。PR TIMESがこれからのエンジニアに期待するのは、固定概念にとらわれずユーザー目線でサービスを進化させていける人材。ハッカソン採用も、そうした人材との出会いを求めておこなっている施策のひとつといえるでしょう。技術が未熟だからと二の足を踏むことはありません。意欲をもち、行動することができれば、きっと道は開けるはずです。

従来のエンジニアのイメージを超えて、広く活躍していきたいと考える方は、ぜひPR TIMESの求人票をチェックしてみてください。



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