インターン経験者インタビュー Aさん
インターンで自分の適性が見えた
paiza新卒をフルに使い、3社からの内定を獲得
今回はpaiza新卒を使ってインターンに参加、その経験を生かし就職活動でもpaiza新卒から見事内定を勝ち取った大学生(当時)のAさん(取材時21歳)へのインタビューをお届けします。
本格的な就職活動を前に、明確な目的をもってインターンに参加したというAさん。大学3年の秋にゲーム会社のインターンに参加し、その後、同社を含めて3社にエンジニアとして内定しました。彼がインターンをどういう機会ととらえ、そこで何を得たのか。じっくりお話を伺ってきました。
参加のきっかけは「チーム開発がしたかったから」
――どうしてインターンに参加しようと思ったんですか?
最大の理由はチーム開発の経験を積みたいと思ったからです。プログラミング歴は中学生からと比較的長く、大学時代にはアプリをリリースできるくらいにはなっていましたが、それはあくまで個人でのこと。エンジニアとして仕事をしていくうえで、チーム開発の経験がないのは自分にとっての弱みだと感じていました。
――インターン先を決めるにあたり、企業選びで意識したことがあれば教えてください。
あくまでもチーム開発がしたかったので、それができそうなところに絞って選んでいきました。特定の企業や業界には特に絞っておらず、paizaで探してみたところ、今回のインターン募集を見つけたので応募してみました。
――その企業でのインターン参加者数はどれくらいでしたか?
エンジニアは15、6人だったと思います。プランナーやデザイナーとも合同で、全体で学生26名。5つのチームに分かれておこないました。
社員の方は毎日10人くらいがインターンに対応されていて、5日間で合計20人くらいが関わっていたと思います。最後に食事会があって、そのときはかなり多くの社員の方が参加されていました。
――食事会なんてあるんですね。
それは最終日だけでしたが、通常の日でも夜に軽食の時間があって、そこで社員の方といろいろ話す機会がありました。自分はあくまでインターンは就職につながる場としてとらえていたので、多くの人とお話しできたのはとてもよかったです。中には個人的にSNSでつながった方もいて、エンジニアとしてのアドバイスをいただいた方もいます。エンジニアは皆さん親しみやすくて、気軽に話しかけられる環境でした。インターン中つきっきりで関わってくれた方もいて、一体感をもって開発できていたと思います。
ゲーム開発を通じて自分の適性を知ることができた
――現役のエンジニアと交流する機会があるのは貴重ですね。次に、具体的なインターンの内容についても教えていただけますか。
ゲームジャム(実験的なアイディアをもとにゲームのプロトタイプを作り上げるイベント)のような内容で、5チームが5日間でそれぞれ違うゲームを制作しました。最終日にはそれぞれのチームが発表し、審査によって最優秀チームを決めるという流れです。最優秀チームには賞品も出ていましたよ。1日目はインターン内容の説明とアイディア出し、5日目は発表メインだったので、実質2日目から4日目の3日間で開発していきました。
――なかなか面白そうな内容ですね。
そうですね。社員の方からもノウハウやアドバイスをいただきながら開発ができ、やっていて楽しかったです。個人的に経験が足りないと感じていた複数人での開発もできたのでとても有意義でした。そもそも参加前は、チームで開発することに適性があるかも分かっていなかったのですが、実際にやってみて、「こういう形でもやっていけそうだな」と手ごたえを得られました。
――周りの学生のスキル感についてはどんな印象を受けましたか?
競技プログラミングが得意な人も、アプリやサービスなど実際に何かを作った経験が豊富な人も両方いるという感じでした。どちらか片方のみが強い人だけでなく、両方ともレベルが高い人もいましたね。
ただ、やはり全体的にチーム開発をした経験のある人が少ないなと感じました。すでに他社のインターンに参加して、そこで経験があった方はいましたが、それくらいだったと思います。
――技術面以外で得られたものがあったら教えてください。
インターンを通じて、エンジニアの仕事へのイメージができたのは大きかったです。チーム開発の中でも、自分の場合は少人数の規模でやるほうが合っているだろうなというのも分かりましたので、そういう観点で企業選びをしていけました。最後の内定承諾でも、開発するチームが大人数から2〜3人までさまざまな規模に分かれている会社を選びました。1つの会社にいながら多くの環境を経験できそうだったのが自分にとっては大きかったです。
あとは、企業との面接に行くと「インターンの経験があるか」は100%聞かれたので、企業側もインターンを重視しているのだと思います。参加しておいてよかったなと感じましたね。
説明会にも参加し自分のやりたいことを明確化
――次に、本番の就職活動についても教えてください。何を重視して企業選びをしましたか?
実はインターンが終わっても、就活を始めた当初は「IT業界志望」という感じで、なかなか自分が働く具体的なイメージがつかめていませんでした。それもあって、paizaの就活勉強会にも参加しました。そこで各社の人事の方とお話しできたのが自分にとって大きかったですね。さらにその中の1社は後日オフィスまで呼んでいただいて、面談という形でいろいろと業界について解説していただきました。そこで自分のやりたいことが明確化できたと思います。
就職活動で企業選びの軸にしたのは「技術者として成長できるか」「サービス志向で開発に関われるか」の2点でした。自社サービスを持っている企業を中心に、自分が聞いたことのあるプロダクトを扱っている企業から順に選んでいきました。さらに、どの会社の面接でも自分の企業選びの軸は伝えていて、実際に合わないと感じて選考を辞退させていただいた企業もありました。
――「サービス志向」を重視されているとのことですが、それは昔からだったのですか?
プログラミングを始めた中学生のころは技術志向寄りだったと思います。本格的にサービス志向になったのは大学に入ってからですね。大学祭の実行委員会をやるなかで来場者向けのアプリ開発を担当し、コンテストの投票や大学祭のガイド用のアプリを作りました。おかげさまで利用状況もよくて、そこで誰かに使ってもらえることの喜びを知りました。その経験が大きく影響していると思います。
――実際のものづくりの経験が、仕事選びにも反映されているんですね。ところで、インターン先には応募しましたか?
はい。インターン先は自分の企業選びの軸とも一致していて、インターン中に社内の雰囲気も感じることができていたので、迷いなく応募しました。特にインターンをしていたからといって、他の応募者と比べて優遇されていたとは感じませんでしたが、一応通常の選考とは別のフローで進み、内定もいただきました。
――最終的に3社から内定を獲得されたと伺っています。その3社の中で、入社の決め手になったのはどういうところでしたか?
3社のうち1社は、プロダクトの雰囲気や方向性が自分の目指す方向と少しずれていると感じたので辞退しましたが、残り2社は特に気になる点はなく、最後まで迷いました。1社はインターン先、もう1社は人事がオフィスに呼んでくれた会社です。
最後は、より成長できる環境を選ぼうと考え、環境の絶対的な大きさ、やっていることの幅の広さで後者を選びました。ただ、どちらか1社のみ内定が出ていたら迷わずその会社に入っていたと思います。
インターンは参加しておいて損はない!
――最後に、これから就職活動へ臨む学生へのアドバイスをお願いします。
就活するくらいの年齢になれば、エンジニアとして働く自分像がぼんやり見えてきていると思います。最初ははっきりしていなくても、インターンや説明会に出て、多くの人と話せば、徐々にしっかりと見えてくるはずです。そこにたどりつくまでに人によっては時間がかかるかもしれません。それでも、ここで努力しないと今後のキャリアにも影響を及ぼしかねないので、妥協せずにがんばってほしいです。
自分の場合はチーム開発経験が足りなかったためインターンに参加しました。同じように、働く自分のイメージと現状のスキルや経験にギャップがあると思うのであれば、インターンはそれを埋める手段としてとても有効だと思います。さらに、インターンや勉強会に出れば社員の方とつながりもできるので、そういう目的で使うのもいいのではないでしょうか。自分は現役のエンジニアや人事の方とのコミュニケーションを通して、この業界について教えていただくことができました。就活を視野に入れているなら、とりあえず経験や知識を増やすためと思って参加しておけば損はないと思います。
ありがとうございました。
インターンは自分の足りなかった経験の補強だけでなく、自分の適性を知る機会にもなったというAさん。その結果、本当に自分のやりたい仕事を見つけ、本当に自分の行きたい企業を見つけられたようでした。paizaとしても、充実した就職活動のお手伝いができてうれしく思います。
paiza新卒では、新卒向けのエンジニア求人はもちろん、エンジニア志望者向けのインターンの募集も掲載しております。Aさんのように明確な目標をもって参加したい人はもちろん、単に経験をしておきたいという方も、ぜひ一度インターンの求人をご覧ください!
Aさんの今後のご活躍を心よりお祈りしております!