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新入社員インタビュー 株式会社エーピーコミュニケーションズ 野本理裕さん

研究からものづくりへ 
paizaでつかんだエンジニアの仕事

今回は、コンシューマ向けITサービス事業、法人向けアプリ・システム基盤SI事業、IT事業者向けシステム基盤事業を展開している株式会社エーピーコミュニケーションズに、paizaを利用して入社したRubyエンジニアの野本理裕さん(26歳)の取材をしてきました!

野本さんは、paizaで「Sランク」に認定された、高いスキルを持つ就活生でしたが、最初になぜITエンジニアになろうと思ったのか、エーピーコミュニケーションズに入社するまでのヒストリー、paizaとの出会いや、現役就活生の皆さんへのメッセージ等を語っていただきました。

後半では、株式会社エーピーコミュニケーションズ、TDL事業部で事業部長を務める多田英起さんと人事戦略部部長の永江耕治さんにお話を伺いました。同社がpaizaを知ったきっかけやエンジニアの採用方針などを聞きました。

※多田さん、永江さんへのインタビュー(後半)は こちらから。

(左)野本理裕さん
株式会社エーピーコミュニケーションズ エンジニア 採用時のpaizaスキルランクはS。
(右から2人目)多田英起さん
株式会社エーピーコミュニケーションズ TDL事業部 事業部長
(右)永江耕治さん
株式会社エーピーコミュニケーションズ 人事戦略部 部長

最初からプログラマを目指していたわけではなかった

――まず、野本さんはどういったきっかけでプログラミングをするようになったのですか?

最初にプログラミングに触れたのは高校生の頃です。数学の教科書にBASICに関する話が載っていて、楽しそうだなと思って自分でもやってみるようになったのがきっかけでした。その後、ActionScriptを使える友達がいたので教わりながら電卓のようなアプリを作ってみたり、C言語も触ってみたりもしていました。

その時点ではまだ将来プログラマになりたいとは思っていなくて、大学は、もともと地学や物理に興味があったので理学部に進学しました。そうしたら授業の中で、研究で使うためのプログラミングを教わることがありまして。そこではFortranを勉強しました。

実際に研究でプログラミングを使っているときは、あくまで目的を達成するための手段だなと思っていたのですが、勉強をしてだんだんいろいろなことができるようになってくると、「プログラミングって面白いな」と感じることが増えていきましたね。

Rubyも授業で初めて触れたときは難しく感じていたんですが、大学院に進んだら研究室にRubyをよく使っている先輩がいて、教わっているうちにできるようになっていったという感じです。

――とはいえ、それまで違う分野の研究をされていて、なぜITエンジニアを目指そうと思ったのですか?

研究を続ける中で、最初は手段として使っていたプログラミングのことも、すごく好きになっていたんですよね。研究も好きなんですけど、ものづくりをするのも楽しいなと。

それで就職を考えたときに、院で研究してきた分野の仕事を目指すか、ITエンジニアになってプログラミングを仕事にするかで迷って……最初はどちらも考えて就活をしていましたが、正直言うと研究だけで生計を立てていくのは難しそうだなという思いがありました。

最初は研究のために使っていたプログラミング。それがだんだん面白くなってきてエンジニアを目指し始めたんだそう。

「遊び半分」から始めてSランクに

――paizaはどのようなきっかけで知ったのですか?

就活中に、インターネットをしていて目についたのがきっかけだったと思います。最初はすぐにpaizaから応募をしようというよりも、プログラミング問題を解くのが楽しそうだから、遊び半分でやってみようという感じでした。

でも、コードを書くことで企業に応募ができるなら、就活でもいつか使えるかもしれないなとは思っていました。

――実際にpaizaを使ってみていかがでしたか?

就活ではESを書いたりするのが結構苦手だったので……自宅で楽しく遊び感覚でプログラミング問題を解いたら書類選考なしで企業に応募ができるなんて、苦労してESを書くことに比べたら夢のような仕組みだと思いました。

あと、私は最初からすぐにSランクの問題が解けたというわけではなくて、初めて挑戦したときの結果は散々だったんですよ。でも、そこから改めて今まで知らなかったアルゴリズムを調べたりして、勉強をしたらSランクを取得することができたので、その時は嬉しかったです。

情報系の出身ではないにもかかわらず、最終的にはSランクまで獲得。「最初にスキルチェックをクリアした時はととてもうれしかったです」

今の会社に決めたポイントは?

――応募する企業はどういった基準で選んでいましたか?

最初は、自社サービスに近い業務をやっているところを中心に探していました。その中で目にしたエーピーコミュニケーションズの「エンジニアドリブン」の精神や、金曜プロジェクト(※金曜プロジェクトに関しては採用担当者の方のお話をご覧ください)の制度に心をひかれて応募しました。

――そこから実際に面接等を受けられて、なぜエーピーコミュニケーションズに入社しようと思ったのですか?

面接に行くと、私に質問するだけじゃなくて、面接官の方からもエーピーコミュニケーションズがどのような企業で何をしているかといったことをわかりやすく話してくれたので、いい企業だなと感じました。

また、エーピーコミュニケーションズの採用では独自のプログラミングテストも実施しておりまして、新卒の自分は業務経験もなかったわけですが、業務で必要とされるレベルの問題が解けたということは、自分の中でもすごく自信がつきました。

私は最初「今まで自分が勉強してきたことは本当に業務でも通用するのだろうか?」という感じで、働くことに対してすごく不安があったんです。でも、私の実力を知ってもらった上で「うちに来てほしい」と言われたときは嬉しかったですし、安心して入社を決めることができましたね。

いつかはITを使って地学の分野に貢献したい

――今はどのようなお仕事をされているのですか?

業務上の都合であまり詳しい内容は言えないのですが……Rubyを使ってクラウドサービスにおけるRDBの保守や改善をしています。実際に動いているサービスを間近に見ながら、今まで知らなかったことを学んでいけるのはすごく楽しいですよ。

自分のできることをもっと増やして、より多くのお客様に使っていただけるサービスになるような提案ができるようになりたいと思っています。

――これから仕事を通じてやってみたいことはありますか?

大学院で研究してきたことは嫌いになったわけではないので、プログラミングを通して地学の分野に貢献できればと思います。

そもそも地学って、高校ではあまり教えていないじゃないですか!実際、私は中学のときに地学を好きになったのですが、大学に入るまで触れる機会が少なかったんです。もっとみんなに地学に関心を持ってもらいたいと思っているので、ITの方面からそういったアプローチができるシステムを作れたらなと思います。

――最後に、これから就職活動をする就活生にアドバイスをお願いします。

「自分は就職して本当にうまくやっていけるのだろうか」という不安はみんなあると思いますが、それを解消するためには、インターンシップに飛び込んでみたり、興味のある業務について勉強してみたりといった方法があると思います。

私は自分の書いたコードを企業の方に見てもらって、仕事でやっていけるレベルにあるのかどうかを見てもらうことで、自分に自信を持つことができました。就活でいろいろ不安を感じることはあるかと思いますが、勇気を出して動いてみれば意外とどうにかなるものだよということをお伝えしたいです。

これからもがんばってください!

新入社員インタビュー

採用者の目線

続いて、株式会社エーピーコミュニケーションズ TDL事業部 事業部長 多田英起さん、人事戦略部 部長 永江耕治さんにお話をお伺いしました。

TDL事業部事業部長の多田英起さん(左)と人事戦略部部長の永江耕治さん

paizaはコードをきちんと書ける人と出会える

――実際にpaizaを利用してみていかがでしたか?

一般的な就活サイトから応募してくださるのは、「IT業界に興味はあっても特に勉強をしたことはない」という方がすごく多くて……応募数自体は多いのですが、その中から書類選考や面接を通して、実際にプログラミングスキルのある方を探し出すのはすごく大変なんですよね。でもpaizaを通して応募してくださる方々は、学生の頃から手を動かして、ある程度コードが書けるようなスキルを持っている方ばかりですから。実際に面接をしてみても、お会いできてよかったなと思う方からの応募が多くて、そこがすごく魅力的だと思っています。

ITエンジニアを採用するときは、書類等よりもコードを見た方が「こういうときはこんなふうに考えて、こういうコードを書く人なんだな」ということが分かりやすいですよね。

――ありがとうございます!逆に書類選考がなく、応募があったら必ず会わなければならないという点に対して、不安はありませんでしたか?

先にスキルチェック問題の回答コードを見ることができるので、そこに不満はないですね。むしろ書類だけを見て「この人はできそうだな」と思っても、実際に来てもらったら全然コードが書けなかった……ということも過去にありましたので、今は書類だけで選考をする方が不安に感じます。

経歴として書かれていることや面接での話を聞くだけでは、実際のコーディングスキルをはかることはできないですからね。

採用では「ITが好き」なことを重視

――なるほど。実際にpaizaを通して応募があった野本さんを面接されていかがでしたか?

エーピーコミュニケーションズは、総合的に平均点をとれる人よりも、どこかに秀でた部分がある「尖った人材」が欲しいと思っていますし、そこを伸ばしていける場所を提供したいと考えています。野本さんはpaizaでSランクもとっていますし、コードを見たり、面接で話したりする中で、尖った部分を持っているなと感じていました。問題の回答からも数学的な素養があって、地頭がよさそうな人だという印象はあったのですが、それは書類選考だけだったらわからなかった部分だと思います。

――新卒採用の際にはどのような点を重視されていますか?

新卒の方はとにかく「ITが好き」であることを重視しています。「プログラミングが好き」「PCを自作している」「IT関連の情報収集が好き」等といった感じで、何でもいいので実際に自分で手を動かせている方がいいですね。エンジニアという職業は、頭がよかったり学歴が優れていたりする方でも、「ITが好きじゃない」という方はあまり伸びないと思います。

逆に「ITが大好き」という方は、楽しんで調べたり手を動かしたりすることが自然とできますから、長いスパンで見たときに必ず伸びる人材だと考えています。やっぱり「好き」であることが一番強いですよね。

――学生の方にお伝えしたいエーピーコミュニケーションズの魅力は何でしょうか?

若い社員を支えつつ、ある程度の裁量を与えて、その人の成長を促せるようにしています。年功序列では全くないので、新卒の人でもアイデアがおもしろければ実際の業務で採用されたり、新人がプロジェクトのリーダーとなって走り出したりすることもできます。

あとは、金曜日は業務が禁止されていて、自分が好きなプロジェクトをやってもらう「金曜プロジェクト」という制度があります。ここで作ってもらったもののプレゼンをしてもらって、「面白いプロダクトだね」ということで実際に業務となり、最終的に商品化されたり別会社ができたりということもあるんですよ。

もちろんプロダクト化されるようなものでなくても、「何に使えるかはわからないけど、興味が湧いたからこの最新技術を触ってみました」なんていうのもOKです。金曜プロジェクトでは、とにかくエンジニアが興味本位でやってみるということを推奨しています。

採用に関しては、エーピーコミュニケーションズは長期インターンを積極的に柔軟に受け入れています。プログラミングの勉強から始めていただいて、時間をかけて弊社の仕事を分かっていただき、お互いに納得した上で入社をしていただくことも可能です。

欲しいのは「総合的に平均点をとれる人よりも、どこかに秀でた部分がある尖った人材」なんだそう。

「エンジニア天国」を作りたい

――最後に、エンジニアを目指す就活生へのメッセージをお願いします。

我々は「エンジニア天国」を作りたいと思っています。備品の一つひとつから、教育システムや金曜プロジェクトのような制度に至るまで、全てエンジニアがヒーローとして、楽しく働ける場を作るためのものだと考えています。

このような想いに共感して、一緒に楽しめる環境を作っていけるような方にぜひご応募いただきたいと思います。

皆さん、ありがとうございました。

秀でたスキルを正当に評価されて、ITエンジニアとしての就職を叶えられた野本さん。今後もスキルのある人が正当に評価されるサービスを作っていきたいと感じる取材でした。

今後の野本さんのご活躍とエーピーコミュニケーションズさんのさらなる飛躍を心よりお祈りいたします!



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