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失敗しないための転職リファレンス

Part2-4転職最後の難関『退職』は断固たる決意で!

転職最後の難関『退職』は断固たる決意で!
よくある転職ご相談
新しい会社への入社を決め、上司に退職意志を伝えたところ、
『不満な所は改善するように掛け合うから、考え直して欲しい』
と言われ、引き止められて退職の日程が決まらず困っています。

退職手続きは、転職の最後の難関

内定を承諾したら、現在の職場へ退職の意思を伝えなければいけません。最初に退職の意志を伝えるのはまず直属の上司。現場で必要な人材であったならば、強く引き止められる可能性があります。上司への恩や待遇改善案などで心が揺らいでしまう場合もあるでしょう。

しかし、それでも退職はブレないことが大切です。意志が揺れると退職交渉が長期化し、たとえ残ることになっても印象が悪くなり働きづらくなります。転職活動時の初心に戻り、改めて次のステージへ行く理由を思い出しましょう。これまでお世話になった感謝を伝え、断固たる決意で転職意思が変わらないことを訴えましょう。

内定を獲得し入社を決意(内定承諾)してから、退職までどのようなスケジュールで進めればよいか、これまでの転職成功したプログラマの方の事例をもとに、一例をご紹介します。

図6)退職のスケジュールイメージ

退職のスケジュールイメージ

在職中の方の内定承諾から入社までの期間としては、1.5ヶ月程度が平均的です。まずは引き継ぎ準備と上司への退職意志の告知から始めますが、引き継ぎ状況にもよりますが、退職日の調整を見込んだり、たまっている有給を消化することなどを考えると遅くとも1.5ヶ月前には動き出したいところです。

引き継ぎ準備

ポイント1退職スケジュール
まずは、事前に退職に関する社内の就業規則や慣習を確認しましょう。会社によって退職告知の期限(退職日の○ヶ月前までに通達することなどの規則)や告知方法が異なります。

また突発的なトラブルが起きた際にも対応できるよう、最終出社日の2〜3日前には残務処理が終わるような余裕を持ったスケジュールがベストです。少しずつ備品や資料の整理を始めましょう。原則的には、早出や残業をしても、残務整理は責任をもって完了させましょう。有給もできるだけ取得できることが理想的ですが、希望退職日まで日がない場合、引き継ぎを優先させましょう

なお、転職先の会社へは、メールなどで定期的に引き継ぎの進捗状況を共有するとよいでしょう。仮に、引き継ぎや担当業務が予定より伸びてしまい、退職日がずれ込む場合も、対応してもらいやすくなります。

ポイント2引き継ぎ準備
大事なのは引き継ぎマニュアル作成です。後任者となる方が自分が退職後に入社してくる新人である可能性なども考え、できるだけ分かりやすく簡潔にまとめましょう。業務の手順だけではなく、各プロジェクトの進行状況や注意点、担当者リストなどを細かく記載します。

✔ 引継ぎスケジュール
最終出社日から逆算して、いつまでに、誰に、何を引き継ぐかスケジュールを組みましょう。

✔ 引継ぎすべき内容のリスト
現在担当している業務を洗い出しリスト化しましょう。

✔ 引継ぎドキュメントのリスト
業務を説明するために作成しなければいけない資料(業務手順、注意点、関係者などを記載した資料)をリストアップしましょう。

重要!引き継ぎ準備をしっかりと!

  • 引き継ぎ準備はスムーズに退職するための基本!余裕のあるスケジュールを立てて、責任をもって完了させてましょう。

退職条件の交渉と譲歩

ポイント1退職意志の告知
引き継ぎ準備を進めると同時に、引き継ぎを始める前にまずは会社へ退職意志を告知しましょう。
以下の順番で伝えましょう。
  • ✔ 上司へ退職意志を伝える。
  • ✔ 上司と具体的な退職日を調整する。
  • ✔ 退職を承認してもらい退職日を確定させる。
  • ✔ 上司から社内や部内へは開示してもらう。
  • ✔ 引き継ぎを始める(重要な取引先には後任者の紹介とともに伝える)

上司へ退職意志を告知する際は、転職先の会社と取り決めた時期から大幅に伸ばすことはできないと伝え、引き止めに対しては検討の余地がないことを伝え、退職までの希望スケジュールを提示しましょう。その上で、退職日を引き延ばせないかと依頼されたら、可能であれば少しだけ譲歩するのが良いかと思います。譲歩の余地を残すためにも、退職希望日は少し手前の日を提示しましょう。

また退職日が正式に決まり、社内でオープンになったら、取引先へ後任の紹介と併せて退職の挨拶を行いましょう。

注意!退職意志告知の際の注意点

  • 上司へ告知した際に「どこの会社へ転職するの?」と聞かれた場合、不都合が生じてしまうケースがあるため、入社するまでは転職先の会社名を答えることはなるべく控えましょう。
  • また退職日が確定するまでは、予期せぬトラブルの原因となる可能性があるので、社内、社外を含め、上司以外へ退職意志を伝えることは控えましょう。
ポイント2もし引き止めされたら・・・
転職意志を告知した時に上司から『検討させてほしい』や『後任者が見つかるまでは待って欲しい』など引き延ばされる場合は、ご自身から検討期限を提示したり、期限設定することをおすすめします。

少し強引ですが「退職日が決まらないと引き継ぎもできませんので引き継ぎ責任が取れなくなってしまいます」といった旨をそれとなく伝えてもいいかもしれません。事前に引継ぎスケジュールを用意しておき、自分の条件を伝えつつ譲歩できるポイントを示し、交渉していきましょう。

  • ✔ 多少サービス残業になっても、引き継ぎ資料はしっかりと作ること。
  • ✔ 新しい会社への入社日をずらさなければいけないような日程は回避しましょう。

重要!退職交渉は初志貫徹!

  • 交渉は断固たる決意で!ただし譲歩できるポイントも考えておきましょう!

感謝の意を伝える

これまで積み上げてきた人間関係は、ある意味ご自身にとって財産です。今後も大事にする意味でも円満退職は非常に重要です。

現在の会社に対して感謝の気持ちを伝えつつ、次のキャリアステップとしてどうしても新たな環境に進む必要がある熱意を伝え、引き継ぎは誠意を持って対応することを話しましょう。

また最終出社日には、社内の方へ、また直接挨拶ができなかった取引先へ退職の挨拶メールを送りましょう。以下からサンプルをダウンロードできます。
退職挨拶メールテンプレート

重要!円満退職を目指しましょう!

  • “立つ鳥跡を濁さず”の精神で円満退職で新たなステージへ!これまでお世話になった方とは、退職後も公私ともに良い関係を続けられるよう、心がけましょう。
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