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技術以外で失敗しないための面接対策リファレンス

Part4-3コミュニケーションで苦戦しないための傾向と対策!

コミュニケーションで苦戦しないための傾向と対策!
よくある転職ご相談
「コミュニケーション能力が足りない」とよく言われてしまうのですが、どうすればよいのでしょうか?

コミュニケーション能力を4つに分解

「コミュニケーション能力」と一言で言っても、コミュニケーションにはさまざまな種類がありますよね。面接で求められるコミュニケーション能力は、大きく分けて「伝える力」「聞く力」「協調性」「外国語能力」の4つの能力に分解できます。この4つの中で、どれが自分にとって不足しているのかを知り、対策をとることで、面接の通過率がぐっと上がります。

ポイント1自己表現力(プレゼンテーション力)
コミュニケーション能力には、大きくわけて表現力(伝える力)と傾聴力(聞く力)の2つの要素があります。表現がうまくできない人には、いくつかの特徴があります。自分に当てはまるものがあれば対策していきましょう。
【こんな人は要注意!】
  • ✔ 経歴を細かく説明している人
  • ✔ 回答が端的な人
  • ✔ 下を向いて話す人
傾向1
経歴を細かく説明している人
NG理由
経歴の全てを細かく説明する必要はありません。話が長くなってしまいますし、聞いているほうも理解しづらくなってしまいます。「今までの経歴を全て説明すればいいんでしょ」と思ってだらだら話すだけでは、面接官に「結局のところ、どんな経験を経てどんな強みを身につけてきたの?」と思われてしまうでしょう。また、「この調子だと、仕事上のコミュニケーションもとりづらそうだな」と判断されても仕方ありません。

経歴を聞かれた場合は、概要を先に話しましょう

「経歴を教えてください」と質問された時には、まずは概要だけを話しましょう。面接官が気になった部分は、後からさらに質問をして深堀りしてくれるので、詳細はそこで話せばよいのです。また、概要を話す際は数字を入れておくと、聞いている方も理解がしやすくなります。例えば、「私は大学を卒業後、2社での勤務を経験しています。大きく分けて、1社目では3つのプロジェクト、2社目では2つのプロジェクトを経験しました。1社目で経験した〜というプロジェクトは...」などというように、概要から始めて、だんだん細部へフォーカスしていくような話し方がよいでしょう。
傾向2
回答が端的な人
NG理由
これは頭の回転が早い人に多いケースですが、「質問の回答が結論の一言だけ」というように端的すぎると、面接では評価されません。その結論に至るまでの、あなたの考えがわからないからです。例えば、「A=Bで、B=Cで、C=Dだから、A=Dなんです」という話なら、A=Dだとすぐに理解できます。しかし、いきなり「A=Dなんです」とだけ言われると、「A=Bで、B=Cで、C=Dだから」という説明が省略されているので、聞いている方は混乱してしまうのです。こうした説明不足な受け答えを続けると、企業に「仕事で説明が必要なときも、自分の中だけで完結して、うまく伝えられないんだろうな」「自分にしか理解できない難しいコードを書いて満足していそうだな」と思われてしまいます。

結論から端的に答え、結論に至った経緯をその後に話しましょう

ビジネスコミュニケーションにおいては、結論から端的に話すことが重要だとされています。しかしそれは、「結論から話せば、後から話す過程も理解されやすくなる」からです。決して「結論のみ話せばよい」ということではありません。結論を述べてから、そこに至るまでの過程や自分の考えもきちんと話せるよう、日頃から意識しておきましょう。
傾向3
下を向いて話す人
NG理由
「人と話すときは目を見て話しましょう」とよく言われますよね。そもそも顔を上げて前を向いていないと、話し声は前に飛んでいきません。下を向いて話されると、面接官はあなたの声を聞き取れなくなってしまいます。聞き取れなければ、その内容を評価することもできないので、企業としては採用お見送りの判断をするしかありません。

目を見なくてもよいので、前を向いて話しましょう

普段から多く話すことがない人は、面接での声も小さくなりがちです。前を向いていないと余計に声が届かなくなってしまいますので、しっかり前を向いて話しましょう。目を見て話すのが苦手であれば、面接官の額やあごのあたりを見るようにするとよいでしょう。また、履歴書や職務経歴書などを見ながら話す場合は、特に下を向きがちになってしまいます。机の上に置いたまま見るのではなく、書類を軽く持ち上げて、なるべく顔を上げて話すようにしましょう。
ポイント2傾聴力、理解力
面接で求められる「傾聴力」には、面接官の話を聞く態度だけでなく、「聞いた後にどのような反応や発言ができるか」も含まれています。「傾聴力が足りない」と言われやすい人の傾向をつかんで対策しましょう。
【こんな人は要注意!】
  • ✔ 「面接では自己アピールをしなきゃ」と考えている人
  • ✔ 「質問はありますか」と聞かれて「特にありません」と答える人
  • ✔ 質問の意図を考えず相手の言葉をそのまま素直に受け取る人
傾向1
「面接では自己アピールをしなきゃ」と考えている人
NG理由
こういった方は、必要以上に自己アピールをしようとするあまり、面接官の質問の意図と回答内容がズレてしまいがちです。面接は自己アピールをする場ではありますが、必要なのは、あくまで「聞かれた範囲」でのアピールです。どんな質問も全て自己アピールにつなげればよいというものではありません。これをわきまえずにズレた受け答えばかりしていると、「何を聞かれているのか理解できない人」「自分の話したいことだけを話す自分本位の人」と思われてしまいます。

面接は「面接官が知りたいことに答える場」と認識しましょう

「やりたい」「できる」といった自己アピールは、その会社が求める人材像と一致して、初めて意味のあるアピールになります。質問の意図から外れて、自分がアピールしたい内容ばかりを話しても、意味のあるアピールにはなりません。面接官に何を聞かれているのか、しっかり聞き取って答えるようにしましょう。何を聞かれているのか質問の意図がよくわからない場合は、「〜というご質問でよろしいでしょうか」と確認してもよいので、的外れな回答をしないように心がけましょう。
傾向2
「質問はありますか」と聞かれて「特にありません」と答える人
NG理由
質問がないと言っても、「①質問はあるけど聞きづらい」「②その企業に興味がないから質問がない」「③説明を受けて聞きたかったことは理解できたので質問がない」などと、いろいろなケースがありますよね。返答が「特にありません」の一言だけだと、面接官はあなたがどういう状態なのかがわかりません。また、面接官からの「質問はありますか?」という質問には、「こちらから説明した内容は理解できましたか?」という意図も含まれています。「特にありません」だけでは、「こちらの意図をくみ取れない人だな」「本当に理解できたのかな?」「うちの会社には興味ないんだろうな」などと思われてしまいます。

特に質問がない場合は、「理解できたこと」を伝えましょう

「質問はありますか?」と聞かれたら、できるだけ何か質問をしましょう。ただし、「御社の企業理念は何ですか?」「どんなサービスを作っているんですか?」といった「調べればすぐにわかること」を聞いてしまうのは逆効果です。また、聞きたかったことはすべて説明してもらえて理解できたので、質問がなくなってしまったということもあるでしょう。このような場合は、「特にありません」で終わるのではなく、「〜や〜について知りたいと思っていたのですが、先ほどのご説明で理解できましたので、特に質問はありません」と、理解できたことを伝えましょう。
傾向3
質問の意図を考えず相手の言葉をそのまま素直に受け取る人
NG理由
素直なのはよいことですが、質問の意図を理解しないと、面接官の知りたい内容を答えることはできません。例えば、「短所はありますか?」という質問に「短所は時間管理が苦手なところです」とだけ答える人がいますが、それだけでは足りません。面接官は「自分の短所を理解して、業務で支障が出ないように対策できていますか?」という意図でこの質問をしています。単純に短所を答えるだけでは「質問の意図を読み取れない人なんだな」と思われてしまいます。

質問の意図を理解した上で、「〜できる」「〜したい」といった前向きな回答をしましょう

例えば「仕事で苦労したエピソードを教えてください」という質問には、「問題解決能力がある人なのか、ピンチの時にどう考えてどんな行動をとるのか、その経験から何を学んだのかが知りたい」という意図があります。質問の意図を考えると、ただ「前職は残業が多くてつらかったです」と答えるだけでは足りませんよね。また、基本的に面接官は、あなたに対して「何ができるのか」「何がしたいのか」「なぜこの会社に応募したのか」という大きく分けて3つのことを知りたいと考えています。ですから、質問のほとんどは「~できます」「~したいです」「~だから応募しました」という答え方ができるはずです。これを頭に置いて、よく聞かれる質問の回答を考えてみましょう。
ポイント3協調性、チーム開発力
組織で仕事をしていく上では協調性が必要です。「エンジニアに協調性は必要ない」という意見もあるかと思いますが、面接で「協調性がない」と思われてしまうのは大きなマイナスです。「協調性がない」と思われがちな人の傾向をつかみ、対策しましょう。
【こんな人は要注意!】
  • ✔ 研究開発職を目指している人
  • ✔ 自分から意見発信をしない人
  • ✔ 「これがやりたい!」という思いが強い人
傾向1
研究開発職を目指している人
NG理由
研究職は社内にこもって開発している印象がありますが、実際には違います。確かにこもって仕事をすることも多いですが、新しい技術を実際のサービスに利用するので、サービス企画側と話を進める必要があります。「こもって研究だけしていたい」という内容では、「技術者目線でしか物事を話せない、協調性のない人」と言われてしまいます。

研究には目的があることを理解しましょう

企業の研究職の場合、研究の目的は「新しい技術を実際のサービスに利用すること」です。普段から、サービス企画を考えている人達と、情報を共有したり、話し合ったりしなければなりません。本当に研究開発職を目指しているのであれば、「自分の研究を色々な人と関わりながら世に出したい」と伝えられるようにしましょう。もし「こもって研究だけしていたい」のであればどこかの研究室など、企業ではない組織に属することを目指しましょう。
傾向2
自分から意見発信をしない人
NG理由
「協調性」は「波風を立てないこと」だと思っている人も多いですが、それは間違いです。協調性とは、「人と違う意見があっても飲み込んで、円滑に進めること」ではありません。「違う意見を言ったり言われたりしながら、同じ目標を目指して進むこと」が、仕事で求められる協調性です。たしかに、自分の意見を言わなければ波風は立ちませんが、よりよいサービスやシステムを追求することは難しくなってしまいます。

協調性は「周囲と仲良くする能力」ではないことを理解しましょう

協調性は、誰とでも仲良くできる「社交性」とは別のものです。周りと仲良くするのが得意な人でも、仕事で意見を言わなかったり、目標に向かって行動できない場合は「協調性がない人」という評価になります。仕事で必要なのは、所属するチームや部署、会社が目指す目標に向かって考え、実践できるという「協調性」です。逆に、「周りと仲良くするのが苦手」という人でも、組織の中で目標を持って取り組んできた経験を話せば「協調性がある人なんだな」と思ってもらうことができます。

誰かと意見が対立した経験は、協調性をアピールする絶好のポイント

これまで仕事をしてきて、誰かと意見が対立した経験がある人は多いかと思います。そのときに、自分がどんな対応をしてきたか振り返ってみましょう。「自分は、この目標を達成するには~が必要だと考えていたが、相手の~という意見も理解できた。このサービスで優先すべき点を考えて話し合った結果、~という落としどころを見つけて、相手とも和解できた」などといった話ができれば、「仕事で必要な協調性のある人だな」と思われやすくなります。
傾向3
「これがやりたい!」という思いが強い人
NG理由
「自分はこれがやりたい」という発信は大切ですが、組織の中で仕事をする以上、周りの意見を聞くのも同じくらい大切なことです。「協調性がない」と言われてしまう人の多くは、これが理解できていません。面接で「希望と違う仕事を頼まれたらどうしますか」「自分とは異なる意見の人が出てきたらどうしますか」という質問をされて「この仕事しかやりたくありません」「自分が正しいと思った意見を押し通します」といった受け答えをしていると「協調性がない人」だと思われてしまいます。

「これがやりたい!」というアピールはほどほどにしましょう

やりたいことを主張するのは重要なことです。しかし、自分の希望をただ押し通そうとするだけでは、「協調性のない人」と思われてしまいます。協調性がないと思われないためには、「自分の意見を主張するだけでなく、人の意見にも耳をかたむける姿勢」と「人の意見を聞いた上で、どうするのが組織にとって正しいのか考えること」です。自分のやりたいことを主張する前に、まずはその企業でどんな仕事ができるのか、どんな目標を目指しているのかを聞いた上で、その範囲内で追求できる「やりたいこと」を考えて言いましょう。
ポイント4外国語能力
グローバル企業では、当然のように英語力が求められます。そうでなくても、開発業務に必要な調査や勉強をしていると、「英語の文献しかない」といった状況がよくあります。また、外国籍の方が日本企業を志望する場合は、必要に応じた日本語力が求められます。「業務に支障のないレベルの外語能力は身につけている」とアピールできるよう、対策しておきましょう。
【こんな人は要注意!】
  • ✔ 国境を超えて活躍したいと考えている人
  • ✔ 新しい技術領域で仕事をしたいと考えている人
傾向1
国境を超えて活躍したいと考えている人
NG理由
外国籍の方が日本の企業への転職を目指す場合ですが、日本では通用語が外国語の企業はほとんどありません。日本はまだまだ外国籍の方の受け入れ体制が整っていない企業も多いため、日本語でスムーズな意志疎通ができないと、受け入れは難しいと判断されてしまいがちです。また、日本人の方が海外の企業、グローバル事業を展開している企業を目指す場合も、現場が日本語に対応しているケースはほとんどありません。最低限英語、もしくは現地の言葉で意志疎通できるレベル能力が必要になります。

資格をとってアピールしましょう

日本語であればJLPT(日本語能力試験)、英語であればTOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)など、指標になる資格はできる限り取得しておきましょう。もし、それほど高いレベルの資格が取得できなくても、何もないよりは「言語の勉強に取り組む意思がある人」という印象になります。
傾向2
新しい技術領域で仕事をしたいと考えている人
NG理由
新しい技術領域に取り組む場合、該当する文献や論文、ニュース記事などが英語のものしかない場合が非常に多くあります。そのため、インターネット上で情報を検索するのにも、英文での入力が必要になってきます。「英語は全然ダメで…」という状態では、「文献の一つも読めないのに、どうやって最新技術をキャッチアップするつもりなんだろう?」と思われてしまいます。

「英語の技術書を読める」レベルにはなりましょう

英語が全くできないと、「最新技術の情報収集もできない人」だと思われてしまいます。エンジニアとして活躍するためには、英語は苦手でも避けて通れない道だと考えてください。まずは「よく使う言語の技術書を読んで、内容を把握できる」ぐらいのレベルを目指して勉強しましょう。
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