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企業インタビュー Retty株式会社

「なにかにハマった経験」を
熱く語ってくれる人と一緒に働きたい

今回はRetty株式会社にお伺いしました。

月間利用者数が3000万人を突破したという、グルメ情報サービス「Retty」。実名制ならではの信頼性の高い情報をアピールポイントとして、海外での事業展開も視野に入れてサービス拡大を続ける気鋭のWebサービスです。一方でユーザー投稿に基づく膨大なデータを保有するという強みも持つ同社は、はたしてどのようなエンジニアを求めているのでしょうか。新卒採用責任者を務める、柳川裕美さんに聞いてみました。


柳川裕美さん
Retty株式会社 新卒採用責任者

新卒でも即戦力になりうる人を採用したい

――まず、Rettyでエンジニア採用にpaizaを導入したきっかけを聞かせてください。

弊社はまだまだベンチャーで、エンジニア含め社内は少数精鋭の組織です。そのため、新卒とは言ってもある程度は即戦力になる人材を採用したいと考えていて、技術力の見極めが不可欠でした。paizaを使おうと思ったのは、プライベートな時間を使ってまでpaizaのスキルチェック課題を解くような人には、当然技術好きな人が多いだろうと考えたからです。エンジニアの資質として大切な「技術力」と「自らチャレンジする姿勢」の両方を見られる媒体としてpaizaには注目しています。

――paizaではエントリーシートでの選考ができませんが、それについてはどう思いますか?

一般的なエントリーシートに書いてくるような項目は、実はpaiza以外からの応募者であっても見ていません。エンジニアであればその人の技術力や、今後どんなキャリアを積んでいきたいかを知りたいですし、そこは面接で見ればいいと思っていますから。技術力がありそうな人には積極的にお会いするようにしています。

――エンジニア職の面接は、やはり社内のエンジニアが行うのでしょうか?

基本的に面接にはエンジニアが同席しますね。採用基準はきちんと固めて言語化しているので、エンジニアの面接でもその基準に沿って評価していきます。面接そのものはカジュアルなスタイルで、お話のなかでその人の人物面を理解しながら、一緒に働きたいかを見極めていきます。

2017年7月に移転したばかりのRetty。
取材当時は移転間もない時期で、まさにピカピカのオフィスでした。

面接では「何かにハマった経験」を聞く

――面接を含めた一連のエンジニア採用活動において、特に注目するポイントがあれば教えてください。

やはり最新の技術やテクノロジーへの興味を持っているか、それらの情報を自らキャッチアップしていけるか。そして技術の好奇心があるかを見ています。あと、これはエンジニアに限ったことではないのですが、すべての職種の採用において「自分自身で考え、課題を設定して行動できるセルフスターターであるか」を重視しますね。エンジニアであれば、「学生時代にアプリを何個も作った」など、すでに自分で何かを作っている方は高い評価になりやすいです。我々はベンチャーなので、常にやることはたくさんあります。自分で考えて行動できる人でないと活躍するのは難しいからです。

――エンジニアの面接で技術以外に重視していることはあるのでしょうか?

ありますね。採用フローのどこかで人事担当も面接に参加するのですが、応募者にこれまでの人生を振り返ってもらい、特になにかにハマった経験を聞くようにしています。そこでは、話がしっかりまとまっているかどうかはあまり重要ではなくて、こちらに伝わるように熱く語れる何かがあるかどうかを見ています。弊社では、ジャンルを問わずなにかに打ち込んだ経験をすごく大事だと考えているからです。

たとえばこれまでに新卒入社したスタッフのなかには、ある有名ゲームの全国大会で優勝した経験を持つ人もいます。非エンジニアの私にもわかるように、そうした経験をキラキラした目で話してくれる人はやっぱり高く評価してしまいますよね。

社員とユーザーが直接交流する場として、定期的にオフ会を開催している同社。
「ユーザーの生の声を聞ける貴重な場ということもあり、任意参加にもかかわらずエンジニアの参加率はとても高いです」

インターン生にも自社のビッグデータを提供

――次に、インターンについても伺います。御社ではインターンを実施していますか?

はい。まず、弊社では採用選考の一環としてインターンを必須にしています。数日から長い場合には数週間かけておこない、応募者の技術力を見ます。

また、採用選考とは関係なく、広くインターンを受け入れています。企業として学生の技術力向上に寄与したいという思いもありますし、学生である彼らのほうが最新の技術トレンドを知っていることもあるから、という理由もあります。一緒に働いてもらって、こちらとしてもありがたく感じることが多いです。

――インターン生にやってもらう業務はどのような分野ですか?

それぞれの得意分野や極めたいことに合わせて、ひとりひとり違います。Androidアプリを作りたい学生であればAndroidチームに、画像分析を学んできた方は画像分析のチームに、といった具合ですね。

機械学習や画像分析の分野では、大学で研究していても教師データが不足していて困っている、といったケースも多いようで、そういう方には弊社の保有するビッグデータを使って研究していただくことも許可しています。その研究結果が我々のサービス向上に役立つ何かにつながるのであれば、Win-Winなので。

CTO直下で学ぶ新人研修

――次に入社後のことを伺いたいのですが、新人教育の期間やフローはどういった流れでしょう。

入社して最初の2カ月間、新入社員たちはCTO直下でプロジェクトチームを組んでの研修に入ります。ここでは社内のさまざまな部署からのヒアリングをもとに、技術によって解決できる課題がないかを考えてもらいます。CTOがメンターとなって、課題とそれを解決するための施策を設定し、社内プレゼンを経て最終的に研修チームの作品として成果物を作ってもらうという流れです。

――これまでの成果物にはどのようなものがありましたか?

今年入社した新入社員たちが作ったのは、Rettyに掲載しているお店のキャッチフレーズを自動生成するシステムです。それまではすべて人力でフレーズを考えて入力していたのですが、彼らが作ったシステムのおかげで、ユーザーの投稿を分析して自動で生成できるようになりました。

この研修によって新入社員に開発の経験を積んでもらうと同時に、社内の業務がどうやって動いているかを理解する良い機会にもなっています。その後はそれぞれの現場に出て業務のなかで仕事を覚えていってもらいます。フラットな組織なので入社1年目だからといって単純な業務しかできない、といったことはありません。

――現場でのエンジニアチームの体制について教えていただきたいのですが。

社内ではプロジェクトごとにチームがわかれていて、それぞれのチームにプランナー、エンジニア、デザイナーが所属する形態をとっています。エンジニアでも企画に関わりたい人はどんどん参加できる環境です。一方で、技術に特化して突き詰めたい人であれば、エンジニアとしてスペシャリストを目指すこともできます。

開発手法や使用する開発言語については、プロジェクトごとの裁量に任せています。一例として、最近ではAndroidチームが従来使っていたJavaからKotlinへ移行しました。Kotlinについては社内で「使いたい」という意見があがり、1年ほど前から試しながら移行の準備を進めていきました。

――「勉強会」というワードが出てきましたが、エンジニア同士のコミュニケーションは盛んなのでしょうか。

そうですね。新入社員に限らず、エンジニア同士で定期的に自分たちの技術を共有したり、プロジェクトの振り返りをしたりする場を設けています。また毎週金曜日には「TGIF(Thank God, It‘s Friday)」という時間があり、課題やこれからやりたいことをエンジニア全体で話し合っています。

社内にはスパコンも完備。機械学習の研究に使われています。

世界に誇れる日本発のWebサービスを一緒に作りましょう

――最後に、就職活動を控えた学生へのメッセージをお願いします。

現在のRettyは、とてもたくさんのチャンスがあるフェーズです。国内である程度グロースしてきたサービスを、これからは世界に向けて成長させていくことになります。もともと弊社が最初に掲げたコンセプトは「世界に誇れる日本発のWebサービスを創りたい」というもの。日本発でグローバルでも成功しているサービスはなかなかないですが、そこにチャレンジしていきたいという強い思いがあります。今はエンジニアが40人ほどの会社ですが、この規模でそういう体験ができる場はなかなかないのではないでしょうか。

また、グロースしている一方でユーザーとの距離感がとても近いですし、膨大なデータを抱える情報の宝庫でもあります。こういう環境で仕事をしたいというエンジニアにとっても、とてもいい環境だと自負しています。

お忙しいなか、お時間をいただきありがとうございました!

ありがとうございました。

日本発のグローバルWebサービスを作るという目標に向かって突き進むRetty。エンジニアとして大きな挑戦をしたい人には、これ以上ない企業といえるでしょう。また、ビッグデータを活用したサービスを作っていきたい人にとっても、貴重な環境といえる同社。どちらをやりたい人でも、その門を叩いてみる価値は十二分にあるはずです。興味のある皆さんはぜひ求人票をチェックしてみてください。

Retty株式会社のますますの発展をお祈りしております。



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