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スペシャリストインタビュー ユニークビジョン株式会社 山本一将さん

「OPEN & FLAT」を掲げるユニークビジョン
エンジニアファーストな組織づくりのあり方

今回は、SNSマーケティングツール「Beluga」シリーズを提供するユニークビジョン株式会社(以下、ユニークビジョン)に伺いました。

お話を聞いたのは、同社プログラマの山本一将さん。山本さんはpaizaからユニークビジョンに入社した一人。同社のどのような点を魅力に感じて入社し、現在はどのような業務をしているのでしょうか。

インタビューでは、山本さんのご経歴や転職の動機、ユニークビジョンの働き方、将来の展望について聞きました。

鉄道運行システムからSNSマーケティング業界に

ユニークビジョン(写真)

――まず聞いてしまいますが、山本さんは学生時代からコンピュータ将棋の開発に携わっていて、かなりの成績を収められたと拝見しましたが......

そうですね(笑)。今は開発から少し足が遠のいていますが、学生時代からコンピュータ将棋の開発を始めて、社会人になってからも趣味として打ち込んでいました。最高成績は2015年の世界コンピュータ将棋選手権で、9位の成績を収めました。

――すごいですね! プログラミングへの高いモチベーションを感じますが、これまではどのようなキャリアを歩まれてきたのですか?

新卒入社で入った前職は鉄道の運行システムをつくっている企業で、そこに6年ほど勤めていました。学生時代のコンピュータ将棋で培った技術もあったので、それを生かせる仕事につきたいと思って入社しました。

――コンピュータ将棋と鉄道の運行システムで技術やスキル面で重なる部分もあったということでしょうか?

スキルセットとして活用できる部分は多かったですね。コンピュータ将棋は、1秒間に数万〜数億手を読む必要があります。そうなると、たとえばC/C++などの低レイヤーなプログラミング言語を使うことが多いです。鉄道のシステムも組み込みや制御系となるので、最近のリッチなプログラミング言語は使えない世界です。そういった点でも、学生時代の知見が生かしやすい職場でしたね。

――ご自身のスキルも生かせて、社会インフラを支えるシステムという意味でも意義深い仕事だったかと思いますが、そのような中で転職しようと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?

前職は本当に社会的なインパクトが大きく、見方を変えればお堅い業界。安全を第一に考えるような仕事の進め方をしつつも、要件定義から研究開発的な仕事まで幅広くやらせてもらいました。ただ、あるタイミングで「この業界での仕事をすべて経験し尽くした」と思い、自身のキャリアやスキルとしても行き詰まりが見えてきました。

そのころから、「まったく新しいことをしたい」と思うようになったんです。もちろんこれまで培ったスキルセットはありますが、技術も業界も全然違うところで仕事をしてみたいという気持ちが強くなって、転職を決意しました。そんなときに出会ったのが、ユニークビジョンでした。

――具体的にはユニークビジョンのどんな点に魅力を感じたのですか?

変な話ですが、最初に弊社代表の白圡とカジュアル面談をしたのですが、そのとき、なにを言っているのかが全然わからなかったんです(笑)。当時SNSもやっていなくて、 広告やトリプルメディアマーケティングの話を聞いてもなにがなにやらという状態。ただ、その「わからなさ」に猛烈に興味を覚えて、わからないなりにも白圡の熱意と未来へのビジョンはイメージできる。そういった点はとても魅力に感じましたね。それでpaiza経由で求人に応募し、入社したのが2018年のことです。

「ギブファースト」なエンジニアが多い組織

ユニークビジョン(写真)

――入社してからのお仕事についてお聞きしたいです。山本さんはどのような業務を担当されているのでしょうか?

まず、ユニークビジョンの「Beluga」シリーズについて説明すると、大きくお客様のSNSアカウントの運営(オーガニック運用)をおこなう「Belugaスタジオ」とTwitterとLINEでのSNSキャンペーンを支援する「Belugaキャンペーン」があります。私が入社してからは、まずは「Belugaキャンペーン」の開発に携わりました。

その後はさまざまなチームで経験を積む機会をいただき、現在は「Belugaキャンペーン for LINE」に関連するプロジェクトで、開発リーダーを担当しています。そのため、今はプログラムの時間よりも、メンバーの進捗を把握し調整することや、中長期的な展望を考慮するような業務が増えてきていますね。

――現在ではかなりマネジメント寄りなポジションを担当されているようですが、いつごろからリーダーを務めているのでしょうか?また、リーダーとして大変なことはありますか?

明確に開発リーダーとしての肩書がついたのは比較的最近のことですが、実際にはここ2、3年ほどはそのような役割で仕事をしてきました。また、前職でも転職する1年半くらい前からリーダーに近いポジションでプロジェクトを回していたので、そういった役回りをこなしていくことに特段抵抗感はありませんでした。

ただ、前職のプロジェクトは数年単位で動くものだったので、プロジェクト全体というよりもプロジェクトの一部をリーダーとして動かしていくような立場でした。ユニークビジョンは、プロジェクトのテンポやスピードの早さが特徴で、情勢の変化などによって以前に立てた目標をピボットさせて、別方向に舵を切っていくこともあります。そのような現実世界のリアルタイムで起こる事象やトレンドの変化に対応していくことは、エンジニアとして楽しいのですが、マネジメントとしては調整や舵取りが大変なときもありますね(笑)。

――プロダクト開発にスピード感や柔軟性が求められるからこそ、ユニークビジョンではバリューに「OPEN & FLAT」と掲げている通り、オープンで主体性の高い組織づくりを志向しています。山本さんが考えるユニークビジョンの組織のよさをお聞かせください。

プロジェクト/プロダクトをベースとした開発チームでは、チーム間のコミュニケーションが停滞して技術のサイロ化を招くリスクがあります。ユニークビジョンでは開発チームを横軸で横断する「ワーキンググループ」という、エンジニアが課題やテーマを持ちより主体的に改善・解決に取り組む組織があります。

たとえばワーキンググループの1つである技術勉強会では、それぞれが興味のある技術を発信・共有できる場です。スキルアップだけでなくサービス改善にも寄与する場となっています。技術勉強会の場では業務に関わらない技術でも発表してもよく、その技術がプロダクト開発に取り入れられたケースもあります。そういった面からもエンジニアが新しい技術を勉強する、インプットするモチベーションにも繋がりやすい仕組みになっているのです。

――ユニークビジョンのカルチャーとしても、自ら提案・発信していくエンジニアが多い印象です。

おっしゃる通りで、ユニークビジョンのエンジニアには「ギブファースト」な人材が多いと思います。技術勉強会のときにも、自分が見つけた改善点やおもしろいと思う技術は積極的にメンバーに共有していく。コミュニケーションに積極的で、改善意欲の高いエンジニアが集まっていることが特徴です。そういったカルチャーがあるからこそ、優秀なエンジニアが集まっているとも考えています。

ちなみにですが、ユニークビジョンのエンジニアの8割から9割はpaizaから採用しています。私もpaizaから入社していて、エンジニアスキルチェックのランクはSランクでした。最近ではかなり優秀なエンジニアが入社してくれているため、当時C以上だった通過ランクは現在A以上になっています(笑)。

――エンジニアがより高いパフォーマンスを発揮できる組織づくりに注力しているからこそ、主体性のある優秀なエンジニアを引きつける会社になっていますね。最後に、ユニークビジョンに向いているエンジニア、山本さんが一緒に働きたいエンジニアを教えてください。

まず、向いている人材については、さきほどからお話ししている通り、主体性のある人材は活躍できる可能性が高いと考えています。もちろん、提案したことは開発組織全体で検討し、技術的負債を残さずにしっかりと合意形成をとってから採用しますので、すべてが採用されるというわけではありません。しかし、ユニークビジョンは「OPEN & FLAT」と掲げている通り、前向きな意見は必ず全員が聞いてくれる組織、チームです。積極的に発信していく力があれば必ず活躍できます。

私としては、幅広い視野を持ち「みんなで仕事をする」というマインドを持ったエンジニアと働きたいです。やはりエンジニアなので技術が大好きなことはとてもわかります。しかし、チームでやっているので、自身の技術だけにとらわれる必要もありません。また、自分一人で抱え込む必要もないので、できないことはチームで解決していければいい。自分の強みと弱みを噛み締めつつ、チームとしてお互いを生かしていけるエンジニアと一緒に働けるとうれしいですね。


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