スペシャリストのエンジニアにインタビュー

スペシャリストとしてエンジニアを続けたい

paiza interview スペシャリストとしてエンジニアを続けたい 吉田慎二さん

今回はバーチャルリアリティ(VR)の先端ベンチャーであるナーブ株式会社にお伺いしました。
エンタメを中心に急速な普及が進み、エンドユーザーが目にすることも多くなってきた最先端技術、VR。その活用フィールドはゲームや映像表現といったエンタメのみならず、不動産や小売業などのビジネス領域にも広がりつつあります。
こうした時代背景を敏感に読み取り、ナーブ株式会社への転職を果たしたのが、Unityを得意とするエンジニアの吉田慎二さん(30歳)。転職時にpaizaのスキルチェックでSランクを取っていたという彼に、自身の転職活動とエンジニアとしての心得を聞きました。

そしてインタビューの後半では、採用にかかわったマネージャーの寺本雅裕さんに、ナーブが求めているエンジニア像について伺いました。

※寺本さんへのインタビュー(後半)は こちら から。

※ナーブ株式会社の求人情報は こちら から。

【転職者 ナーブ株式会社 エンジニア:吉田慎二さん】

前職は大手Web系企業…なぜ転職しようと思ったのか

――まずは吉田さんが転職するまでの流れをお聞きしたいと思います。

大学では情報工学を専攻し、そこから就職したWeb系の大手企業が前職ということになります。この会社はWeb関連ではありましたが、実質的にはゲーム会社に出向して、UnityやRailsなどを使ってのソーシャルゲーム開発に携わっていたんです。その後、出向から呼び戻されてレガシー系の開発に配属されたのですが、そこに楽しさを見いだせなかったのが転職の動機ですね。

――出向から戻られてすぐに転職を考えたということですか?

いえ、しばらくは新しい動きがないか様子をうかがっていました。しかし、それもなさそうだと感じたので決断した、という経緯です。

――転職にあたって吉田さんが企業を選ぶときに重視したポイントとは?

まずはUnityが使える環境であるかどうかを最重要視しました。自分としては前職の出向先で得た技術の蓄積があったこと、そしてそれが活かせなかったという感覚があったので、それをなんとかしたいと感じていました。ただ、ゲーム業界は浮き沈みが激しいこともわかっていて、ゲームへのこだわりはありませんでした。ですから、ゲーム以外でUnityを使える分野としてVRは強く意識していました。前職は大手でしたが、転職では会社の規模感はあまり意識していませんでした。「もし会社になにかあったとしても、また転職すればいいか」くらいに楽観的に考えていましたね。

応募のため「すぐにSランクを取った」

――そんななかで現職のナーブ株式会社に決めたポイントとはなんだったのでしょう。

ゲーム業界以外でUnityでの開発を行う企業は多くなく、実際のところほとんどがVR関連です。そのなかで事業内容を見て、しっかり地に足を付けて事業を行っている企業だと感じました。面接では、後の上司になる人とお話をしたんですが、技術的な理解が深いなと思い好感を抱きました。さらに社長のビジネスセンスにも惹かれるものがあり、この会社で働きたいと思いましたね。実は今回の転職活動ではナーブ1社だけしか応募していなかったのですが、その1社で決まってしまいました。

――今回、「paiza転職」を使っての転職活動となりましたが、知ったきっかけや、使ってみての印象を教えていただけますか。

転職活動をしているときに検索で見つけて、コーディングテストをやっているところに興味をひかれて登録しました。コーディングで目に見える成績が出てくるのはエンジニアとして嬉しいですね。ナーブに応募するためにはpaizaでSランクが必要だったので、求人を見つけてすぐにスキルチェックを受けてSランクを取りました。結局1社で決まってしまったので、転職で使った媒体はpaizaだけでした。

「スペシャリストのエンジニア」に求められる3つの資質

――ありがとうございます。それでは、ここからは現在の業務内容と今後のキャリアプランについて聞いていきたいのですが。

現在の主な業務内容は、不動産会社が賃貸物件などで利用するVR内見システムの開発です。コンセプト段階ではなく、実用ベースのサービスを作っています。今後は、弊社が進めている不動産以外への事業展開にも参画しながら、スペシャリストのエンジニアとしてキャリアを積んでいきたいと考えています。

――吉田さんが言う「スペシャリスト」という言葉には力がこもっていて、聞いていて重みを感じます。自らをスペシャリストであると言い切るための秘けつはあるのでしょうか?

言ったもん勝ちだと思っています(笑)。言い切ったほうが転職に有利なのは間違いないです。もちろんスキルには自信があります。例えば前職では自分が書いたライブラリが社内で使われるなどしていましたし、UniRx といった、開発スタイルを大きく変えるような外部のライブラリを導入したりもしています。そういった経験の積み重ねが自信につながるのだと思います。

――吉田さんが思う、スペシャリストとして活躍できるエンジニアに求められる資質を教えてください。

3つあって、まずは新しいものが好きであること、そして、本をたくさん読むこと。特に技術書はどんどん読んだほうがいいと思います。私の場合は、本で読んだことは自分でも試してみたいと思って、これまでも実践してきました。そして最後の3つめは、他人に読まれることを意識してコードを書くということ。いいエンジニアは、読む人のことを考えてコードを書けるんです。ただ書ければいい、高いスキルさえあればいい、というのではなく、英語力など周辺知識も貪欲に身につけることが必要ですよね。

転職活動をして、初めて自分の市場価値が分かった

――転職してみて、今の吉田さんの充実度はいかがでしょう?

今はとても充実していて、その理由としては裁量を持って仕事をできていることが大きいのだと思います。前職はスペシャリストとしての専門性よりも広くキャッチアップする能力が評価される組織でしたが、その評価軸は自分の思っているものと違ったのでしょうね。今は自分自身の目指したい方向と会社の評価軸が一致しているのを感じます。

――最後に転職を迷っている人へのアドバイスをお願いします。

私は転職活動をしてみて、初めて自分の市場価値というものがはっきりわかりました。ひとつの会社で働くことしか経験していないと、そこでの評価がすべてだと思ってしまいますから。しかし転職活動をしてみると、面接のときや入社後に、前職のときよりも自分を高く評価してもらえていると感じました。このように自分を高く評価してくれたことも、転職を決めた理由のひとつです。

私自身は今、転職してよかったと思っています。みなさんも一度は転職活動をしてみると良いのではないでしょうか。

――ありがとうございました。

ナーブ株式会社の求人

吉田慎二さん(写真)
寺本雅裕さん(右)
ナーブ株式会社 マネージャー
※寺本さんへのインタビューはこちらから。
吉田慎二さん(左)
ナーブ株式会社 エンジニア
採用時のpaizaスキルランクはS。
吉田慎二さん(写真)
2016年にナーブに転職した吉田さん。前職のキャリア終盤ではレガシー系の開発に携わっていたそう。
吉田慎二さん(写真)
今は採用にもかかわっているそうです。paizaを応募者側と採用側の両方でお使いいただいています。
吉田慎二さん(写真)
自らを「スペシャリスト気質」と表現した吉田さん。彼の考える「いいエンジニアに求められること」とは?
吉田慎二さん(写真)
今は裁量をもって仕事ができているそう。インタビュー中も会話の端々から充実感が感じられました。これからも頑張ってください!
paiza interview Vol.15 スペシャリストとしてエンジニアを続けたい 吉田慎二さん

一方、吉田さんをスペシャリストとして採用したナーブ株式会社は、エンジニアの採用、および市場価値に対してどういった思いを持っているのでしょうか。そしてVR技術の持つ可能性とは? マネージャーの寺本雅裕さんにお話を聞きました。

【企業側 ナーブ株式会社 マネージャー:寺本雅裕さん】

VR技術でモノにお金を払う行為が変わる

――まず、御社の事業内容について伺います。VRを不動産業界で使われているとのことですが、具体的にはどういうものですか?

不動産を中心に旅行や家具など様々な業界に対して、VRや360度画像・動画などを使ったプラットフォームを提供しています。VR端末を使って部屋の内見をバーチャルでできるようにしたり、物件の写真に360度画像を使えたりできます。また、弊社ではVRのハードも提供しています。国内で店舗向けのハードを提供しているのは我々が唯一です。

VRが目立ってはいますが、それ以上に評価されているのがビジネスの効率化に貢献している点です。従来の物件情報の登録作業にプラスすることでVRが使えるようになる、というわけではなく、従来の作業を効率化しながら、さらにVRも使えるようになるのが大きな特徴です。そのような現実的なVRプラットフォームビジネスを提供しています。

――今後、不動産業界以外にもVRを使ったサービスを提供されていくと思いますが、VR技術が発達することで世の中にはどういうメリットがあるのでしょうか。

VRが普及すると、世間にとってすごくわかりやすいメリットがあります。たとえば、買い物では使う場面をイメージしてモノを買いますが、実際に使ってみると想像と違ってがっかりすることも多いですよね。旅行や不動産などは特にギャップが大きいケースがあります。VRであらかじめ体験してから購入できるようになれば、こうしたギャップがなくなって、モノにお金を払うという行為が大きく変わるのです。

エンジニアにはスキルの高さが必須

――次に、御社で働くエンジニアについて伺います。VRという先端技術を扱う御社で、エンジニアに求められるものを教えていただけますか。

弊社がエンジニアの採用で見ているのはとにかく高いスキルがあるかどうかです。よほどジョブホッパー的に転職回数が多い場合などを除いては、書類はそこまで重視していません。履歴書映え、職務経歴書映えする人がエンジニアとして必ずしも活躍できるとは限りませんから。コアの部分を作るエンジニアには特にスキルの高さを求めています。

――選考についてはどのような流れで行っていますか?

面接には社内エンジニアが必ず同席し、スキル面とともに、チームにフィットしそうかどうかを判断しています。多くの場合、初回でだいたい採用するかどうかの方向性は見えてきますね。

高いスキルを持つ人材は非常に貴重

――今回、吉田さんのどういったポイントを評価されたのでしょうか。

彼の場合はまず、我々がスカウトを出したのではなく本人から応募してくれて、強い関心を持ってくれていると感じました。そしてやはり、技術力が抜群だったことが決め手になりましたね。

――吉田さんの採用には「paiza転職」を使っていただきました。paizaの印象についてお聞かせください。

ベンチャーとしてスピンアウトする前から利用していますが、paizaからの応募者は全体的にスキルが高いという印象を持っています。コーディング力が具体的にわかるのも良いですね。多くの応募者にお会いできれば、A、Bランクの方にもマッチする人材はいるのでしょうけれど、ベンチャーとしてそこまで採用に時間を割いていられないのが現状です。そのため弊社ではSランク限定で求人を出させていただいています。

――最後になりますが、御社がこれから求める人材像をお聞かせください。

高い技術力を持った、自走型の人材にきていただきたいと思っています。理想としては、組織全体のレベルを引き上げてくれる人だといいですよね。それは技術的にも、人間的にもです。そうした思いから、我々は高いスキルがある人材は非常に貴重であると考えています。そういった方々には、他社よりも高く評価してオファーするように心がけています。

吉田さん、寺本さん、ありがとうございました。先端領域を切り開くベンチャー企業の高スキル人材への思い、そして、そこで働くスペシャリストの自信と研鑽。これらひとつひとつの言葉には就職活動への有意義なヒントがたくさん詰まっていると感じました。自分のスキルを評価してもらえる環境で仕事をしたい、スペシャリストとして成長し続けていきたい、そういう思いが強い人はぜひ求人票をチェックしてみてください。

吉田さんのご活躍とナーブ株式会社のますますのご発展をお祈りしております。

取材日:2017年3月23日
吉田慎二さん(写真)
マネージャーの寺本さん。エンジニアの採用だけでなく、VR技術の今後についてなど、幅広くお話しいただきました。
吉田慎二さん(写真)
寺本さん「VR端末でさまざまなお店の窓口とつながるようになれば、わざわざ店舗に行く必要もなくなります。生活が大きく変わりますよ」
吉田慎二さん(写真)
現在の社内のエンジニアは5、6人。「エンジニアとしてスペシャリストといえる方を採用してきました」

ナーブ株式会社
設立 2015年10月15日
社員数 14名(2016/12現在)
企業の特徴

ナーブ株式会社はバーチャルリアルティ(VR)に特化した企業として2015年に設立したスタートアップ。VRの業界特化型プラットフォーム、及びナーブコンテナを提供しており、業界のトップランナーとして成長を続けています。

エンジニアチームは、常に新しい技術・開発手法を調査・導入・改善し続ける少数精鋭のエンジニアリング集団です。チーム内のコミュニケーションを大切にしつつ、変化に耐えうる開発体制とするために、アジャイル開発を導入しています。顧客要望に従ってただプロダクト具現化するのではなく、エンジニア自身が企画者やデザイナーとともに面白さのキモを徹底議論しながら開発を行っています。

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