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転職成功者の声 株式会社カプコン 高本真宏さん

数々のWebシステム開発で培ったスキルを生かし転職 
小さなころから興味があったゲーム業界へ

今回は株式会社カプコンにお伺いしました。「遊文化をクリエイトする感性開発企業」を企業理念に、これまでに『モンスターハンター』『ストリートファイター』『ロックマン』をはじめとした数多くの有名シリーズを世に送り出してきた同社。近年はコンシューマゲームやアーケードゲームに加えて、モバイルゲームも積極的にリリースしています。

このインタビューでは、大阪の本社にお伺いし、paiza転職を使って同社に入社された高本真宏さん(37歳)にお話を伺いました。入社までは自動車周りやBtoBのWebシステムの開発に携わっていた高本さん。未経験のゲーム業界に飛び込もうと思った理由とは? そして、転職して今の仕事の充実度は? などなど、詳しくお聞きしました。


株式会社カプコン(写真)
高本真宏さん:株式会社カプコン エンジニア

ゲーム業界未経験からカプコンへ

――入社までのご経歴を教えてください。

専門学校卒業後はずっとエンジニアをやってきました。最初は受託開発の会社で、自動車の組み込みシステムの開発に携わっていました。その後転職した会社でもカーナビの開発をするなど、はじめは自動車関連の仕事が多かったです。

カーナビ開発をしているなか、その取引先の会社さんから「プロジェクト管理用のWebシステムが欲しい」と言われて開発することになりました。Webの技術に触れたのはそれが最初ですね。当時はLAMP環境を使ってWebシステムを開発。そこから徐々にWeb系の開発を担当することが増えていき、企業向けのWebシステムやAndroidアプリもやるようになりました。

――今回、転職しようと思った理由はなんだったのでしょうか。

Webのシステムに関わるうちに、サーバサイドの技術やクラウドサービスを使った開発に関心を持つようになり、そちらのスキルを伸ばしていきたい思いが強くなっていました。それまでは企業向けのシステムという、限られた人向けに作るものを中心に作っていたので、トラフィックの量もそれほど大きくなることはなく予測もつけやすかったんです。今後はコンシューマ向けのサービスに関わり、スケールするなかで開発をしていきたいと思うようになり、転職を考え始めました。

――転職活動ではpaiza転職を使っていただきました。使ってみての感想を教えて下さい。

「すぐにでも転職したい」というよりは「お話を聞いてみていい企業と出会えたら転職しよう」くらいの感覚でした。paiza転職のカジュアル面談が役立ちましたね。さまざまな企業にお会いして、お話を聞くことができました。最初からゲーム業界と決めていたわけではなく、BtoC企業を中心に、受託でWebシステムやアプリを開発する企業や自社サービス企業などに面談に行きました。

――さまざまな会社さんを見たなかで、カプコンに決めた理由は何だったのでしょうか。

まずは何よりゲームが好きだったこと。小さいころから興味がある業界ではありました。もう1つの理由がプロジェクトの多さ。1つのサービスをやっている企業と違って、常に複数のプロジェクトが動く会社なので、どんどん新しい挑戦ができそうだなと思えたのも決め手でした。

株式会社カプコン(写真)
多くの人気シリーズをリリースしてきたカプコンだけあって、来客用のオープンスペースも超豪華。
こちらは映画「バイオハザード ザ・ファイナル」のポスター。監督と主演女優の直筆サイン入りです。

入社直後から大きな裁量をもらえた

――続いて、入社後の業務について教えてください。

入社したタイミングがよく、新しいプロジェクトに立ち上がりから参加できています。バックエンド側の担当として、どのクラウドサービスを使うかの選定や技術的な検証、バックエンドのアーキテクチャ設計、サーバサイドのアプリケーション開発などに携わっています。

――ゲーム業界未経験だったにも関わらず、入社直後からしっかり業務に入っているんですね。

そうですね、前職では比較的規模が小さいプロジェクトに関わっていて、サービスの種類が違うとはいえ一通り経験がありましたので、それもあって任せていただけました。あとはさきほども言った通りプロジェクトに最初から関われていることが大きいと思います。

――今の仕事のやりがいや面白さをあげるとすればどういうところですか。

かなり裁量をもらって、任せていただいているなと感じます。現在関わっているプロジェクトでは、既存のタイトルで使ったことがないような技術も柔軟に取り入れてもらっています。「うちはずっとこれを使い続けているから、これしか使っちゃダメだ」といったこともありません。むしろ、新しい技術、いい技術はどんどん取り入れていこうという考え方で開発しているのでとても充実しています。

――一方で、今感じている課題があれば教えてください。

ひとつは、これまでに関わってきたものと比べてプロジェクトの規模がとても大きいので、その対応です。社内のプロジェクトは小さいものでも数十人規模で、さまざまな部署とコミュニケーションを取らなければなりません。だいぶ慣れてきたと思いますが大変ですね。

もう一点は常に試行錯誤し続けなくてはいけないこと。開発するものの答えがある程度見えていたビジネス向けのサービスと違い、ゲームは常に新しいものを提供していかなければなりません。バックエンド側であっても、常にプレイする人を考えながら開発しています。

株式会社カプコン(写真)
「(バックエンドエンジニアとして)技術的に求められることの基本は変わりませんが、
ビジネス向けのシステムと違いゲームはどれくらいアクセスがあるか予測しづらいですね。
コストを抑えつつも、高負荷を考慮しておく必要があるので、そこは大変です」

ゲーム作りへの情熱がある人なら活躍できる会社

――社内ではどういうエンジニアが活躍されていますか?

やはり仕事への熱量がすごい方が多いですね。自分から声をあげて、サービス改善のために動ける方が集まっているように感じます。また、バックエンドの担当はエンジニアチームの中では比較的人数が少ないのですが、その少ない人数で複数のタイトルを問題なく回していて、技術レベルも高いと思います。

――高本さんが思う「いいエンジニア」とは何か、教えていただけますか。

ゲームエンジニアについて言えば、ただ技術力があるだけではダメかなと思います。答えがないなかで模索しながらサービスを作っていかなければならないので、ゲームへの情熱がなければ続けることができないでしょう。ベースとしての技術力とゲームへの情熱を兼ね備えている人がいいゲームエンジニアと呼ばれる人なのではないでしょうか。

あとはどんどん新しい技術が出てくるので、常に学び続ける姿勢を保ち続けられる人だといいですね。常に謙虚に「まだまだ自分は足りない」と思える人でありたいです。自分は中途で入ってくるので周りには若い方も多くいますが、彼らから学ぶこともあります。それを嫌がるような人だと成長するのが難しいのではないでしょうか。

――最後に、カプコンへの応募を検討されている方へ向けてメッセージをお願いします。

繰り返しになりますが、ゲームを作りたいという情熱を持っている方であれば、活躍できる会社だと思います。コンシューマゲームとともに、モバイルゲームにも注力しているので、それを一緒になって盛り上げてくれる方に入社していただきたいですね。

バックエンド側は、Webシステムやアプリ開発の経験があれば、たとえゲーム開発をしたことがなくてもいろいろと技術的に生かせるところはあります。未経験だからとためらう必要はないと思いますので、そういった方も応募してみてほしいです。

――本日はお時間をいただきありがとうございました!

株式会社カプコン(写真)
高本さんの今後のご活躍をお祈りしております!

高い技術力と豊富なプロジェクト経験をもとに、見事にカプコンへ転職した高本さん。未経験から飛び込んだゲーム業界ながら即戦力で活躍されており、ことばの端々から充実ぶりが伺えました。

世界的に知られる大企業でありながら、社員の裁量も大きく、新しい技術も積極的に取り入れているという同社。エンジニアとして実力を伸ばしたい、上のステージへ進みたい人にとっては、これ以上ない環境ではないでしょうか。

ゲーム経験者はもちろん、未経験者の方も、興味のある方はぜひカプコンの求人票をチェックしてみてください。


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