1. paiza転職トップ
  2. インタビュー
  3. 転職成功者の声
  4. 株式会社ヒトメディア 高木潤一さん

転職成功者の声 株式会社ヒトメディア 高木潤一さん

意外な業界からのスカウトがきっかけ
 転職で手にした理想の環境

今回は 『教育で世界を良くする』を経営理念に掲げ教育業界内でも注目される株式会社ヒトメディアに入社したプログラマーの高木潤一さん(31歳)を取材しました。

前職ではソーシャルゲームのプログラマーとして活躍していた高木さん。 『もっと社会に貢献できる仕事がしたい』との想いを抱き、教育業界への転職を成功させました。 現在はPHPを中心に教育システムの開発プログラマーとなった高木さんですが、順調なキャリアを積み重ねてきた高木さんの転職のポイントはどこにあったのか。プログラマーを目指したきっかけから、paizaとの出会い、数回の転職を経てだんだん進むべき道が決まっていった心境などを語っていただきました。

また、インタビューの後半では、採用にかかわった株式会社ヒトメディア取締役&CTOの瀬川雄介さん、Innovation Div事業部の井村元宗さんにもお話を伺いました。ヒトメディアの求める人物像とは?

※瀬川さん、井村さんへのインタビュー(後半)は こちら から。



株式会社ヒトメディア(写真)
高木潤一さん:株式会社ヒトメディア エンジニア

独学でPHPを覚えプログラマーにキャリアチェンジ

――もともとHTMLコーダーだそうですが、プログラマーを目指したきっかけはなんですか?

最初に入った会社はWebの制作会社でした。そこでは、今で言うマークアップエンジニア…HTMLのコーダーとして働いていました。

もともとモノ作りが好きで、小学生の頃はゲームのプログラマーになりたかったんです。中学生の頃には見よう見まねでプログラミングをやったりもしていました。中学・高校はプログラムとは離れていたんですが、大学で情報工学科に入ってC言語やJavaなどを勉強し、プログラミングへの興味が復活しました。でも、大学を卒業したあと就職しなかったんです。 やりたいことが見つからなかったことと、SIerに入りたくなかったことを理由に、一年ほどフリーターをしていました。 そうこうしているうちにWebに興味を持ちはじめ、その時はまだHTMLの知識が不足していたので独学で勉強をして、ご縁があった Web制作会社にHTMLコーダーとして就職しました 。

HTMLコーダーの仕事はそれはそれで面白かったのですが、3年ほど経つと仕事にも慣れてくるでしょう。だんだんサーバーサイドの開発にも携わりたくなり、 休みの日などにPHPやJavaScriptを独学で勉強して、ある程度出来るなと思った時に社内面談で上司にプログラマーに転向したい旨を伝えました。その時は制作部だったのですが、 上司が開発部のマネージャーに話をしてくれて、晴れてプログラマーへとキャリアチェンジをしました。

――キャリアチェンジはスムーズに進みましたか?

そうですね。実際に何かを作って見せてみたりといったことはしなかったのですが、業務時間外に独学で勉強していたというのが大きかったと思います。 「プログラミングやりたい!」と言いながら何もしない人とか、会社が教育してくれるのを待っている人も多いじゃないですか。自分の場合はすでに勉強して書ける段階だったので、そのあたりの熱意が伝わったのか、わりとすんなり異動 させてもらいました。

話したのは社内の定期的な面談で、確かその時25歳くらいだったと思いますが、転向するなら今だね、とも言われました。会社も、なにかそういう自由な社風だったのかもしれません。

――これまでにも何回か転職をされているそうですが、簡単に振り返っていただいてもいいでしょうか。

最初はWeb制作会社だったので、企業のホームページなどを開発していました。動的なニュース表示をする機能を追加したりだとか。使用言語はPHPやJavaScript、Perlなどです。

当時の業務自体にそこまで不満はなかったのですが、 業績不振でSIerに買収されることになってしまいまして。それを機に転職を考えました。 今まで受託でBtoBだったので「今度はBtoCがいいな」と考えて、ECサイトを運営している会社に転職したんです。ところが、そこは開発や制作は外注にお願いしている会社でした。社内に開発スキルを持つ人がいない上に作業も簡単なものばかりで、物足りなくなってしまったんです。

次に転職したのは当時流行だったソーシャルゲームの会社です。Web業界で高いスキルを持つ人や最新技術が集まっている会社はどこだろう、と考えた時、思い浮かんだのがソーシャルゲーム業界だったんです。ソーシャルゲームの会社でしばらく勤務してスキルアップという面では刺激的だったのですが、ゲームを作っているとゲームをする人しかターゲットになりえないので、 もう少し広くいろいろな人に使ってもらえて、なおかつ社会性のあるサービスに携わりたいな、と考えるようになり、転職活動を始めました。

株式会社ヒトメディア(写真)
常に自主的に技術を学んできた高木さん。
お話を聞いていても、まさに自分でキャリアを切り開いてきた方という印象でした。

何気なく受けたスキルチェックから出会いが生まれた

――paizaを知ったきっかけを教えてください。

たぶん、はてなブックマークか何かで見た記事だったと思います。ちょうど転職活動をしていた時期で、他の転職サイトにも登録して自分で応募などもしていました。でもpaizaは転職のためというよりもコーディングスキルチェックに興味を持ったんです。特に転職のことは意識せず、なんとなく気軽に、 ちょっと暇だから問題を解いてみようかな、くらいの気持ちで2〜3問受けて、ランクAになりました。そうしたらヒトメディアからスカウトが来たんです。

次は社会性のあるサービスを…とは考えていましたが、教育業界は積極的に探してはいなかったので予想外の会社でした。 でもせっかくスカウトしてくれたのだから…と面談に行ってみました。 ほかの面接は全部スーツで行っていたのですが、paizaの求人はカジュアル面談を選択すれば私服OKでした。そのおかげでヒトメディアの面談は緊張せず、結果として合格し、転職成功してしまいました。 paizaがなかったら教育業界を受けることは考えなかったでしょうから、すごくいい出会いをくれたと思います。

――実際に転職してみて、ヒトメディアさんの環境などはいかがですか?

開発環境については、従業員の希望をすごく柔軟に受け止めていただけるので、非常に働きやすい環境です。 受託事業をされている会社さんは開発環境に縛りがあるところが多くて、例えば僕はMacなんですが、Windowsじゃないといけない、とか。自分のローカル環境を自由にしてもOKという柔軟性はすごくあって、こちらの希望をきちんと受け止めてくれるので、業務上のストレスが減りますね。

あと、ソーシャルゲームってすごく短いサイクルでいろんなことを回していくので、前職では時間に追われてとても慌ただしかったんですが、 教育のプロジェクトって長いスパンで開発していくので、じっくりと業務に取り組めて、理想に近い環境です。 まあ、もちろんたまには追われることもありますけど(笑)、それは期日が決まっている仕事ではしょうがないことなので。

株式会社ヒトメディア(写真)
当時は「教育業界は積極的に探してはいなかった」という高木さん。
スカウトをもらったことから生まれた出会いでした。

今はまだマネージメント職よりも開発現場にいたい

――今後の目標や、エンジニアとしてこだわっていることがあれば教えてください。

現在の使用言語はPHPが中心です。今はまだ転職して半年ですし、PHPはここ2年くらい書いてなかったので、リハビリ中という感じです。徐々にパフォーマンスを発揮していければと思っています。とりあえずはまだコードを書いていたいので、マネージメント職よりも開発現場にいたいと思っています。その中でも、PHPだけではなく他の言語も広げていきたいですね。

今、興味があるのはGo言語です。Pythonも2〜3年前から好きでよく使ってたのですが、Python情報をチェックしていると、Pythonブログを書いている人がみんなGo言語を使いはじめていて、それなら…と自分でも使ってみたら面白かったです。

エンジニアとしてのこだわりは、実はそんなにはないんです(笑)。でも、新規開発と運用とだったら、新規開発の方が好きですね。ヒトメディアに転職して、最初は軽めの案件でしたが、その後新規開発に携わり先日リリースしたんです。今は運用に入っているのですが、新機能の開発などもあるので、楽しんで業務に取り組んでいます。

――さまざまな業務を経験されてきましたが、転職をしながらキャリアを積んでいくには、どういう心がけが必要だと思いますか?

やっぱり、自分で勉強することが大事なんじゃないかと思います。 僕はスクールに通ったりなどはせず、本を読んだりして勉強していきました。情報収集はブログを見たり、Twitterで探したりしています。そして、たまにですけど勉強会に参加もしています。今度はGo言語のカンファレンスに行くつもりです。

自分にとって一番いい勉強のやり方は人それぞれでしょうが、やりたいと思ったことについて自分なりにどんどん動いていくと必ず道は開けます。

僕は転職して、今までの業務では行わなかったような開発をするようになりました。そうなるとやっぱり勉強をしていくでしょう。そうやって続けていけば、これから先もっともっと技術が上がっていくんじゃないかと自分に期待しているんです。 こだわりすぎず、諦めず、頑張っていったらいいんじゃないかな、と思っているんですよ。

――ありがとうございました。

株式会社ヒトメディア(写真)
現在の環境は「非常に働きやすい」「楽しい」と語っておられました。 これからもエンジニアとしてがんばってください!


転職成功者の声

採用者の目線

株式会社ヒトメディア 取締役&CTO  瀬川雄介さん
Innovation Div事業部 井村元宗さん


続いて、株式会社ヒトメディア取締役&CTO の瀬川雄介さん、Innovation Div事業部の井村元宗さんに、お話をお伺いしました。

(左)瀬川雄介さん
株式会社ヒトメディア 取締役&CTO
(右)井村元宗さん
株式会社ヒトメディア Innovation Div事業部

社内でもpaizaの問題をみんなで解いていた

――高木さんと実際に面談されてみて、どういう感想でしたか?

井村さん: カジュアル面談ということもあって、あまり構えずに、本人のやりたいこととヒトメディアが目指していることが一致しているかどうかにフォーカスして面談をさせていただきました。高木さんの場合はソーシャルゲーム業界の出身ということでタフな実績があること、加えて技術に対する興味や情報収集のアンテナが高いこと、そして 何よりも『社会に貢献できるサービスを作りたい』と考えていたこと。 この3点が採用のポイントとなりました。ヒトメディアで働くならば、技術だけ・タフなだけではなく、弊社の主軸である『教育』に少なからず興味のある人でないと難しいからです。

瀬川さん: 面談ではそこをしっかりお話ししたいので、実はコードについてはあまり聞いていないんです(笑)。paizaのコーディングスキルチェックで「ランクA」という結果がありましたから、技術力の面では大丈夫だろう、という前提で次の話をしていきました。 社内でもpaizaの問題をみんなで解いていたので客観的な判断基準として、paizaランクはとても参考にさせていただいています。

――入社して約半年になる高木さんですが、これからどういう活躍を期待されていますか?

井村さん: Innovation Divには、2つチームがあります。高木さんには チームリーダーの席を誰かと争ってほしいと思っています。 これは本人にも明確に伝えてあるのですが、彼は「やるぜ!」というような熱さは表面上には決して見せなくて、でも飄々と「あ、僕やりますよ」なんて言うんですよ(笑)。あの落ち着いた感じを保ちつつメンバーと競争し、そうすることによって技術的にもムードメーカーとしても、皆を牽引していって欲しいですね。

――スカウトの際にコーディングテスト結果はどのようにご覧になっていますか?

井村さん: スカウトの際はランクも見ますが、重要なのは正確性と時間、コードの綺麗さのバランスですね。 100点を取っているけれど4時間かかっているとか、30分で終わっているけれど穴だらけ…などの方もいますから、そのあたりのバランスを見ています。あと複数言語でチャレンジしてたりすると「おっ!」となったりしますね。

株式会社ヒトメディア(写真)
「教育業界はIT化が遅れている分、逆にチャンスが非常に大きい」と語る瀬川さん。

楽しんで業務に取り組めるエンジニアに来てほしい

――ヒトメディアの今後の事業展開について教えてください。

瀬川さん: 現在は『教育』を主軸としたサービスをいくつもインキュベートしていますが、 ヒトメディアが前面に出ていなくても、大きな教育プロジェクトを大手企業のパートナーとして行っています。 私が入社したのは5年ほど前なのですが、携わっている事業の規模は入社当時よりどんどん大きくなっていますし、トレンドとしても『教育』は今すごく注目を浴びていて、活気づいてきている業界です。

教育業界は、ある意味保守的というか古い体質の部分があります。まだまだIT化が遅れている分、逆にチャンスが非常に大きいので、そこにチャレンジして切り拓いていきたいと思っています。 EdTech系などの新しい流れがあり、モノづくりをするのにとても適している環境が整っているんです。

案件自体の詳しいお話は今の段階では出来かねますが、何しろ新しいものを作り上げていくので、会社と一緒に成長して、楽しんで業務に取り組んでいただけるエンジニアに来てほしいと思っています。

――御社への転職を考えている方へのメッセージをお願いします。

瀬川さん: ヒトメディアはまだまだこれからの会社ですが、そこで一緒にやっていきたいとか、 まだ自信があるわけではないけどスペシャリストを目指しているとか、そういう向上心のある方に来ていただきたい し、仕事をする中で一緒に学び取っていって欲しい。僕らは、そんなエンジニアのやる気を全力でサポートしていきたいと思っています。

また、「こういうことをやりたい」と手を挙げてくれれば、それを後押しする職場作りにも力を入れています。この『教育』という分野の第一線でモノづくりができる環境は、他にはない強みだと自負しています。

井村さん: 実際に中学校・高校の教育現場で先生や生徒さんたちが使うアプリケーションを開発して、運営にも関わることができる。 この環境は誇りにできます。私の息子は今小学校5年生なのですが、中学生になった時に 『パパが作ったシステムが学校に入ってるんだよ』と言えるって、これほどカッコイイことはないと思うんですよ(笑)!  子どもと一緒にシステムを育てていくことができるという醍醐味は、この業界ならではの喜びですね。

そして、開発規模がどんどん大きくなっている今なら、様々な業務にチャレンジできて、スキルもどんどん磨かれていくでしょう。やる気のあるエンジニアの方は、ぜひ一緒に社会への夢を育てていきましょう!

ありがとうございました!

paizaでのコーディングスキルチェックを試した結果、予想外の会社からスカウトが届き、思い描いていた『社会貢献』という業務への転職成功につながった高木さん。

今後の高木さんのますますのご活躍と、ヒトメディアさんの更なる飛躍を心よりお祈り申し上げます!


カテゴリ一覧

「paiza転職」を使って転職に成功された方や
ご利用企業の採用担当者へのインタビューを中心に掲載しています。