転職成功者の声 株式会社カプコン 原田侑亮さん
あこがれの企業から届いたスカウトメール
転職して毎日楽しみながら仕事ができています
数々の有名ゲームを世に生み出し、今や日本が世界に誇るゲーム企業である株式会社カプコン。ゲームを知的財産として映画やアニメ、書籍などに幅広くメディア展開する「ワンコンテンツ・マルチユース」や、海外向けコンテンツの展開なども進めており、さらなる成長を続けています。
今回はpaiza転職を使って同社に入社された原田侑亮さん(33歳)にお話を聞きました。もともとカプコンのゲームのファンだったという原田さん。転職までの経緯はもちろん、プレイヤーから作り手となった今感じる意識の変化、そして今後の目標まで。詳しく伺ってきました。
ずっと大ファンだった会社に転職
――はじめに、カプコンに入社されるまでのご経歴を教えてください。
最初に入社したのはWindows向けの会計ソフトの開発をしている企業でした。C++で作られたプログラムのC#への置き換えや、共通のライブラリを作る際のつなぎこみ、リリース対応などに携わりました。ただ、どちらかというとサーバ側の技術に興味があったので「このままでは自分の思い描いていたキャリアとは違う方向に行ってしまうな」と感じて1回目の転職をしました。
2社目は広告系の会社だったのですが、入社して2週間ほどでソーシャルゲーム担当になり、1年ほどゲームの開発をしていました。その後はSNSの広告運用ツールの開発チームの立ち上げや、漫画アプリの開発などを担当。この会社ではAndroidアプリ、iOSアプリ、Webツール、バックエンドなど、幅広く開発に関わっていました。
――今回転職しようと考えたのはどういう理由からでしたか?
ちょうどプロジェクトが落ち着いたタイミングで、自分は今後エンジニアとしてどうしていくべきかと考えるようになりました。自分のキャリアを振り返って「一番充実していたのはいつか」「成功体験はいつだったか」と考えてみると、ソーシャルゲームの開発のときだったんですよね。小さなころからゲームは大好きでしたし、それならゲーム業界を目指そうと思いたって転職活動を始めました。とはいえ、当時はすぐにゲーム会社に転職できるとは思っていませんでしたね。
――そんななかで業界大手のカプコンに転職されました。入社までの経緯を伺えますか。
転職で使った媒体はpaizaだけでしたが、カプコンからスカウトメールが届きまして。もともとこの会社のゲームはやり込んでいて大ファンだったので、これはもう応募するしかないなと。前職までは東京で働いていましたが、大阪まで面接に来ましたね(※)。
カプコン以外に並行して受けていた会社もありました。ただ、その会社は面接をしていて社風が合わないと感じていましたし、何よりカプコンへの志望度が圧倒的に高かったので、途中からはこの会社1本に絞って転職活動を進めました。
※必ずしも大阪へ来ないといけないわけではなく、東京支社でリモート面接をすることもできるそうです。
ゲームを作る側になって変わったことは?
――次に、現在の業務内容を教えてください。
サーバ側の担当として1つのタイトルに関わっています。今は割と「なんでも屋さん」といった立ち位置ですね。デプロイのためのフローを組んだり、ライブラリの選定をしたり。そのライブラリが使いにくい場合にはラッパーを作ることもします。他にも負荷試験のシナリオを簡単に書けるようにするための仕組みを作るなど、業務内容は広いですね。
――入社して実際にカプコンのエンジニアチームを見て、どういう印象を持ちましたか?
技術的なレベルはもちろん高いですし、考え方が前向きな人が多いなと感じます。いいものを作るために、日ごろからみんなで活発に議論をぶつけあっています。
あとは当然かもしれませんがゲームが好きな人ばかりが集まっていますね。自分もゲームセンターによく行きますが、やはり面白いものを作るためにはゲーム好きであることが必須だと思います。
――カプコンのゲームをプレイするだけだったころと比べて、自分が作る側になって変わったことはありますか?
たとえば、格闘ゲームをやっていても「自分だったらこう実装するなあ」とか考えながらやるようになりました。他にもプレイ中にどういう通信をしているのかなとかも考えたり調べたりしていますね。自分がプレイヤーとしてゲームをしていて、仕事に生きる部分も多いです。
――それでは、現在課題に思っていることはありますか?
負荷をどうするかはまだまだ手探りです。自社で開発したものに対して高い負荷がかかるという経験が薄かったので、そのあたりは先輩に聞くなどしていますね。
企画者の理想を100%実現できるエンジニアになりたい
――エンジニアとしての今後の目標を教えていただけますか。
当面の目標としては、サーバ担当のリーダーを目指しています。さらに、自分は要求定義から開発、さらにテストまでの工程をすべてやってきた経験があるのでそれを強みにしていきたいですね。
具体的には、企画者が考えていることの100%を実現できるエンジニアになりたいです。複数のメンバーで開発をするときって、企画者が頭の中で考えていることをすべて形にするのは難しいじゃないですか。現実的には、60%くらいしか実現できれば合格ラインなのかなと思います。でも、そこで満足せずできるだけ100%に近づけられるエンジニアでありたいですね。そのためには、実現するだけの技術力はもちろんですが、それとともに企画者の意図をきちんとくみ取るコミュニケーション能力も必要だなと感じています。
あとは、目標とは違うかもしれませんが、社内勉強会の回数がもっと増やせると感じているので、どんどんやっていきたいですね。文化として広められればいいなと思っています。
――それでは最後に、カプコンへの転職を検討されている方へのメッセージをお願いします。
何でも楽しめる人、遊びにできる方と仕事がしたいですね。目の前の仕事を、ゲームのように考えて、楽しみながら取り組める人って、最強じゃないですか(笑)。自分もこの会社では「仕事は趣味」といった感じで楽しみながら仕事ができています。そういう考え方ができる人、そういうスタンスで仕事をしたい人に応募してもらえるとうれしいですね。
――お忙しいなか、お時間をいただきありがとうございました!
今の仕事を「趣味のようなもの」だと語った原田さん。常に笑顔が絶えず、現在の充実ぶりがはっきりと伝わりました。原田さんの手で、これからどんどん面白いゲームが生まれることを期待しております!
原田さんのように楽しみながら開発をしていきたい人、そして、エンジニアとして最高のゲームを作っていきたい人にとって、同社はこれ以上ないフィールドといえるでしょう。興味がある方はぜひカプコンの求人票をのぞいてみてください。