教育活用事例

スキルチェックを授業や研究室配属に活用!
中央大学理工学部でのpaizaラーニング利用方法

paizaラーニング学校事例シリーズ 学校法人大原学園 東京情報クリエイター工学院専門学校

2022年12月13日(火)に「DX人材育成の教育現場 プログラミング初学者向けの授業運営の工夫 Vol.2」と題したウェビナーを開催し、中央大学理工学部 生命科学科 生物分子設計学研究室の岩舘満雄准教授にご登壇いただきました。paizaラーニングを活用した授業運営について、paizaの小倉がQ&A形式で伺った模様をお伝えいたします。

中央大学理工学部 生命科学科とは

中央大学理工学部

小倉:まずは、事例の理解を深めるために、中央大学理工学部 生命科学科について教えていただけますでしょうか。

岩舘様(以下、岩舘):中央大学理工学部には10の学科があり、そのうちの一つが生命科学科です。情報を専門とする学科はありますが、生命科学科に入ってくるのはおもに生物学を学ぶためであって、決してコンピューターや情報処理を学びたい人ばかりが入ってくるのではありません。プログラミングや情報処理の授業を受けている学生でも、将来はプログラミングを学んでアプリを作りたい、という夢を描いていない人が大半です。

小倉:学科の学びでプログラミングが必要となるとは思っていない学生も多いかもしれませんね。

中央大学理工学部

小倉:生命科学科ではどのような情報教育をおこなっているのでしょうか。

岩舘:1年生の前期に「情報処理演習1」、後期に「情報処理演習2」という講義があり、私が担当しています。最初はWebブラウザやメールの使い方から始め、最終的にはPythonやC言語まで教えていますよ。指導の際には私の講義もありますが、paizaも活用しています。

2年生になると、「バイオインフォマティクス」という授業があります。バイオは生物、インフォマティクスは情報学という意味で、バイオインフォマティクスはその造語です。遺伝子のタンパク質配列のような、人間の脳ではとても記憶できないものを扱うためには、生物学の中でもコンピューターを使った情報処理が必要になります。比較的新しい学問分野で、私の研究分野です。

3年生の授業では、「タンパク質デザイン」と呼ばれる科目が設定されています。医薬品の開発では化合物の創出や最適化で情報処理技術が必要となります。その基礎となる素養を身につけてもらうための授業です。

4年生になると、研究室での活動が始まります。私の研究室で主に扱うテーマが医薬品探索という医薬品開発のための情報処理です。

小倉:1・2年生の授業は必修科目でしょうか。また、学生は何人くらい受講するのでしょうか。

岩舘:履修者は各学年の定員の75名前後です。2年生以上の科目は選択教科ですが、「バイオインフォマティクス」は大半の学生が受講しています。

学生すべてがプログラミングに向いている訳ではありませんので、上の学年に進むほど、情報系を志向する学生が減ってくるなという印象があります。

paizaスキルチェックを成績に活用

小倉:1年生の必修の授業ではC言語とPythonを学んでいるようですが、そこではどのようにpaizaラーニングを活用していますか。

中央大学理工学部

岩舘:私の授業は毎週金曜日に100分間おこないます。C言語はpaizaを使わず私が直接教えますが、講義の後半にpaizaでスキルチェックをすることがありますよ。私と、paizaスキルチェックでSを取得したティーチングアシスタント(TA)が、スキルチェック中に行動を確認しています。

小倉:岩舘先生とTAでどのような確認をしていますか。

岩舘:paizaスキルチェックはWebブラウザを使います。私の授業で使う際には、ブラウザを使った調べ物を許すんです。その代わり、何をどのように検索して調べているかを見るようにしています。paizaスキルチェックはWeb上に正解が出ていませんから、直接答えは調べられませんけれど。

小倉:paizaスキルチェックは成績に関係してきますか。

岩舘:成績をつけるためにpaizaスキルチェックをおこなっています。大学の成績はS・A・B・Cとありますが、よくできる学生に対しては、早々にSを認定してしまうこともあります。そういう学生に限ってきちんと毎週、授業に出てきてくれますね。そもそも興味のある学生は、毎週授業を聞きに来るものです。

研究室の配属前にpaizaラーニングで自主学習させる

小倉:4年生で研究室に配属される前にpaizaラーニングをご利用いただいていると伺いました。どのように使われているのでしょうか。

岩舘:生命科学科には8つの研究室があり、そのうち私の研究室のみが情報処理によって生物学的に新しい知見を見出す研究をしています。

こうした研究に興味のある学生を募集するのですが、定員をオーバーした時にpaziaのスキルチェックを活用して配属者を決めるんです。問題のランクと解答スピード、どのようなキー入力をしているかを、私と信頼できる大学院生で確認しています。

小倉:試験は4年生の4月に実施するのでしょうか。

岩舘:実際の配属は4月からですが、3年生の9月には決定し、それから半年間は正式配属ではないものの、さまざまな活動に参加してもらうようにしています。

小倉:正式配属でない間にpaizaラーニングで学習してもらうことはありますか。

岩舘:はい、利用しています。昔は研究室に配属されてもプログラミングが全然できない、という学生もいたのですが、paizaラーニングを使うようになってから、配属された学生の質が向上しているように感じます。

小倉:研究室の配属前にpaizaラーニングで自主学習してもらうのは有効ですね。どうしても授業の時間だけではプログラミングの演習が不十分だったり、研究室では授業では扱わない言語も必要だったり、ということをよく聞きます。

プログラミングに興味のない学生の可能性を広げる

小倉:生命科学科の学生すべてがプログラミング・情報に興味があるわけではない、とのことでしたが、そのような学生に対しての工夫はございますか。

岩舘:以前は私が直接教えるのみでしたが、そのときと比べて、paizaラーニングがある今は学ぶことで興味を持ってくれる学生が多くなったと思います。

それまで使用していた他社の学習システムがサービス終了してしまい、後継のサービスを探しているときにpaizaラーニングに出会いました。私自身が問題を解いていて楽しく感じて採用したので、学生にもこの楽しさを味わってもらいたいです。

楽しさを味わうハードルさえ越えてしまえば、教育としては成功です。楽しく学べるという意味で、paizaはWebインタフェースが優れていると思います。ですから、まずpaizaを紹介する、そして授業で触れてもらう、これが私のやることだと思っています。

小倉:初学者でも、できるようになる楽しさが伝わるものでしょうか。

岩舘:残念ながら全員ができるようにはなりません。しかし、潜在的にできる力があるのに、これまで触れてこなかったためにできないと思い込んでいた、という学生の可能性が広がっているように思います。

小倉:私たちとしても、初学者の学習ハードルを下げることを念頭に教材開発をしました。ぜひ多くの学生にプログラミング学習の入口に立ってもらいたいと考えています。

paizaラーニングはわかりやすいインターフェースで初学者も取り組みやすく、潜在的な能力を引き出せる内容です。

また、情報処理能力やプログラミング能力を可視化できるスキルチェックの活用で、学生の成績を決める指標にしたり、定員の決まった研究室への配属条件にしたりできます。


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