1. paizaトップ
  2. 教育活用事例一覧
  3. 教育活用事例(バンタンテックフォードアカデミー)

教育活用事例

プログラミングを学ぶモチベーションを上げるには?
バンタンテックフォードアカデミーでの実践事例

バンタンテックフォードアカデミー

paizaでは、2022年7月28日に「プログラミング授業の実践ノウハウ満載 paizaラーニング活用セミナー」を開催しました。この記事では、同セミナーにご登壇いただいたバンタンテックフォードアカデミー運営責任者の渡邊敦司様のご講演内容をイベントレポートとしてご紹介します。同校がプログラミングを学ぶモチベーションを上げるためにpaizaラーニングをどのように活用しているのかお話しいただきました。

はじめに:バンタンテックフォードアカデミーとは?

バンタンテックフォードアカデミー

バンタンテックフォードアカデミーは2020年度に開校した新しいスクールです。特徴として、資格取得よりも実践的なスキルを身につけることにフォーカスしています。以下の3つのコンセプトをもとにプログラミング教育を実施しています。

「好き」と「得意」が見つかるITスクール
バリエーション豊かなカリキュラムを用意することで、やりたいことが見つからない生徒の課題の解決を目指しています。1年生は必修でプログラミングを学び、2,3年生は興味のある科目やゼミを自分で選べるようになっています。

在学中から「価値」を作り、お金を稼ぐITスクール
TEP(Top engineer Experience Program)という特色のあるプログラムがあります。これは、エンジニアのサポート付きで実際の開発案件をこなし、学びながらお金を稼ぐことができるプログラムです。中には月に数十万稼ぐ生徒もいます。

日本のシリコンバレーを目指すITスクール
Startup Factory(スタートアップファクトリー)では、多くの起業家を招いてビジネスアイディアコンテストを行っています。起業実践ゼミでは、学ぶだけではなく実際に起業してみるプロジェクトがあり、年間数千万の売り上げが立っているプロジェクトもあります。

授業についていけない生徒のケアをどうするか

バンタンテックフォードアカデミー

開校前にはさまざまな悩みがありました。その中の1つが「授業についていけない生徒のケアをどうするか」でした。プログラミングの授業では、できる生徒とできない生徒の差が大きくなりがちです。授業についていけない生徒のケアをどうすべきか、ほかの学校においても共通の悩みだと思います。その解決策の1つとして、paizaラーニングの学校フリーパスを知りました。

※paizaラーニング 学校フリーパスとは?
https://paiza.jp/works/lp/free_pass

教育機関からの申し込みをもとに、学生向けに(本来は月額1,078円で提供している)paizaラーニングの全動画が閲覧可能となるクーポンコードを無料でご提供するサービスです。

現在、バンタンテックフォードアカデミーでは授業についていけない生徒のケアとして、授業の補完・復習教材にpaizaラーニングを活用しています。紙のテキストを活用するかどうか迷いましたが、初心者にとっては動画で学べて自分で手を動かせるほうが学びやすいと考えました。

私たちはpaizaラーニングを自習用として使っているだけではなく、授業中にも活用しています。paizaラーニングの画面をスクリーンに投影して講師が解説し、生徒は授業中に演習課題を解きます。授業にもpaizaラーニングを取り入れることで、復習のハードルがぐっと下がります。授業中には分からなかった演習課題でも、自分で動画を見ながら、自分で手を動かして取り組むことができます。

スキルチェックは生徒のモチベーションになる

バンタンテックフォードアカデミー

学習のモチベーションを高めたり、維持したりすることは、プログラミング教育に限らず教育に携わる者にとって大きな課題です。paizaラーニングのいいところは、学び放題のフリーパスのほかに、paizaスキルチェックを受けることができる点です。このスキルチェックが生徒のモチベーション維持向上に最適です。

※paizaスキルチェックとは?
https://paiza.jp/challenges/info

オンライン上で解答できるプログラミング問題です。受験者はコードを書いて解答し、各問題につき10個のテストケースによりチェック。負荷試験も実施し、実行速度を測定計測します。また解答までの時間をもとに、テスト結果がS〜Eの6段階で解答後すぐに評価されます。

問題には以下の開発言語で解答可能です。
Java、PHP、Ruby、Python2、Python3、Perl、C、C++、C#、JavaScript、Objective-C、Scala、Go、Swift、Kotlin

私が思うpaizaスキルチェックの良いところは以下の点です。

  1. ゲーム感覚で問題に取り組めます。課されるテストケースを自分で考えながら解くことが面白いのでプログラミング教育の入り口として最適です。
  2. 解答はネットにありません。解答のweb公開は、paiza側で厳しくチェックしているので一定の信頼ができます。(もちろんスクールとしてもカンニングには厳しく取り締まっています)
  3. アルゴリズムを学べるので論理的な思考能力が身につきます。エンジニアを目指す学生以外も役に立ちます。
  4. ランクを上げれば就職に結びつきます。スキルチェックでAランクを取って、企業からスカウトを頂き、内定まで進んだ生徒もいます。スキルチェックがあることで、学びのモチベーションにつながる取り組みが可能です。

バンタンテックフォードアカデミーではpaizaスキルチェックを以下のように活用しています。

  • 報酬あり案件の条件として活用。
    私たちのスクールの特徴として、実際の開発案件をこなし、学びながらお金を稼ぐことができるプログラムがあります。この報酬ありの企業案件に参加するために、「paizaのスキルチェックBランク〇問以上」のように応募条件を設定しています。一定以上のスキルのある人が参加できるようにして、学ぶ意欲を高めています。
  • 成績の基準としての活用。
    成績の基準としても活用しています。例えばプログラミングの学習期間が半年くらいであれば、「Dランク問題100問以上解いたら成績評価Cを付与する」「Cランク問題30問以上解いたら成績評価Aを付与する」のようにしています。時期やクラスごとにハードルは変えています。

プログラミングが好きかどうか判断できる機会は全員に提供すべき

私たちのスクールではプログラミング教育を提供していますが、全員がエンジニアになれるわけではないと感じます。プログラミング自体が難しいものなので、好きになるかどうかは人それぞれです。

そういう意味では、プログラミングを好きになるかどうか、得意になるかどうか、判断できる機会を全員に提供すべきだと考えています。まずはやってみる、入り口に立つ、ということが重要です。それには、paizaラーニングは最適です。

環境構築不要、多彩な動画コンテンツ、スキルチェックの仕組み、ゲーミフィケーションなど、初学者向けに欲しい機能が揃っています。これからもぜひ活用させていただきたいと思っております。

ご相談・お問い合わせ

paizaを授業や研修で使いたい大学・企業関係者の方はこちらよりご連絡ください。

サービスのご案内

今回ご利用いただいたpaizaの学習・研修サービスはこちら