能美防災株式会社
1923年に関東大震災の惨劇を見た創業者・能美輝一が「これは天災ではなく、人災だ」とし、直ちに火災の研究を開始したのが設立のきっかけです。その後、国宝(三十三間堂)に初の自動火災報知機を設置することに成功。1933年には実際に火災を食い止めて画期的なニュースとなりました。創業約100年を迎えた現在でも一貫して、防災のパイオニア企業として、自動火災報知設備や消火設備をはじめとする防災システムや各種サービスを通じて社会の安全に貢献しています。2006年には警備業界1位のセコムグループの一員となりました。「火災から生命や財産を守りたい」という使命感を原点に、業界トップの技術を駆使して、これからも日本の防災をリードしていきます。
当社のコンセプトは、「火災に気づく」ことです。そのため、センサーを利用して物理量や音・光・圧力・温度などを計測・判別するセンシング技術を軸に、感知から消火までの防災システムを研究・開発・製造・施工・維持と一気通貫で手がけています。高層ビル、ドーム・大型ショッピングセンター、データセンター、国宝の寺社など歴史的建造物、トンネル・飛行場・船・鉄道などの多彩な施設に自社製品が納品されており、さまざまな災害から社会インフラを守る仕事として誇りを持って働ける環境です。今後は、クラウド技術を使用した防災支援ソフトの活用や、新しい事業分野へも意欲的にチャレンジしていくため、新たな仲間を募集しています。
社長を中心とした「働き方改革推進委員会」を設置しており、効率的に働くことで勤務時間の適正化を目指す改善策を検討・実施しています。業務の平準化・多能工化、業務のアウトソーシング、ICTの効果的な活用など、仕事の進め方を抜本的に見直す策も含め、働き方の見直しを推進中です。また、従業員ひとりひとりが健康でイキイキと働ける職場環境を整えるために、健康保持・増進活動にも積極的に取り組んでいます。健康に対する従業員への意識づけを目的としたe-ラーニングの実施や、外部講師を招いた禁煙・食生活などに関するセミナーを開催し、従業員の健康を確保することによって、ひとりひとりの生産性を高め、創造性の発揮を促進していきたいと考えています。
- 事業内容
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火災報知設備並びに消火設備の機器の製造、販売、取付工事など
【施設別防災システム】
・ビル防災システム
・集合住宅防災システム
・一般住宅防災システム
・情報インフラ防災システム
・医療/福祉施設向け防災システム
・文化財防災システム
・船舶防災システム
・大空間防災システム(空港・アトリウムなど)
・プラント防災システム/危険物貯蔵(取扱)所防災システム
・工場防災システム
・清掃工場防災システム
・ヘリポート防災システム
・トンネル防災システム
【主な納入実績】
・横浜ランドマークタワー
・トミンタワー東雲
・福岡ドーム
・東大寺
・東扇島火力発電所 - 本社所在地
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東京都千代田区九段南4丁目7-3
- 代表者氏名
- 代表取締役社長 岡村 武士
- 設立年月
- 1944年05月05日
- 従業員数
- 2635名(2022/06現在)
- 平均年齢
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- 資本金
- 113億200万円
- 株式公開
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東証プライム
- 外部資金/調達額
- 主要株主
- 拠点・関連会社
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◆国内支社・営業所
北海道・東北8拠点/中部・北陸10拠点/東京都内7拠点/関東8拠点/近畿・中国・四国6拠点/九州8拠点
◆研究所・工場
三鷹工場/メヌマ工場
◆能美グループ
北海道ノーミ(株)/システムサービス(株)/坂本電設(株)/秋田ノーミ(株)/岩手ノーミ(株)/青森ノーミ(株)/日信防災(株)/千代田サービス(株)/八洲防災設備(株)/能美エンジニアリング(株)/(株)イチボウ/(株)セキュリティソフトウェアノーミシステム(株)/(株)ノーミ・テクノ・エンジニアリング/千葉ノーミ(株)/(株)共同設備/(株)コーアツ/四国ノーミ(株)/九州ノーミ(株)/大分ノーミ(株)/新潟ノーミ(株)/福島ノーミ(株)/東北ノーミ(株)/宮城ノーミ(株)
◆海外
台北事務所/台湾能美防災(股) 有限公司/上海能美西科姆 消防設備有限公司/Nohmi Bosai (India) Private Limited/シンガポールブランチ - 事業概況
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「新規事業の人材発掘・育成」と「事業領域の拡大」に注力する方針です。
- 事業構成比
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売上比率は、火災報知器(35%)、消火設備(35%)、保守メンテ(24%)とバランスがよく安定感があります。
- 売上高
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2022年3月期 112,913百万円
2021年3月期 107,897百万円 - 営業利益
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2022年3月期 12,633百万円
2021年3月期 11,053百万円
◎営業利益率は10%を越えています。