EN:TRYご利用者インタビュー 株式会社テクノプロ テクノプロ・デザイン社 Kさん
「技術を身につければ、他はあとでついてくる」
プログラミングの可能性を感じて
異業種からITエンジニアへ転職
今回は、東証プライム市場に上場しているテクノプログループの中核企業で、7000名以上のエンジニアが在籍している、株式会社テクノプロ テクノプロ・デザイン社(以下、テクノプロ・デザイン社)でエンジニアとして活躍されているKさんにお話を伺いました。
Kさんは、新卒で入社した前職では、自動車の衝突などのシミュレーション解析をおこなうモデルを作成していました。業務で触れたプログラミングの将来性や可能性にひかれ、ITエンジニアを目指したといいます。
転職の企業選びで彼が重視したのは「技術が高められる環境であること」。それをかなえられるテクノプロ・デザイン社の制度や業務内容、そして配属前におこなわれる『戦略研修』などについて語っていただきました。
前職でプログラミングの可能性を知った
――まず、Kさんの前職について教えてください。以前はITエンジニアではなかったと伺っています。
はい、前職はCADやCAEなどを用いて、車の振動や衝突のシミュレーション解析用のモデルを作成する技術部門に所属していました。テクノプロ・デザイン社に入社したのが、2021年4月ですので、それまでの約1年半従事しました。
――ありがとうございます。どういったきっかけでエンジニアに興味を持たれましたか?
前職の業務でプログラミングに触れる機会があったんです。モデルには品質の基準値があり、たとえば決められたサイズの許容範囲の最小値・最大値や角度など、本当にたくさんの数値を考慮して作成しなければなりません。それをひとつひとつ手作業で入力していくとかなりの時間を要してしまうのですが、先輩が作ったスクリプトだとボタンをポチッとすれば登録された数値を適用することができました。
そのときに「プログラミングってすごい!」と思ったのがきっかけですね。
あとは、わたしが担当していたのがおもにガソリン自動車だったので、ヨーロッパでガソリン自動車をゼロにしていく動きが活発だという話を聞いて、日本でもその流れが来たらどうなるのだろうと考えたことも大きかったと思います。
――前職の将来性と、プログラミングの可能性を考えられたということですね。「エンジニアを目指そう」と思ってからはどのように転職活動を進めましたか?
エンジニアを目指そうと決めてから、前職を退職して転職支援のあるプログラミングスクールに通いました。開発に関することをある程度学んでから、徐々に転職活動を始めたのですが、スクールが選んだ企業へ応募して、いくつか内定をいただくことができました。
「技術力を高められるか」を重視して選んだ環境
――多くの企業がある中で、テクノプロ・デザイン社を選んだ理由を教えてください。
転職で企業を選ぶ軸は、人によって給与だったり、やりがいだったりさまざまだと思いますが、わたしの場合は「技術が高められるか」をもっとも重視していました。というのも、技術を身につければ、あとからお金はついてくるだろうと思ったからです。
いくつか内定をいただいた中で、要件定義や設計といった上流工程から開発に携われるテクノプロ・デザイン社に決めました。自分には考えたりアイデアを出したりする、クリエイティブな仕事が向いてるという思いもありましたし、市場価値が高い仕事がどんどん経験できそうだという期待もありました。
求人にクラウドアプリ開発ができると記載があったので、これから先も需要が増していきそうな分野の仕事ができそうな点にも魅力を感じました。
――受託開発の企業の中には、実際には上流工程はほとんどできず、仕様決定後に設計書などを受け取ってコーディングが中心のこともありますよね。どうやって上流もできそうだというのを見極められたのでしょうか?
社名自体は大学時代の就職活動時に聞いたことはありましたが、事業内容などは知らない状態でした。ただ、中途採用者向けの研修が充実していること、資格手当や家賃補助をはじめとした福利厚生が多様にあることから、社員にかけている費用以上にしっかり利益が出る案件、もっと言うと単価の高い仕事をしていないとここまでできないだろうと思ったんです。
ここまで手厚くできるということは、会社として採算のとれる仕事を獲得できているんだなと判断しました。
充実の『戦略研修』でスキルアップ
――研修にも少し触れていただきましたが、入社後に実施される『戦略研修』について詳しく教えてください。プログラミング経験がない方にはなかなかボリュームのある研修ですよね。
そうですね。転職活動中に出会った、中途社員向けの研修を実施している企業の中でもかなり研修期間は長いほうでした。もちろん長ければいいというわけではありませんが、充実してそうだなとは思っていました。
実際思った以上に充実していて、かつレベルも高い内容でした。同日入社で戦略研修を受けた人たちが10人くらいいましたが、前職でプログラミングをしていたという方も多かったですね。そういったレベルの高い環境で焦りもありましたが、わたし自身はその環境に身を置けてよかったなと思っています。
――具体的にどういったところで、レベルの高さみたいなものを感じましたか?
研修中はひとりで進めるものもありましたが、グループワークもあったので、そのときに自分と周りとの差を顕著に感じましたね。自分は全然理解が追いついていないまま、周りはどんどん進んでいっているみたいな。やる気も出て、追いつきたいという気持ちも強かったです。
――詰まってしまったときはどうやって解決していましたか?
各々ができるところを割り当てて分担していましたね。分かる人に教えてもらったり、仕切ってもらったりもしていました。
さきほどお話ししたスクールには、開発とインフラのコースがあり、わたしは開発のほうを受けていたので内容的には戦略研修と近しい部分もあり、なんとかついていけていたんだと思います。
――研修で印象深かったことや、自分の中で変化が起こったことなどはありましたか?
気持ちの面は、やはり「これだけ時間とお金をかけてくれたのだから、いち早く戦力として還元していきたい」「かけてもらった分以上に返していきたい」という思いは研修後のほうが強くなりました。
また、AWSの資格取得がひとつのゴールだったのですが、定時内に勉強をする時間があっても、それだけでは全然足りなくて、プライベートの時間も使って勉強していたことは印象に残っています。1回目は落ちてしまいましたが、なんとか2回目で合格しました。研修を受けていた同期もほとんどが受かっていましたし、受験料は2回までなら出してもらえたので、大変でしたが一生懸命勉強してよかったなと今では思います。
コロナ禍で研修がリモートだったこともあり、交流がさかんにあったわけではないですが、誰々が合格したというような発表があるとモチベーションを高く保つことができたので、研修中の同期の存在は大きかったですね。
上流から一貫して案件に携わりやりがいを実感
――つづいて、今度は配属についてお聞きします。研修が終わると実際に案件につくと思いますが、どのように決定されるのでしょうか。
まず勝手に決められるのではなく、「こんなプロジェクトがあるけどどうですか?」という話をいくつかもらいます。その中から自分が興味を持ったプロジェクトを選んで、配属先の上司やお客様と顔合わせをして配属が決定します。
――なるほど。実際の業務についても教えていただけますか?
わたしはアプリケーション開発を担当していまして、携わる工程としては要件定義から設計、製造、テストと本当にすべてですね。プロジェクトによって詳細設計から入る場合もあれば、お客様の要望を聞きながらサービス設計をすることもあります。
現在、担当しているシステムのサービス設計が終わり、基本設計をおこなっているところです。画面レイアウトや画面遷移を決めるフェーズです。
――上流工程から携わっておられますね。何人くらいのチームで仕事をすることが多いですか?
設計までは少人数のチームでやって、開発に入ると人を増やすことが多いのですが、そのときで5人くらいですね。機能が多いので分担して開発を進めていきます。
――Kさんにとって、エンジニアとしてやりがいを感じるのはどういったときでしょう。
実務未経験ではありましたが、配属前に戦略研修をしっかり受けていたので、正直「自分はもっとできる」と思っていた部分がありました。現実には、業務では分からないことだらけで、細かいところでいうとGitの使い方ひとつとっても分からなくて、毎日質問ばかりしていました。
でもそれがだんだん分かってくると、ものづくりのおもしろさを感じられる部分がたくさんあるんです。具体的には、自分が開発を担当した機能で、データベースのデータを書き換えるものがあって、操作としてはボタンを押すだけなんですね。実際の処理としては、データベースを統合したり削除したり、結構大がかりなものになるのですが、そのときに一番達成感というか、エンジニアとして開発したものが動いているんだなという実感がありました。
技術を追い求める熱意が成長への鍵
――今後どんなエンジニアになっていきたいと考えていますか。
まず現時点で、エンジニアを目指して転職活動をしていたときに思い描いていた仕事ができていると感じています。
その上で、今後は上流から下流まで全部の工程をひととおりこなせるようになりたいと思っています。特に足りていないと思うのは、インフラに関する部分ですね。戦略研修ではWebアプリ開発のコースだったこともありプログラミングはしっかりやりましたが、サーバーやネットワーク、ハード面の勉強はあまりできていません。その領域について学んで、もっと幅広い知識を持ったエンジニアを目指します。
――御社にマッチするエンジニアというのはどんな人だと思いますか?
個人的には、やはり技術を追い求めたいという気持ちのある人ですね。
もちろんチームで仕事をしますし、コミュニケーション能力なども大切です。ただ、どの工程でもじっくり考えたり手を動かしたりという自分ひとりでの作業も多いですし、分からないことを乗り越えてスキルアップしていきたい人でないと難しい部分もあります。
――最後に、テクノプロ・デザイン社に応募を検討されている方へメッセージをお願いします。
実は友人に「テクノプロデザイン社いいよ」とおすすめしたことがあるんです。それくらい、今わたしはエンジニアとして充実していると思っています。
さきほど技術を追い求めたい人が向いているという話をしましたが、現時点で技術力が高くなくても、熱意を持って取り組める人であれば問題ありません。資格取得補助や研修制度が充実していて、土日でも受けられるような研修も用意されています。勉強をしたい人、成長していきたい人にはこの上ない環境だと思います。
わたしも入社後に、「面接でKさんのエンジニアになりたいという熱意が伝わった」と言ってもらいました。皆さんもぜひ自分の熱い気持ちをぶつけてみてください。
前職で触れたプログラミングの可能性を信じて、退職してスクールに通い、転職活動を経てエンジニアになったKさん。
エンジニアとして技術力を高めることを何よりも重視し、『戦略研修』でもすでに経験のある同期と切磋琢磨できる環境に身を置けてよかったと語る姿が印象的でした。
充実した研修制度は、特に未経験からエンジニアに転向した方にとって、実力も自信もつけられる魅力を感じました。
自ら仕様決定に携わり開発ができるため、エンジニアとして幅広い領域の知識やスキルを伸ばしていきたいという方は、ぜひ同社の求人票をチェックしてみてください。