※有料会員になるとこの動画をご利用いただけます
詳しい説明を読む
#05:信頼性を高めるシステム構成を知っておこう
ここでは、コンピュータの組み合わせによって、システム全体の信頼性を高める方法を学習します。トラブルが発生したりメンテナンスが必要になったりしても、複数のコンピュータを組み合わせることで、できるだけシステムが停止しないようシステムを構成します。
コンピュータの世界で「多重化」は、「デュアルシステム」とも呼ばれています。複数のコンピュータを同時に動かして、その処理結果を一定時間ごとに比較します。そして、もしも障害やメンテナンスで停止した場合は、一方で処理を継続し、復旧したら並行稼働に戻します。
コンピュータの「冗長化」は、「デュプレックスシステム」とも呼ばれて、複数のコンピュータを用意して片方ずつ動かす方式です。通常は、一方だけを動かして、もしも障害やメンテナンスで停止した場合は、もう一方に処理を引き継ぎます。
ホットスタンバイ・ホットサイト:
同一環境をデータの同期を行いながら稼働させる。本番系が停止した場合は、即座に待機系に切り替える。
ウォームスタンバイ・ウォームサイト:
同一環境をシステムを起動したまま待機させる。データの同期などを実行しておかないため、本番系が停止した場合は、切り替えに時間がかかる。
コールドスタンバイ・コールドサイト:
同一環境を用意し、電源を切った状態で待機させる。データの同期などを実行しておかないため、本番系が停止した場合は、切り替えに長い時間が必要となる。