paizaのプロフィール欄は、エンジニアの方にこれまでの経験や現在のスキルセット、そして転職にあたってどのような希望条件があるのかをしっかり登録していただけるようになっています。
企業はプロフィールとスキルチェックの結果やコードを見て、皆さんにスカウトを送ります。しかし、プロフィールをどのように埋めるとよいか悩む方が多いのも事実です。
この記事では、paizaで実際に選考を担当している社員が、採用側の視点でよく見られているポイントや、魅力的に見える書き方の例を解説します。
採用側は選考で何を見ているのか
まず、前提として企業がプロフィール、そのさきの選考で応募者の何を見たいのかを理解しておきましょう。企業によってさまざまな観点がありますが、どの企業でも共通してエンジニアに求めるのが次の2点です。
企業がエンジニアに求めるポイント
- これまでの経験から募集ポジションの業務を遂行できるレベルの技術力があるか
- 業務を円滑に進められる程度のコミュニケーション能力があるか
これらを選考の中でアピールしていく必要があります。その点を意識してどういうプロフィール欄を書けば企業に伝えられるのかを考えていきましょう。
なお、paizaのマイページでは、「企業からの注目度」を表示しています。注目度はpaizaへのログイン頻度、プロフィール入力・更新、スキルチェック受験状況などから算出されます。注目度を上げることで「気になる!」やスカウトの受信率も高まる傾向にあります。転職活動を積極的にされている方は特に意識してみてください。また、月に1度「企業からの注目度レポート」としてメールでもお知らせしています。
各項目の書き方とポイント
ここからはプロフィール欄の各項目について、書くときのポイントをお話しします。
基本情報
応募時に必須の情報になります。paizaに登録いただいた初期状態のままですと、入力できていない項目がある場合がありますので改めてご確認ください。
また、「転職意思」に変化があった場合も合わせて更新をお願いします。
スキルPR
以下の項目は選択もしくは単純な入力のみのため、事実との違いがないように気をつけて入力すればよいでしょう。登録からしばらく経っている場合、現状に合わせて更新していただくと、よりご自分に合ったスカウトが受け取れます。
開発経験
- 経験分野
- 経験分野詳細
- 開発パート経験
- プログラミング言語経験
- フレームワーク
- データベース
- クラウドプラットフォーム
- インフラ管理
- AI・データ分析
- 開発支援ツール
- マネジメント経験
- 開発手法
- その他経験開発環境
- 語学
アウトプット:制作物PR
今までに自身のプログラミングスキルを活用して作成したプログラムやサービスなどを具体的にアピールしたい場合はこちらをご活用ください。趣味、研究、OSS開発への貢献など種類は問いません。
ソーシャルアカウント
GitHubやQiitaのアカウントは実際によく使っているものを記載しましょう。まったく更新されていないものを書くのは逆効果です。GitHubなら制作物のリポジトリが複数あるもの、Qiitaなら執筆した記事が複数あるものが望ましいです。
一方、TwitterなどのSNSアカウントは、投稿している内容に注意しましょう。ネガティブなことを多く書いているアカウントだと、企業から「そういう人なのかな」と思われてしまいますので記載しないほうがいいでしょう。また、エンジニアは他SNSアカウントや技術系アカウントのIDがあれば、検索をかけて他に何か発信していないかを調べることも多いです。そこでネガティブな内容を投稿していれば同じことなので、日頃から節度ある投稿を心がけましょう。
その他
「その他PR項目」は、自由に記述ができるエリアです。取得した資格、登壇・論文発表経験などがあればこちらに書いてください。
「語学」では、現在の英語レベルについて4段階で選択できます。
経歴情報
現職、もしくは過去の職歴についての情報を記入できます。
職務経歴
- 経験社数
- 職務要約
- 職歴(経験企業)
学歴
- 最終学歴
- 研究内容
- 研究実績
希望条件
転職時の希望条件を入力します。企業がスカウトを送る判断材料にするため、ぜひ入力しておきましょう。また、状況が変わったときは適宜更新していただくことで、スカウトの精度も高まります。
希望条件
- 企業選びで重視する項目
- 希望勤務地
- 希望開発内容タイプ
- 希望開発言語
- 希望する業務内容・今後のキャリア
また、入力条件に基づいたおすすめ求人をメールでお知らせします。設定はこちらから。
まとめ
プロフィールは、これまでの経験や成果を企業に伝えるためのものであり、おおげさに言ったり事実でないことを書いたりしてはいけません。しかし、同じことでもていねいに伝えようとするだけで面接官からの印象は劇的に変わります。
これまでの自分を振り返りながら、あなただけのプロフィールを作り上げてください。