#06:業務分析について理解しよう - その2
業務を分析する手法について学習します。先ほどの続きとして、製造業の品質管理に使われる手法、分析結果から改善策を発案する手法について紹介します。
QC:Quality Control、品質管理
QC七つ道具:品質管理のためのツールや分析手法
【チェックシート】
- あらかじめ項目を決めて、チェックするシート
- 特定の作業を実施したときに記録
- あらかじめ製品の状態を分類して、該当個数をカウント
【ヒストグラム】
- 計測したデータの傾向を判断できるようにするツール
- データをいくつかの区間に分けて、該当するデータの個数を棒グラフで表す
- 計測対象のバラつきや安定性を把握できる
【管理図】
- 作業工程を管理するためのツール
- 時間経過に合わせて計測して、その数値のバラつきを折れ線グラフで表す
- 点の配置と分布から作業工程の異常を見つける
【散布図】
- 2つの量の相互関係を可視化するツール
- 2つの対になる軸によりデータをプロットする
- 2つのデータの関係を一目で把握できる
【パレート図】
- データを項目別に分類して、該当する件数の大きい順に並べた図
- さらに、そこまでの件数の合計を折れ線グラフで表す
- 重要な項目とその全体の割合を一目で把握できる
【ABC分析】
- A:全体の70%を占める、B:70-90%を占める、C:それ以降
- 項目の重要度に応じて対応できる
【特性要因図】
- フィッシュボーンチャート
- 特定の現象の要因を図示
- 結果と要因を階層的に把握
【層別】
- データを特徴によってグループ分けして分析する考え方
- データの特徴を明確に把握できる
- 例:時間別、作業別、材料別
- 文化人類学者の川喜田二郎氏が考案した手法
- フィールドワークで集まった膨大なデータを統合して、新しい発想を生み出す
- ひとつずつカードに要約して記述し、グループにまとめていく
- 複数の専門家の意見を集約して、統一的な見解を得る技法
- もともとギリシャ神話で神様のお告げを受けた場所
- 複数の参加者に個別に回答してもらう
- 統計的に集計、フィードバックして集約する
- 集団で行うアイデア発想法
- 5-6人の参加者により、次のルールで行う
- 他の意見を否定しない
- 突飛な考えを歓迎する
- 質より量を目指す
- 連鎖反応的にアイデアを誘発させる
- 収集した膨大なデータから特徴を見つけ出すプロセス
- マイニングとは、鉱山や油田の採掘
- 情報システムに蓄積された膨大なデータに、複数の分析手法を網羅的に適用
- これまで発見することが難しかった特徴を見つけ出す
- QC七つ道具とは~品質管理の知識
https://www.sk-quality.com/qc7/qc701_general.html
- 品質管理 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%93%81%E8%B3%AA%E7%AE%A1%E7%90%86
- KJ法 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/KJ%E6%B3%95
- デルファイ法とは - IT用語辞典 e-Words
http://e-words.jp/w/%E3%83%87%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E6%B3%95.html
- ブレインストーミング(ブレスト)とは - IT用語辞典 e-Words
http://e-words.jp/w/%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0.html
- ブレインストーミング - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3
- データマイニングとは - IT用語辞典 e-Words
http://e-words.jp/w/%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0.html