演習課題「文字列を数値に変換しよう」
右のコードは、「0.08」を文字として表示します。このnumber変数の値を数値に変換して出力してください。
プログラムを実行して、正しく出力されれば演習課題クリアです!
期待する出力値
0.08
#10:【補講】データ型をさらに理解しよう
ここでは、Rubyのデータ型について学習します。先ほどのレッスンでも、プログラムで文字列と数値を区別するデータ型について説明しましたよね。今回は、このデータ型について、さらに詳しく理解しましょう。
- 数値: 1, 2, 3
- 文字列: "hello","123"
数値データは、さらに種類が分かれています。代表的な種類として、整数データと実数データがあります。
整数データは、英語でInteger(インテジャー)と呼びます。実数データは、浮動小数点(ふどうしょうすうてん)という仕組みで実現するので、その英語名からFloat(フロート)とも呼ばれます。
(スライド)
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数値データの種類
- 整数: 1, 2, 3, 10 Integer
- 実数: 3.3, 3.141592 Float
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実数データに浮動小数点を使うと、とても大きな数から小さな数まで表すことができます。しかし、どんな実数でも表現できるわけではありません。例えば、円周率は、3.14の後に無限に数値が続きますが、それを全部書き表すことはできません。そのために、どうしても計算誤差が出てきてしまいます。
pメソッドが、データを出力するメソッドです。文字列の場合はダブルクォーテーションで囲んでくれる、というようにデータの種類に合わせた形式で出力してくれるので、デバッグや動作確認に便利に使えます。p 123
p "123"
- IntegerクラスとFloatクラス - 数値(Numeric)クラス - Ruby入門
http://www.rubylife.jp/ini/numeric_class/index1.html
- 浮動小数点数 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%AE%E5%8B%95%E5%B0%8F%E6%95%B0%E7%82%B9%E6%95%B0