#05:クライアント側のDNS設定
このチャプターでは、クライアント側の DNS 設定について学習します。
・IP アドレスに対応した、ホスト名やドメイン名を指定することで IP アドレスに変換し、接続することができる
・ホスト名と IP アドレスを相互に変換することを「名前解決」という
・ホスト名から IP アドレスを求める: 「正引き」
・IP アドレスからホスト名を求める: 「逆引き」
・Linux での名前解決の流れは /etc/nsswitch.conf に記述されている
・まず /etc/hosts の内容を参照し、なければ DNS サーバに問い合わせる
・/etc/hosts ファイルは、そのコンピュータのみが参照して名前解決をすることができる
・本格的に名前解決の運用をおこなう場合、 DNS サーバによる名前解決を利用する
・DNS サーバでは、ゾーンという単位で名前を管理する
・ゾーン情報にはレコードという単位で情報が記録されている
・ホスト名に対応する IPv4 アドレスを解決するには A レコード、 IPv6 アドレスを解決するには AAAA レコードを利用する
・ほかにも、逆引きの名前解決には PTR レコード、メールサーバの名前解決には MX レコードなどがある
・「ホスト名.ドメイン名」といった名前を利用するのが一般的
・これを FQDN (Fully Qualified Domain Name, 完全修飾ドメイン名) という
・名前解決に利用する DNS サーバの情報などが記述されている
・nameserver 行で指定された DNS サーバの順番に名前解決要求をおこなう
・search 行でドメイン名を指定すると、ドメイン名を省略したホスト名が指定された際、ここで指定された名前を補完して、名前解決をおこなう
・一般的には search を使う
・search では複数のドメイン名を登録して利用できる
・domain では 1 つしか登録できない
・search と domain の両方が指定された場合には search 行の内容のみが参照される
・直接編集せず、 nmcli コマンドから編集する
・host コマンドと dig コマンドが用意されているhost paiza.jp
host -t ns paiza.jp
host paiza.jp dns.googledig paiza.jp
dig paiza.jp ns
dig paiza.jp ns @dns.google