#03:ネットワーク構成
このチャプターでは、ネットワーク構成について学習します。
・ネットワークアドレス
・ホストアドレス部のビットがすべて 0 のもの
・ネットワーク自身のアドレスを表す
・ブロードキャストアドレス
・ホストアドレス部のビットがすべて 1 のもの
・同じネットワーク内のすべてのホストに送信できるアドレス
・例えば、ネットワーク内の全ホストの時刻を同期させる際に使用されることがある
・ブロードキャストアドレスに送信されたパケットは、同じネットワーク内にしか到達しない
・異なるネットワークに接続する場合は、ルーターを使用する
・ホストには、ルーターのアドレスを「デフォルトゲートウェイアドレス」として割り当てる
・まずルーターにパケットを送信し、ルーターが適切な宛先にパケットを転送するようになる
・ホスト名: ネットワーク上でホストを識別するための名前
・/etc/hostname ファイルに格納されており、書き換えると変更できる
・hostname コマンドでも確認・編集可能
・hostname コマンドで変更した場合は、再起動するとリセットされる
・TCP/IP 設定を参照・設定するコマンド
・ip addr: IP アドレスの設定を表示・設定
・ip addr show: IP アドレスの設定を表示
・ip addr add [IPアドレス] dev [インターフェイス名]: IP アドレスを設定
・ip addr del [IPアドレス] dev [インターフェイス名]: IP アドレスを削除
・ip route: ルーティングテーブルの設定を表示・設定
・ip route add [IPアドレス] via [転送先]: [IP アドレス]から[転送先]へパケットを送信するようルーティングテーブルを設定
・ip route del [IPアドレス]: ルーティングテーブルを削除
・ip コマンドは比較的新しいコマンド
・従来は ifconfig コマンドが使用されていた
・インターフェイスの設定を確認・参照するコマンド
・ifconfig [インターフェイス名] [IP アドレス]: IP アドレスを設定
・ip コマンドや ifconfig コマンドでは、再起動で設定がリセットされる
・nmcli コマンドを利用して、設定ファイルを編集できる
・設定ファイルを編集することで、再起動後も設定が維持される
・nmcli [オブジェクト] [サブコマンド] [引数]
・ip route コマンドや route コマンド、 nmcli コマンドで設定・参照できる
・route コマンドは昔から利用されてきたコマンド
・ip route コマンド、 route コマンドは、再起動で設定がリセットされる