#01:構造体について学習しよう
このレッスンでは、構造体について学習します。構造体のつくり方や使い方を理解しましょう。
構造体は、変数をひとまとまりにしたものです。
・配列と違って、データ型が異なる変数も一緒にまとめることができます。
・構造体の持つそれぞれの変数は「メンバ」と呼ばれます。
構造体は設計図のようなもので、構造体を宣言しただけでは利用できません
・構造体をもとに、変数を宣言して利用する必要があります。
構造体を使用するメリットとして次のようなことが挙げられます。
○ 関連のあるデータをまとめることができる
コードの見通しがよくなり、無関係な値を変更してしまうリスクを減らすことができます。
○ 一度宣言した構造体は何度でも利用できる
構造体のメンバを宣言しなおす必要がありません。
そのため、効率よくコードを作成できます。
他の言語を学習済みの方は、構造体とクラスの違いが気になるかもしれません。
Java や C# などのオブジェクト指向言語には「クラス」があります。
( C 言語には、クラスの機能がありません。)
C 言語の構造体は、クラスの機能を限定したものと考えることもできます。
○ 大きな違いとして、
クラスでは「メソッド」というオブジェクトの操作を記述できますが、
C 言語の構造体ではメソッドを記述できません。
第 15 章 構造体 - 初心者のためのポイント学習 C 言語
http://www9.plala.or.jp/sgwr-t/c/sec15.html