スクラム開発とは、システム開発の手法です。アジャイル型開発の1つであり、代表的な手法として知られています。ラグビーのセットプレーの1つ「スクラム」が語源で、チームで一丸となって開発を進めていくことから名付けられました。
スクラム開発では、はじめにプロダクトで実装する予定の機能を優先順位をつけてリスト化します。開発は優先順位の高いものから着手し、「スプリント」と呼ばれる1週間〜4週間程度の期間を1単位として進めます。メンバーは毎日進捗報告をしながら開発し、スプリント内でレビューと振り返りまで実施。このサイクルを繰り返しながら開発していきます。
優先順位をつけて開発していくため、アジャイル開発の中でも特に短期間で高い成果をあげることができます。またチーム内で緊密にコミュニケーションをとって進めるため、自律的で強固な開発チームを作り上げるのにも適しています。