株式会社メドレー

株式会社メドレーは、現在の日本において数少ない成長分野である「医療・ヘルスケア」を事業ドメインに、展開を始めたばかりの企業です。日本は、世界に誇ることのできる素晴らしい医療システムを持っています。その一方で高齢化を背景に、さまざまな問題も抱えており、これまで当たり前にあった質の高い医療が崩壊の危機に瀕していると言われています。

・医療従事者の都市偏在による地方の医療崩壊
・患者さんとそのご家族と、医療従事者との間の情報ギャップから生まれる医療不信や医療訴訟
・苛酷な労働環境による、医療現場スタッフの疲弊

これらの問題は何らかのアクションを取らなければ、今後ますます悪化していくことが予想されます。この危機的な状況の中で、私たちメドレーは、医療の未来のために貢献したいという、半ば「使命」のような熱い想いを持っています。

09年11月、代表の瀧口は、民間の力で医療・介護業界の人材不足を少しでも解決し、患者の医療体験を良くしたいという想いから「JobMedley」というサービスを立ち上げました。
医療・介護業界には資格を持ちながら働いていない方々がたくさんおり、その3分の1が現場に戻ってくれたら人材不足を解決できるというアイディアを実現するためです。
創業から5年が経ち、周囲のご助力によって、年間数千名の採用を支援できるサービスへと成長し、うち4割が復職という状況を作ることができました。まだまだサービス面でも、規模の面でも発展途上ではありますが、しっかりと成長させていき、採用インフラと呼ばれるようなサービスに育てていきたいと考えています。

そして15年2月、弊社は共同代表者として同じ想いを持つ医師である豊田が加わり、まったく新しい領域へのチャレンジとして、自社名「Medley」を掲げた医療情報提供サービスを始めます。
私たちはこの「Medley」を、患者さん・そのご家族と医療従事者の双方が「納得できる医療」を実現するために必要な情報提供サービスにしたいと考えています。
高度に進化し多様化した現代の医療において、医療の目的は、命を救ったり病気を治したりすることのみならず、患者さんのQOL（Quality of Life：生活の質）を向上し、患者さんとそのご家族が幸せになることがより重視されるようになってきています。その一方で、どのような医療を受ければQOLの向上や人生の幸せにつながるのか、患者さんご自身もしっかりと考える必要がある時代でもあります。
患者さんとそのご家族が病気のことを正しく理解し、後悔のない納得できる医療を受けるための手助けとなるような、わかりやすく適切な医療情報を疾患ごとに提供するサービスを目指しています。