株式会社ハイレゾ
未来の社会が求める新しいインフラ。その代表例のひとつがGPUデータセンターです。AI、IoT、VR、自動運転、ディープラーニング、ゲノミクスなど、次世代の社会を席巻するテクノロジーを挙げたとき、そのすべてに対してGPU (Graphics Processing Unit)による演算力がそれぞれを循環する“血液”の役割を果たします。つまり、演算力のニーズとGPU市場の拡大は、確実に起こる未来といえます。それにもかかわらず、国内のGPU環境は海外に比べて整備が遅れており、高額な演算力があらゆる産業のイノベーティブなサービス開発の足かせになっています。当社の企業ミッションは、この問題に立ち向かうものです。GPU専用データセンターのネットワークとプラットフォームを構築する。全国のどこでも最適な演算力を使用できる環境をつくる。その結果、日本のあらゆる分野のイノベーションを加速させる。それが私たちが実現したい未来(ビジョン)です。
・当社が展開するGPU事業に「GPUSOROBAN」サービスがあります。「GPUSOROBAN」は、ハイエンドGPUによる高速演算を、誰もが手軽に利用できるようにするGPUクラウドサービスで、AIディープラーニングや画像処理、CG制作の分野で幅広く利用されています。私たちは、NVIDIA NPN Partner Award 2022において「Best CSP Partner of the Year」を受賞しています。 大学研究機関から大企業、AIベンチャー企業まで幅広くご利用いただき、年間100件を超える利用実績があります。
・当社は、Webブラウザを通じて利用できるクラウド型のレンタルサービス、GPUデータセンターの運用・開設によって培ったノウハウや知見をいかしたデータセンターコンサルティング、AI・ディープラーニング、メタバース等の先端技術を中心としたプロダクトやサービスを紹介し、最先端の技術(Cutting edge)と社会をつなぐハブとなるWebメディアの運用など独自の事業展開をおこない、次世代のインフラの進化を牽引しています。
全世界のデータセンターでは、毎年推定200Tワット/時の電力が消費され、温室効果ガス(CO2)排出量は全排出量の5.9%を占めるといわれています。日本国内においても、経済産業省が2021年7月に発表した「『次世代デジタルインフラの構築』プロジェクトに関する研究開発・社会実装計画(案)の概要」に「2030年までに40%以上の省エネ化を実現する」と盛り込まれ、IT業界全体の大きな課題となっています。
当社が石川県志賀町で運営しているデータセンターは延べ10,000枚ものGPUを稼働させ、日本最大規模を誇ります。冷涼な気候と地震の発生しにくい盤石な地盤により、省電力化と低コスト化を実現した国内で唯一無二のGPU特化型データセンターです。脱炭素を推進するITインフラを提供することで、持続可能な社会の発展に寄与するとともに、新しい産業を創出することで雇用も増え、地方創生も担っています。
私たちは、日本のイノベーションに必要なGPUデータセンターの課題解決へのソリューションを提案します。
【ハイレゾの3つのソリューション】
1.データセンターの脱炭素化を推進
当社のデータセンターは、外気空調方式により消費電力を大幅に抑えてます。またデータセンターの電力の一部を再生可能エネルギーから調達するなど、脱炭素化を推進しています。
2.GPU特化型データセンター
当社のデータセンターはGPUクラウドサービス専用に作られ、一般的なデータセンターとコンセプトが異なります。GPUクラウドサービスに性質を生かした最適設計により圧倒的なコストパフォーマンスを発揮します。
3.垂直統合最適化モデル(自社設計・自社所有・自社運用)
当社はクラウドサービス・サーバー・データセンターをすべて自社設計する垂直統合モデルを採用しています。それぞれのレイヤーが相互補完して全体最適化を図ることで、省エネや低コスト化を実現しています。
- 事業内容
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◆ 情報処理・提供サービス事業 ◆
GPUクラウドサービス「GPUSOROBAN」
【高速コンピューティング】
・NVIDIAの高性能GPUを搭載したインスタンスを業界最安値で使えるIaaS型のクラウドサービス
・画像生成AI、大規模言語モデル(LLM)、シミュレーションなどの膨大な計算処理を短時間で可能に
・ローカルPCからインスタンスにリモート接続するだけで、クラウドインフラ未経験の方でも手軽に利用可能
【プライベートクラウド】
・H200 8枚搭載サーバをクラスタ構成でスパコン級の計算力をご提供
・ネットワーク構成のカスタマイズにも対応、お客様個別のプライベートクラウド拠点として利用可能
・カスタマイズ対応においても、コストパフォーマンスを追求
◆データセンターコンサルティング事業
当社は8年にわたり、GPUデータセンター運用を自らおこなってきました。その過程で失敗と成功を幾度となく繰り返し、たくさんのノウハウを蓄積することができています。
2024年4月には経済産業省より助成金額最大で77億円の「クラウドプログラム」の供給確保計画に正式認定され、同年12月には香川県高松市にデータセンターを開設いたしました。 - 本社所在地
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東京都新宿区市谷田町3-24-1
- 代表者氏名
- 代表取締役 志倉 喜幸
- 設立年月
- 2007年12月12日
- 従業員数
- 40名(2023/02現在)
- 平均年齢
- 36歳(現在)
- 資本金
- 1億円
- 株式公開
- 外部資金/調達額
- 主要株主
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東京理科大学イノベーション・キャピタル株式会社(TUSIC)/北陸電力株式会社/
新生企業投資株式会社/NOW株式会社/株式会社シフラ/株式会社神宮館 - 主要取引先
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エヌビディア合同会社/北陸電力株式会社/
株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズ/テックウインド株式会社/
株式会社クレスコ/株式会社PALTEK/Wasabi Technologies Japan合同会社/
カルチュア・エンタテインメント株式会社/情報通信研究機構/北陸先端科学技術大学院大学/
その他取引先多数 - 事業概況
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・2019年8月に石川県志賀町にGPU特化型データセンターを建設し、GPUクラウドサービス「GPUSOROBAN(ソロバン)」を立ち上げました。
「GPUSOROBAN」はハイエンドGPUによる高速演算を、誰もが手軽に利用できるようにするGPUクラウドサービスで、AIディープラーニングや画像処理、CG制作の分野で幅広く利用されています。
・2024年4月には経済産業省より助成金額最大で77億円の「クラウドプログラム」の供給確保計画に正式認定され、同年12月には香川県高松市にデータセンターを開設いたしました。 - 事業構成比