株式会社ファミトラ
2019年に創業したファミトラは、「家族信託をあたりまえに」をミッションに掲げ、高齢化に伴う認知症問題から生じる資産凍結への対策として家族信託の普及に努めています。
■事業内容
認知症における資産凍結問題の解決策として近年注目を集めている「家族信託」を安価に組成できるサービス『ファミトラ』を開発・運営しています。
サービス開始から1年で2,000件以上のお問い合わせをいただいているサービスです。
■当社の強み
従来の家族信託がアナログで高額であったのに対し、ファミトラは独自のシステムを活用した「信託DX」により、業務を効率化し、より低価格でサービスを提供することで、幅広い層への家族信託の利用拡大を目指しています。
■これまでの実績
約2万人の財産管理・終活・相続を支援した実績を持ち、契約資産額も急拡大しています。
累計調達額は約24億円に達し、エーザイ、三越伊勢丹イノベーションズ、東京瓦斯、楽天生命保険、JFRカード、常陽銀行など、多様な企業との資本・業務提携を通じてサービスの拡充と普及を進めています。
■日本が抱えている課題
高齢化が進む日本では、2040年には認知症約 584 万人、軽度認知障害約 613 万人となり、高齢者の約 3.3 人に1人が認知症又は軽度認知障害になると言われています。
2030年には認知症者の総資産額が200兆円を超えるという予想もあります。認知症になり意思判断能力がないとみなされると、あらゆる契約行為が一人ではできなくなってしまいます。
当人名義の不動産や保有株式を売却して介護費に当てることもできず、場合によっては銀行口座が凍結されてしまうことさえあります。いわゆる認知症における資産凍結問題です。
■目指している未来
そこで、認知症になる前にあらかじめ、信頼できるご家族に資産の管理権限だけを委託する「家族信託」を組成しておけば、ご家族の皆さまが安心して暮らすことができます。
わたしたちは、この合理的で素晴らしい仕組みである家族信託を普及させるために、ITをフルに駆使し、ビジネスモデルを0から検討し、一般の方が誰でもカンタンに、早く、そして安価に家族信託を組成できることを目指して、『ファミトラ』を設計・リリースしました。
家族信託という仕組みのコモディティ化を目指し、信託の実務と技術開発に精通したメンバーを集め、自由闊達に議論できる風通しのよい文化で、サービスを開発・運営しています。家族信託という合理的で素晴らしい仕組みを、未来のスタンダードにすべく日々取り組んでいます。
◆Mission【人と技術で「笑って長生き」を実現すること】
「人生100年時代」と言われている現代。日本では少子高齢化が問題視されてから数十年が経過し、今や世界共通の課題となりました。
高齢社会を前提としたとき、さまな領域でテクノロジーを組み込むことが不可欠であることは議論の余地がありません。
わたしたちは、このAgeTechと呼ばれるに着目・特化し、そのさきがけとして、認知症対策や終活関連領域を中心に、さまざまなシニアの課題をテクノロジーで解決していきます。
わたしたちのサービス/プロダクトは、シニアの方の日々の生活を守り安心を感じてもらい、エンパワーメントすることで、生き甲斐と社会的価値を創出しています。
近い将来、シニアに関する事柄はこの会社に任せておけば問題ない、と皆にそう思われるよう、邁進していきます。
この事業は「高齢先進国」の日本からはじめる意義があります。日本には世界に先駆けてこの産業が開花する土壌があり、わたしたちがそのトリガーとなると自負しています。
長寿を、厄災ではなく恩恵にできる可能性を最大限に高めていきたい。わたしたちは、人と技術で「笑って長生き」を実現していきます。
◆Vision【家族信託を、あたりまえに】
ミッションを実現するために、わたしたちは上記のビジョンに掲げています!
「高齢先進国」の日本では、シニア世代を取り巻くさまざまな問題が、しだいに深刻なものとなってきました。
・増え続ける認知症者と介護難民
・減少傾向とはいえ依然として深刻な特殊詐欺の被害
・中小企業経営者の高齢化と後継者不足、黒字倒産
一見するとバラバラに思えるこれらの問題は、実は相互に関連しています。
こうした問題に対し、現実的かつ有効に、しかもまとめて対策できる術、いわば万能薬と呼べるポテンシャルを持った仕組みが「家族信託」なのです。
しかし、この合理的で凄まじいポテンシャルを持っている家族信託は、残念なことに、まだまだ世の中に普及しているとは言い難いのが現状です。
現状では、実務が非効率的で、結果として、多額の費用と時間がかかってしまい、家族信託を手掛けることのできる士業が少ないことがその主な要因です。
わたしたちはここに切り込んでいるのです。
今まで一部の人だけが対象であった家族信託が、すべての人にとって“あたりまえ”の選択肢となれば、高齢化にまつわる多くの「負」を抜本的に解消していけるはずだと、そう考えています。
家族信託を、あたりまえに。
ファミトラは、ITの力で家族信託をコモディティ化し、家族信託 = ファミトラ と自然に想起されるような、業界を牽引するリーディングカンパニーとなることを目指しています。
■出社は任意!自由にリモート勤務
当社は東京都港区赤坂に本社を構えながらも、リモート勤務が中心である点が大きな魅力です。場所にとらわれずに働けるため、自宅での業務も選択できます。勤務地の変更や転勤は一切ないため、安心して長く働ける安定した環境が提供されています。最近数カ月ぶりに出社したメンバーもおり、積極活用が可能です。
・社員同士のやり取り
社内コミュニケーションは『齟齬をなくす』『履歴を残す』観点からSlackを中心におこなっていますが、週次での各部定例ミーティングや毎月実施している全体会など、バーバルコミュニケーションも大事にしています。また、リアルのつながりやそこから生まれる発想も促進するため、各部ごとに出社日を決めたり、部署を跨いだシャッフルランチを実施したりもしています。
・社内MTGについて
MTGは、オンラインとオフライン(会議室)のハイブリッド型で実施することが多いです。部門ごとの定例のMTGは出社日に合わせるなどして、対面での実施を重視しています。お客様やアライアンスパートナー様との面談・MTGについては、オンラインをベースにしつつ先方のニーズに合わせて実施しています。
■完全フレックスで柔軟な働き方
就業時間はコアタイムのないフレックスタイム制を採用しており、1日8時間の所定労働時間内で、社員が自身のライフスタイルに合わせて柔軟に勤務時間を調整できます。
・勤怠管理について
勤怠管理システムを導入しており、出退勤の際にPC上で打刻をおこなっています。当社ではフレックス制度を導入しているため、一定の条件はあるものの朝や夕方、中抜けなどは各自柔軟に就業時間を調整しながら勤務しています。
■年間休日125日/残業月20H以内
完全週休2日制で土日祝日はもちろん、夏季休暇も3日間取得できます。有給休暇も年間10日から20日付与されるほか、残業も少なく原則定時退社のため、プライベートな時間も大切にしながら働けます。
・有給は取りやすい環境
職種やタイミングによっては一部業務調整を必要とする場合もありますが、原則有給休暇は各自の任意のタイミングで取得しています。2024年1月-12月の有給取得率は50.5%です。2025年には、年次有給休暇以外に入社時休暇や夏季休暇も新設しており、今後もメンバーのワークライフバランスの充実を目指して制度を整えていく予定です。
・残業について
フレックス制度のため、日毎では標準時間の8時間より早く勤務を終えたり長く勤務したりと、業務状況や家庭の都合などに応じて各自が勤務時間を調整しています。月単位では、45時間をみなし残業時間(固定残業代対象)としていますが、実態としては全社の月間平均残業時間は10〜20時間程度です。
■手厚い福利厚生で長期勤務を支援
在宅勤務制度に加え、出産・育児支援制度やストックオプションも全従業員が利用可能であり、ライフイベントに応じた支援や、会社の成長をともに享受できる機会が提供されています。
・育休の取得実績
男女ともに取得実績があり、育休終了後は復職しています。2024年には当社初の男性社員の育児休業取得(2名)もあり、産後パパ育休/通常育休のいずれも取得されています。
・副業OK
業務委託などでの副業は本業の妨げにならない範囲であれば可能で、実際におこなっている社員もいます。
- 事業内容
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民事信託(家族信託)のマーケティング・コンサルティング事業『ファミトラ』の運営
- 役員略歴
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■株式会社ファミトラ創業者 代表取締役CEO:三橋 克仁
2012年、株式会社マナボ創業、代表取締役。オンデマンド個別指導アプリ『manabo』のプロトタイプを自ら開発、ベネッセ/Z会をはじめとする国内教育系大手企業各社との業務提携と累計6.2億円の資金調達を主導。2018年に駿台グループに売却。
2019年11月、BCI(Brain Computer Interface)の商用化を見据えAgeTech領域の事業を展開するBOSSA Technology Inc.(現 株式会社ファミトラ)を創業、代表取締役に就任。
Forbes 30 Under 30 2016 Asia選出などメディア出演多数。
東京大学工学部・同大学院工学系修士修了。家族信託コーディネーター。 - 本社所在地
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東京都港区赤坂1-14-14 第35興和ビル5F
- 代表者氏名
- 代表取締役CEO 三橋 克仁
- 設立年月
- 2019年11月
- 従業員数
- 29名(2025/06現在)
- 平均年齢
- 38歳(2025/07現在)
- 資本金
- 5,000万円
- 株式公開
- 外部資金/調達額
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2024年6月にはシリーズAラウンドで新たに資金調達を実施し、累計調達額は約24億円になりました。さらなる事業成長に向けて、サービス開発や採用・組織体制を強化していきます。
- 主要株主
- 拠点・関連会社
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■横浜営業所
〒221-0835
神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-12-1 横浜カリオカビル2F BIZcomfort内
■福岡営業所
〒810-0041
福岡県福岡市中央区大名2丁目6番11号 Fukuoka Growth Next内
■大阪営業所
〒530-0057
大阪市北区曽根崎2-16-19 メッセージ梅田ビル 1階 ONthe UMEDA内 - 事業概況
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Forbes JAPAN「2024年注目の日本発スタートアップ100選」に選出されました。
- 事業構成比