株式会社三菱UFJ銀行/市場エンジニアリング室

MUFGは現在、「挑戦と変革の3年間」と位置付け、金融とデジタルの力で未来を切り拓く「No.1ビジネスパートナー」を目指しています。この取り組みは、1960年代からはじまったシステム・デジタルの活用に根ざしており、オンライン取引やキャッシュレスサービスを通じて長年にわたりテクノロジーの先駆者としての役割を果たしてきました。

近年、顧客行動の変化と技術の進化により、非対面取引やネット決済が増加しています。MUFGは、これに対応するためデジタルで快適な金融体験を提供するチャレンジを続けています。また、競争環境も激しく変化しており、異業種からの参入やFinTechの台頭が、従来の金融業界に大きな脅威をもたらしています。これに対抗するため、MUFGは「BaaS（バンキング・アズ・ア・サービス）」など新しい技術を駆使し、システム構築のコストと時間を削減しています。

この変革を支えるのは、MUFGが保有する4,000万を超える顧客基盤と膨大な取引データです。これらはMUFGの強みを形成し、デジタル変革の推進に不可欠な資源となっています。組織の文化も変わりつつあり、よりフラットでオープンな風土が醸成されていますが、大きな組織故に変革のスピード感には課題もあります。

これを克服し、さらに強力にシステム・デジタルの取り組みを推進するためには、従来の価値観に囚われないキャリア人材の力が必要です。MUFGは新たな挑戦を続け、さらに大きな一歩を踏み出すべく、多様な価値観とスキルを持つプロフェッショナルたちを募集しております。

市場エンジニアリング室は、三菱UFJ銀行の市場ビジネスを支えるシステムの企画・開発を推進しています。金融業界の変革とともに、技術革新による生産性向上を目的として、継続的な投資をおこないながら、国内外のビジネス拡大に対応するためのシステム開発をおこなっています。

【主な取り組みと目標】
■DXソリューションの研究開発：
機械学習技術やSaaS（Software as a Service）の活用により、市場業務の高度化を図ります。これにより、市場の変動に迅速かつ効果的に対応するデジタルツールやプラットフォームを開発し、新たなビジネスモデルを実現します。

■クラウドプラットフォーム開発：
開発されたソリューションを効率的に提供するためのクラウドベースのプラットフォームを構築します。これにより、柔軟かつスケーラブルなインフラを提供し、市場業務のさらなる高度化を支援します。

■プロジェクトマネジメント：
大規模から小規模まで、多様な市場系システム開発プロジェクトを効果的に管理し、推進します。これにはEA（エンタープライズアーキテクト）やBA（ビジネスアナリシス）のノウハウが不可欠です。

【人材育成と採用】
■社内公募と育成：
システム領域でのキャリアを希望する社内人材を公募し、EAやBAのスキルを含むデジタルスキルの育成を図ります。

■キャリア採用：
技術革新をリードするため、他社での開発経験や技術知見を持つ人材を積極的に採用します。これにより、多様な経験と価値観が融合し、刺激的かつ革新的な職場環境を創出します。

市場エンジニアリング室は、IT技術を起点として、ビジネスを創造・変革できる組織を目指しており、デジタル技術の普及と新しいビジネスモデルに基づく金融業界の参入者と競争しながら、業界全体での変革をリードする役割を担っています。

■スマートワークの推進
MUFGでは、「スマートワーク＠MUFG」を推進し、従業員が場所や時間に縛られずに柔軟に働ける環境を整備しています。この取り組みには、セレクト時差勤務制度や在宅勤務制度の拡充、サテライトオフィスの開設が含まれます。これらの制度は、従業員が自身のライフスタイルに合わせて働き方を選べるよう支援し、より働きがいのある企業環境を目指しています。

■両立支援の充実
MUFGは、子育てや介護といった私生活の責任と仕事を両立する従業員を積極的に支援しています。特に注目されるのは、男性の育児参画を促進する「Ten Plus Ten」制度で、これは短期育児休業と年次有給休暇を組み合わせ、最大20営業日の休業を取得できるものです。また、介護に関しては、専門家によるアドバイスが得られるセミナーや相談窓口、さまざまな支援ツールを提供しています。

■キャリア人材による変革推進
変革と挑戦を重視するMUFGでは、多様な価値観と専門スキルを持つキャリア人材が新たな力とされています。これらのプロフェッショナルが変革の原動力となり、デジタル基盤の確立やカルチャー面での変革を推進しています。フラットでオープンな組織文化を促進しながら、従来の枠を超えた新しい働き方やビジネスモデルを創出しています。

これらの取り組みを通じて、MUFGは「金融とデジタルの力で未来を切り拓くNo.1ビジネスパートナー」としての位置づけを強化し、持続可能な成長と従業員満足を追求しています。