株式会社グレースイメージング
株式会社グレースイメージングは2018年に設立。慶應義塾大学医学部発のヘルステックベンチャーです。これまで血液に含まれる乳酸を測定する機器が開発されてきましたが、「採血のため皮膚に針を刺さなければならない」「非連続的なデータしか取得できない」という課題がありました。当社は、手軽で負担が少なくリアルタイムで測定可能な、汗に含まれる「乳酸」を計測できる世界初のウエアラブルデバイス開発に成功。運動による「疲労」を医学データとして見える化する中核事業を展開しています。
慶應義塾大学医学部との共同研究を重ね、心不全患者への運動療法における検証を実施した結果、「血液ではなく、汗に含まれる乳酸を測ることでも同じデータが得られる」ことが証明でき、成果をまとめた論文が世界的学術雑誌へ掲載されたことで、学術的に大きな影響を与えました。設立からまだ間もないですが、化学×電気の最先端テクノロジーが注目を集めており、数々のコンテストで受賞。技術の将来性や優位性が世界的に高く評価されているため、エンジニアとしても貴重な経験を積める環境です。
自社製品が活躍するシーンは、「年々患者数が増加する心疾病のリハビリ」「スポーツ選手に課される高負荷なトレーニング」「過労による事故が絶えない作業現場での重労働」などさまざまです。データをデータで終わらせず、データが本当に人間の役立つものになるように、試行錯誤を繰り返してカタチにしています。新たなバイタルデータ×医学的専門性×テクノロジーで、科学的なデータに基づいた新たな医療、スポーツのあり方を提案し、社会、人間の生き方を変えていく新たな仲間を募集中です!
当社で働く魅力は、少数精鋭のメンバーとともに【日本発・世界初の製品を世に出すこと】に熱中できることです。他社では経験できない世界初の機器の研究開発、関連技術に携われるため、毎日ワクワクしたり大きな刺激をもらいながら活躍していただけます。在籍中のメンバーは在野出身者が少ないので、専門家にサポートしてもらいつつゼロから学びながら日々奮闘中です。新たな価値を生み出すやりがいの大きい仕事なので、ただの作業ではなく、社会に貢献できているという充実感を得られます。
近年ではコロナ禍による医療・健康情報への関心の高まりを受けており、スポーツ用品メーカーやヘルスケア企業を中心に、バイタルデータのクラウド化が急速に進行している状況です。当社はその一翼を担うべく、パートナー企業と連携を取りながら、デバイス開発と並行してデータベース・分析サービスの構築を推進しています。社員自ら提案して生まれる仕事が多いボトムアップな社風のもと、自身のアイデアを発信して新しい業務・幅広い業務にチャレンジしていきたい方にぴったりの職場環境です。
当社は創業期から成長期に突入しました。これまでは自社製品の開発を最優先に取り組んできたこともあり、社内のルールは未整備な部分も多いです。今後のさらなる事業拡大に向けて社員も増員していく方針のため、現在は新メンバーが入社できてよかったと思えるような土台づくりも進めています。そのため「開発はもちろん会社づくりも一緒に携わりたい!」という方も大歓迎です。「世界初のデバイスを世に送り出す」という情熱を持った仲間たちとともに、明るい雰囲気で楽しく働けます。
- 事業内容
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汗乳酸センサを用いた最先端疲労分析・評価サービスの開発・提供
- 本社所在地
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東京都新宿区信濃町35番地 慶應義塾大学医学部整形外科 臨床研究棟2階
- 代表者氏名
- 代表取締役社長 中島 大輔
- 設立年月
- 2018年07月
- 従業員数
- 7名(2022/12現在)
- 平均年齢
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- 資本金
- 1億2,315万円
- 株式公開
- 外部資金/調達額
- 主要株主
- 事業概況
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汗乳酸センサは、最終的には医療機器としての社会実装を目指しています。高価な呼気ガス分析装置を使い、患者にマスクを付けて、呼吸の変化から疲労の指標を測定する心臓リハビリテーションを、汗乳酸センサで置き換えることを計画しています。患者にも医師にも利便性の高い道具なので、実装後は普及しやすいと考えています。治験や製造体制の確立など承認へのハードルもありますが、夢の実現に向けて一歩一歩着実に進めています。
■受賞歴
・IBM BlueHub第5期最優秀賞
・東京都支援事業/先端医療機器アクセラレーションプロジェクト(AMDAP)採択
・慶應義塾大学医学部主催 第4回健康医療ベンチャー大賞社会人部門優勝
・MedTech Innovator Asia Pacific Accelerator選出
・異能(Inno)vationプログラム異能ジェネレーションアワード分野賞受賞」
など、数々のコンテストで受賞しています。 - 事業構成比