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クラスター株式会社

企業メインイメージ

クラスター株式会社は、2015年に設立。メタバースプラットフォーム『cluster(クラスター)』の開発・運営を手がけている企業です。誰もがバーチャル上で音楽ライブ、カンファレンスなどのイベントに参加したり、友達と常設ワールドやゲームで遊ぶことのできるメタバースプラットフォームを展開しています。スマホやPC、VRといった好きなデバイスから数万人が同時に接続することができ、これにより大規模イベントの開催や人気IPコンテンツの常設化を可能にしています。メタバースを実現し、まったく新しいエンタメと熱狂体験を提供し続けています。

同サービス上で開催されたイベント総動員数は、2020年単年で300万人を突破。2022年には通算1000万人を超え、「イベント数」「総動員数」「売上」全てにおいて国内No.1のサービスとなりました。ポケモンやソードアートオンラインとのコラボや、音楽ライブ、オンラインゲームジャムなど、大規模イベントの開催・運営実績を多数持っています。また、官公庁からの受注案件もあります。2020年3月にスマホアプリと常設コンテンツ投稿機能をリリース以来、フレンド機能やゲーム制作機能を次々に取り入れ、新しいタイプのSNSとして迅速にアップデートし続けており、ユーザー数も急増中です。

【Cluster Culture】
1.完璧じゃなくていい、圧倒的な速度で世の中にぶつけよう
2.挑戦をほめたたえよう、失敗も含めて成果を祝おう
3.仕事で関わる人全員に敬意を払おう
4.風通しのいいオープンな会社にしよう
5.一番はじめに手を挙げる勇敢な人であろう
6.急所にガツンと効くような、ゲームルールを変える仕事をしよう
7.邪悪なものには手を出さないようにしよう
8.チームで生み出す価値に対して、誇りと責任を持とう
9.全力で仕事を楽しみ、しっかり稼いで幸せになろう
10.大きなことをしでかして、世の中を騒がせよう
11.日本にとどまらず世界を目指し、全人類を巻き込もう

わたしたちは日本国内にとどまらず、世界で挑戦し10億人以上のユーザーが使うサービスを目指しています。しかし、その夢をかなえるためには、まだまだ人手が足りない状況です。急拡大期を迎えておりますが、採用基準を落とすことなく、当社のカルチャーに共感してくださる優秀な人材を積極的に採用しております。わたしたちと一緒に、世界規模でバーチャリティ時代を牽引していく仲間を募集中です!

現在は40名規模でメタバースプラットフォーム『cluster』を開発しています。国内最大規模のユーザー数を誇り、数千人のクリエイターが『cluster』上に日々コンテンツを投稿・活動中のため、負荷対策は入念におこなっています。企業様のご要望に応じて、オリジナルの会場・アバター・演出などの制作、高精度のモーション収録、企画制作〜配信スタジオ運営などのオペレーションに至るまで、ワンストップで提供。法人からのイベント受注で収益獲得と話題創出をおこない、世界中のクリエイターが稼げるバーチャル空間づくりへ積極的に投資しています。ゲーム人口は現在30億人を突破。まだまだ成長の余地があり、今後も自社プロダクトの影響力を高めることに貢献できるため、エンジニアとしての醍醐味を味わえる環境です。

『cluster』は、Webサイト、ファイルアップロードサービス、外向け/内向けHTTP APIとデータベース、MQTTサーバ、イベントアーカイブサービス、バッチ処理で構成されています。主要な機能は、「イベントをライブ配信すること」です。こちらは「PCは持っていないけれどライブ配信に参加したい」というユーザーの声をもとに機能を実装しました。運用負荷を高めないよう、Media Servicesを利用して構築・運用し、動画まわりの手間がかかるエンコード・配信先などはすべてMediaLiveで設定、配信用には暗号化HLSを出力し再生可能ユーザーを制限。PCだけでなく、スマートフォンのブラウザからも参加可能になりました。ユーザーとの距離が近く、現場の声に寄り添いながらよりよいプロダクトづくりを追求しています。

働き方としては、月1回の出社以外はフルリモート勤務、コアタイムは水金1時間のみのほぼフルフレックス制度を採用。自由度高く働けるため、家庭と仕事の両立も可能です。また、リモートワーク手当を月15,000円支給、年2回の昇給機会あり、約6万円のVRヘッドセットOculus Quest2を支給するなど、福利厚生も充実させています。自社サービス上でミーティングをしたり、出社日にはみんなでお祝いやランチをしたりと、社内交流も活発。「バーチャル経済圏のインフラを目指す」という大きな目標を掲げていることもあり、仕事に誇りを持って働いている仲間が多数。自身の仕事にワクワクしたり楽しみながら取り組んでいる方ばかりなので、社内の雰囲気もよく、意欲的に働ける職場です。

創業以来、さまざまな開発フローを試してきた結果、最終的にepicという開発フローに落ち着きました。epicは、1サイクルごとの振り返りに、開発フロー自体を改善していく能力が含まれているため、日々改善を続けられるというメリットがあります。当社には、全社の開発ロードマップがあり、これから開発したい機能とそのリリース目標時期を書いたリストの閲覧が可能です。社員同士でプロダクトの感想や提案を話し合えるSlackチャンネルなどで社内の意見を集約して、全社のロードマップを作成し、PdMと経営陣が優先順位を決定していきます。

開発する機能が選ばれた後は、開発したい機能の目的・内容を簡潔にまとめたPRD(製品要求仕様書)をPdMが作成し、コンセプトが明確になった段階で経営陣に承認を受けます。その後、エンジニアマネジャーがPRDの内容を実装するため、モバイルアプリ、Unity、サーバサイドなど職能を超えてエンジニアを集結。その中の1名をepic ownerに任命し、以降のepicにおける進行をすべて担ってもらいます。epic ownerは、epicをはじめるためのepic kick-offの開催に向けて、準備すべき項目を網羅したテンプレートepic documentに沿って、開発を始める前に必要な調整や調査、大まかな実装時間の見積もりをおこないます。

epic kick-offには、epicに関わるエンジニア全員と、UIを設計するデザイナー、QAエンジニアが参加します。30分〜60分の間に、このepicで開発する機能の概要、目標とするスケジュール、各エンジニアの担当範囲、対応するJIRAのepic、毎日の進捗や相談事項をまとめるmeeting noteのURLの共有などを実施。開発時間の見積もりを再度算出し、もし想定される開発時間が1カ月を超える場合は、開発する機能を分割して段階的なリリースをおこなうことも検討します。

このような流れを経て、いよいよ開発に着手。各エンジニアはタスクを分解し JIRAへチケットの登録、タスクの開発期間について見積もりをおこないます。epicの規模や難易度に合わせて、epic ownerの自由な手法で進捗管理を進行。進捗が遅れる場合は、 価値提供とリリース日程を守れるようPdMとepic ownerで調整します。毎週金曜日にQAテスト前に開発中の機能を触れたあとは、翌週火曜〜木曜の間にQAが実装された機能をテストし、バグがあれば修正を依頼。無事に改善された後は、週次でリリースしていきます。

リリース後、epic ownerは振り返り会を開いたり、その振り返りを参加メンバー以外も参加するSlackチャンネルで共有するなど、次回へのより良い開発に向けて社内へ知見を蓄積していきます。さらに出てきた課題をPdM、QA、EM、デザイナーと共有することで、エンジニアだけでは解決できない部分にもアクションできるように工夫しています。機能実装後も細かくていねいに振り返りを行うことで、エンジニアとしても会社としても成長し続けられる仕組みを整えています。

事業内容

「cluster」とは

「cluster」は、VR・スマートフォン・PCで遊べるメタバースプラットフォームです。特に、「人が集まって経済活動を行えるプラットフォーム」であることにこだわっており、
バーチャルイベントの開催実績は世界トップクラスです。このcluster上で、私たちはBtoB向けのエンタープライズ事業とBtoC向けのプラットフォーム事業の2つを展開しています。

エンタープライズ事業においては、法人からイベントを受注して企画制作から、CG制作、イベント当日の配信・運営までをワンストップで提供しており、年間100件以上のイベントを手掛けています。このエンタープライズ事業での利益をプラットフォーム事業に投資することで、クリエーターが経済活動を行えるようなバーチャル空間づくりを目指しています。
具体的には、ユーザーがカフェやバーを運営したり、新聞のようなメディアを運営したり、宇宙空間で音楽イベントを開いたりと自由に活動をしていて、そのなかから新しいカルチャーや生活スタイルが生まれています。

役員略歴

■代表取締役CEO:加藤 直人
京都大学理学部で、宇宙論と量子コンピュータを研究。同大学院を中退後、約3年間のひきこもり生活を過ごす。2015年にVR技術を駆使したスタートアップ「クラスター」を起業。2017年、大規模バーチャルイベントを開催することのできるVRプラットフォーム『cluster』を公開。現在はイベントだけでなく、好きなアバターで友達としゃべったりオンラインゲームを投稿して遊ぶことのできるメタバースプラットフォームと進化している。経済誌『ForbesJAPAN』の「世界を変える30歳未満30人の日本人」に選出。著書に『メタバース さよならアトムの時代』(集英社/2022年)

本社所在地

東京都品川区西五反田8-9-5 FORECAST五反田WEST 10F

代表者氏名
代表取締役CEO 加藤 直人
設立年月
2015年07月07日
従業員数
130名(2022/09現在)
平均年齢
30歳(2022/09現在)
資本金
1億円
株式公開
外部資金/調達額

14.6億円(累計)

主要株主
事業概況

新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年ごろから問い合わせの件数が急増し、ニーズの増大を実感しています。
そもそもclusterを正式ローンチした2017年当時は、まだVTuberもほとんどいなかったため、プラットフォームのコンセプトを説明しても周りに理解されないことも多くありました。

ただ、文明が発達する前から人間は火の周りに集まって自己表現をしていたように、「集まる」ことや「お祭りをする」ことは、人間の根本的な欲求としてDNAレベルで刻まれていると思っています。
コロナ禍の影響を受けたことで、リアルからバーチャルに移行する流れが10年から20年ほど早く到来しました。さらに「リアルで集まれないからバーチャルで」といった代替的な選択肢としてではなく、「バーチャル空間だからこそできる体験や表現」に目を向ける人も増えてきています。
当社は「技術の発展よりも人間のリテラシーの変化のほうが時間を要す」と考えていますが、コロナ禍の影響で一気に人の意識が変わったことで、事業に追い風が吹いているように感じています。

今後の戦略として「経済圏」の構築に注力しています。具体的には、デジタルアイテムを売買するストアなど、
clusterでつくったものを販売できる機能を実装することで、クリエーターが対価を得られる基盤をつくろうとしています。(2022年9月15日にリリース予定)

もう一つ、注力しているのが「グローバル」です。バーチャルイベントの開催実績が世界一といっても、現状は日本国内の案件がほとんどです。
ローカル性が低く、土地に縛られずにクリエーティブな活動をできるのがclusterの理想だからこそ、グローバル進出は必須事項です。
すでに「Fate/Grand Order」(北米地域向け英語版)の5周年を記念してclusterの上にスペシャルワールドを構築するなど、グローバル向けのチャレンジを始めています。

中期目標としては、2030年までに10億人のユーザーが利用するサービスをつくり、そのサービスのなかでさまざまなことが完結できるようにしたいと思っています。私はかつて家から出ずに日常を楽しんでいた時代がありましたが、「ひきこもり」はポジティブなものだと捉えています。効率よく情報を取得できますし、クリエーティブなこともできますから。ただ、人との接点がないのは孤独なので、clusterのようなプラットフォームをつくることで、ひきこもっていても人とつながることができ、自分の得意なことで経済活動を行えるような社会をつくれたらと思っています。

事業構成比
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