Java addの使い方

この記事のポイント

Javaのaddメソッドの基本的な使い方から実践的な応用例まで、初心者にもわかりやすく解説します。

記事を読むと、次のような内容が身に付きます。

  • リストなどのコレクションに要素を追加する方法がわかる
  • 型に応じた動作の違いや戻り値の意味が理解できる
  • 開発現場で使われる実践的なコード例を知る

記事を通してaddメソッドの使い方をマスターすれば、データの追加や管理を自由に行えるようになります。

目次

addメソッドとは?

addメソッドは、Javaでデータの集まりであるコレクションに新しい要素を付け加えるときに使う命令です。

買いものかごに商品を入れたり、名簿に新しい名前を書き加えたりする場面をイメージすると分かりやすいでしょう。プログラムを動かしながら、状況に合わせてデータを貯めていくことができます。

addメソッドの特徴

  • ArrayListやHashSetなど多くのクラスで利用できる
  • 実行結果としてboolean型の値を返し、成功ならtrueを返す
  • listでは基本的に常にtrueを返す
  • setでは重複したデータを追加しようとするとfalseを返す
  • データの数があらかじめ決まっていないときでも柔軟に情報を管理できる

データの整理や保存を効率的に行い、プログラムを柔軟に動かすために欠かせない仕組みです。

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基本構文

addメソッドの書き方はとてもシンプルです。コレクションオブジェクトに対してadd()を呼び出し、引数に足したい要素を渡すだけです。まずは、もっとも標準的な使い方を確認しましょう。

import java.util.ArrayList; import java.util.List; public class Main { public static void main(String[] args) { List<String> animals = new ArrayList<>(); animals.add("ネコ"); animals.add("イヌ"); System.out.println(animals); } }

出力結果

[ネコ, イヌ]

この例では、String(文字列)型のデータを入れられるArrayListを作成し、addメソッドで2つの動物の名前を保存しています。

まず、new演算子を使って空のリストを作り、そこに「ネコ」と「イヌ」を順番に入れています。addメソッドを呼び出すだけで、リストの末尾に新しいデータが付け加えられます。

また、場所を指定してデータを入れたいときは、add(インデックス番号, 追加する要素)のように、挿入したい位置の番号を先に指定することで、好きな位置に要素を割り込ませることもできます。

実用例

ここからは、開発の現場でよく使われるaddメソッドの活用方法を紹介します。サンプルコードはそのまま動作するため、学習の参考にしてください。状況に応じた実装方法を知ることで、addメソッドの使い勝手の良さを理解できます。

リストに要素を追加する基本例

最もよく使用される基本的なaddメソッドの使用例です。ArrayListを使ってペットの名前を管理するシステムを想定しています。

import java.util.ArrayList; import java.util.List; public class Main { public static void main(String[] args) { List<String> pets = new ArrayList<>(); pets.add("ウサギ"); pets.add("ハムスター"); pets.add("フェレット"); System.out.println("登録されたペット: " + pets); System.out.println("ペット数: " + pets.size()); } }

出力結果

登録されたペット: [ウサギ, ハムスター, フェレット]
ペット数: 3

この例では、ウサギやハムスターといったペットの名前をリストに登録し、その数を確認しています。まず、ArrayList型の変数petsを用意し、3回にわたってaddメソッドを呼び出すことでデータを貯めています。

プログラムの最後でsizeメソッドを使っているため、現在リストの中にいくつのデータが入っているのかを数字で知ることができます。同じ名前を何度でも追加できるのが、リスト型の大きな特徴のひとつです。

複数の要素を一度に追加する方法

addAll()メソッドを使用して、すでにあるデータの集まりをまとめて追加する方法です。。効率的にデータを統合したい場合に役立ちます。

import java.util.ArrayList; import java.util.Arrays; import java.util.List; public class Main { public static void main(String[] args) { List<String> domesticAnimals = new ArrayList<>(); domesticAnimals.add("ウマ"); List<String> wildAnimals = Arrays.asList("ライオン", "トラ", "ゾウ"); domesticAnimals.addAll(wildAnimals); System.out.println("すべての動物: " + domesticAnimals); } }

出力結果

すべての動物: [ウマ, ライオン, トラ, ゾウ]

この例では、ウマのリストに対して、野生の動物たちのリストを合体させています。まず、1つ目のリストを作成したあとに、Arrays.asListメソッドでもうひとつのリストを準備しています。

そのあとにaddAllメソッドを呼び出すことで、複数のデータをひとつずつ追加する手間を省き、一気に統合しています。バラバラに管理されていた情報を整理したいときに役立つ効率的な方法です。

特定の位置に要素を挿入する処理

add(index, element)メソッドを使って、リストの特定の位置に要素を挿入する例です。既存の要素の順序を保ちながら新しいデータを追加できます。

import java.util.ArrayList; import java.util.List; public class Main { public static void main(String[] args) { List<String> animals = new ArrayList<>(); animals.add("イヌ"); animals.add("ウサギ"); animals.add(1, "ネコ"); System.out.println("挿入後: " + animals); animals.add(0, "ハムスター"); System.out.println("先頭に追加: " + animals); } }

出力結果

挿入後: [イヌ, ネコ, ウサギ]
先頭に追加: [ハムスター, イヌ, ネコ, ウサギ]

この例では、リストの途中や先頭に新しい動物の名前を割り込ませる操作をしています。まず、イヌとウサギが入ったリストに対して、1番という場所を指定してネコを追加しています。

Javaでは番号を0から数えるため、1番を指定するとイヌとウサギの間にネコが入ります。0番を指定してハムスターを入れることで、先頭のデータを入れ替えるのではなく、全体を後ろにずらして新しい場所を確保しています。

セットに要素を追加する処理

HashSetを使用して重複のないコレクションを作成する例です。Setのaddメソッドは重複要素の追加を自動的に防ぎます。

import java.util.HashSet; import java.util.Set; public class Main { public static void main(String[] args) { Set<String> uniqueAnimals = new HashSet<>(); System.out.println("パンダ追加: " + uniqueAnimals.add("パンダ")); System.out.println("キリン追加: " + uniqueAnimals.add("キリン")); System.out.println("パンダ再追加: " + uniqueAnimals.add("パンダ")); System.out.println("最終的なセット: " + uniqueAnimals); } }

出力結果

パンダ追加: true
キリン追加: true
パンダ再追加: false
最終的なセット: [パンダ, キリン]

この例では、データの重複を許さないHashSetを使って動物の名前を管理しています。まず、addメソッドを使ってパンダを追加すると、初めての登録なのでtrueが返ります。

すでにパンダがいる状態でもう一度同じ名前を追加しようとすると、重複を自動で判断してfalseを返します。リストとは違い、同じものが2つ以上並ばないように制御したい場面で便利な仕組みです。

動物データベースの構築例

より実践的な例として、動物の情報を管理するデータベースのような構造を作成します。自作したクラスのオブジェクトをリストに追加する、より実践に近い例です。

import java.util.ArrayList; import java.util.List; class Animal { private String name; private String species; public Animal(String name, String species) { this.name = name; this.species = species; } @Override public String toString() { return name + "(" + species + ")"; } } public class Main { public static void main(String[] args) { List<Animal> database = new ArrayList<>(); database.add(new Animal("タロウ", "イヌ")); database.add(new Animal("ミケ", "ネコ")); database.add(new Animal("ピーター", "ウサギ")); System.out.println("動物データベース: " + database); } }

出力結果

動物データベース: [タロウ(イヌ), ミケ(ネコ), ピーター(ウサギ)]

この例では、名前と種類をセットにしたAnimalクラスのオブジェクトを自作してリストに保存しています。まず、設計図をもとに「タロウ」「イヌ」などのデータを作成し、addメソッドでリストに追加しています。

toString(文字列変換)という命令をあらかじめ準備しておくことで、リストの中身を表示したときに人間が読みやすい形式で出力されるよう工夫しています。

まとめ

addメソッドは、プログラムを動かしながらデータを貯めていくために欠かせない機能です。基本的な使い方から実践的な活用方法まで把握しておきましょう。

addメソッドが活躍する場面は次のようなケースです。

addメソッドが活躍する場面

  • ユーザーが入力した情報を順番に並べて保存したいとき
  • 外部から取得した大量の情報をまとめて管理したいとき
  • 重複を許さないデータの集まりを新しく作成したいとき

addメソッドを用いる上で、押さえておきたいポイントを覚えておきましょう。

重要なポイント

  • 戻り値のbooleanで追加が成功したか判断できる
  • 番号を指定すればリストの好きな位置にデータを割り込める
  • 扱うデータの種類を制限することで安全にプログラムを組める

初めてJavaを学ぶ場合も、紹介したコードを実際に書いて動作を試してみてください。

データの集まりを操作する処理は、実際の開発現場でも頻繁に使用されます。マスターしておけば役立つこと間違いなしです。

addメソッドを使いこなして、より柔軟にデータを扱えるプログラムを作成できるようになりましょう。

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