演習課題「for 1」
標準入力から 1 つの正の整数が与えられます。
1 からその整数まで、1 行ずつ出力していくコードを完成させてください。
プログラムを実行して、想定通り出力されれば演習課題クリアです!
期待する出力値
1
2
3
4
5
演習課題「for 2」
標準入力から 1 行、スペース区切りで 2 つの正の整数が与えられます。
与えられた順に、a b と呼ぶことにします。a は必ず b よりも大きくなっています。
このとき、b から a まで、1 ずつ小さくなっていく数値を 1 行毎に出力してください。
プログラムを実行して、想定通り出力されれば演習課題クリアです!
期待する出力値
10
9
8
7
6
5
4
3
演習課題「for 3」
標準入力にある正の整数 n が与えられます。
掛け算九九のように n に 1 から 9 までの数を掛けたものを n の段とするとき、n の段を小さい順に全て、1 行ずつ出力してください。
なお、n は 1 から 9 の間の数とは限りません。
プログラムを実行して、想定通り出力されれば演習課題クリアです!
期待する出力値
7
14
21
28
35
42
49
56
63
#14:JavaScriptの繰り返し(for)
このチャプターでは、JavaScriptにおける繰り返し処理としてfor文を用いたプログラムを学習します。
MDN web docs
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/JavaScript/Reference/Statements/for
典型的には以下のように書きます。for (初期化; 継続条件; 増分等の処理) {
// 実行する処理
}
カッコ内のそれぞれの式は必ずしも書く必要はありません。
また、カッコ内で宣言された変数はループ内でのみ有効で、ループの外からは参照することができません。for (let i = 0; i < 3; i++) {
console.log(i);
}
console.log(i); // エラー!
カウンタ変数はカッコの中で宣言される必要はなく、以下のように記述することもできます。let i = 0;
for (; i < 5; i++) {
console.log(i);
}
継続条件を書かなかった場合、特に条件がなく繰り返しが実行されるので無限ループになります。(実行しないでください)let i = 0;
for (;; i++) {
console.log(i); // 0 から順に無限に実行され続ける
}
無限に霧島京子の挨拶を出力することもできます。(実行しないでください)// 無限ループ!
for (;;) {
console.log("みなさんこんにちは、霧島京子です。");
}
MDN web docs
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/JavaScript/Reference/Operators/Arithmetic_Operators
今回扱ったi++
i--
はそれぞれ「後置インクリメント」、「後置デクリメント」とも呼ばれ、変数が評価された後に実行されます。
つまり、let i = 1;
console.log(i++);
console.log(i);
は1
2
と出力されます。
変数が評価される前に実行されるインクリメント、デクリメントは++i
--i
のように変数の前に付け、それぞれ「前置インクリメント」「前置デクリメント」とも呼ばれます。
この場合let i = 1;
console.log(++i);
console.log(i);
は2
2
と出力されます。