C言語入門編3: ループ処理を学ぶ

もともとはLinuxなどのUnix系OSで用意されていた仕組みです。
標準入力に対応するようにプログラムをつくっておけば、プログラム実行時に、ファイルを読み込んだり、キーボードからデータを読み込んだり、
パラメータを指定したりというように、入力先を切り替えることができます。

・fgets(エフゲッツ)で標準入力からデータを読み込む

#include <stdio.h>

int main(void)
{
    char buf[100];
    fgets(buf, sizeof(buf), stdin);
}

sscanf(エススキャンエフ)をつかって、データを変換する

・文字列データ

#include <stdio.h>

int main(void)
{
    char buf[100];
    fgets(buf, sizeof(buf), stdin);

    // 文字列
    char str[10];
    sscanf(buf, "%s", str);
    printf("hello %s\n", str);
}

#include <stdio.h>

int main(void)
{
    char buf[100];
    fgets(buf, sizeof(buf), stdin);

    // 数値
    int n;
    sscanf(buf, "%d", &n);
    printf("hello %d\n", n);
}

あるデータを、printfで表示したり、sscanfで受け取ったりするときには、
「変換指定」を使います。

【 printf で使う変換指定 】
○このレッスンで扱うもの
%d : int型の整数値を表示します
%s : 文字列を表示します。

○このレッスンでは扱わないもの
%f : double型の実数値を表示します
%c : 文字を表示します
%p : ポインタの値を表示します

【 sscanf で使う変換指定 】
○このレッスンで扱うもの
%d : 整数を受け取ります
%s : 改行や空白(スペース)を含まない文字列を受け取ります

○このレッスンで扱わないもの
%lf : double型の実数値を受け取ります
%c : 文字を受け取ります

※これ以外にもたくさん存在しますので、興味を持った方は調べてみてください。

defineマクロを使うと、文字列の長さなどを後から変更するときなどに便利です。

#include <stdio.h>

#define N 10 // define マクロ

int main(void)
{
    char buf[100];
    fgets(buf, sizeof(buf), stdin);

    char str[N]; // ここのNが書き換わる
    sscanf(buf, "%s", str);
    printf("hello %s\n", str);
}

このチャプターで作成したコードです。

// 標準入力からデータを読み込む
#include <stdio.h>

#define N 10

int main(void)
{
    char buf[100];
    fgets(buf, sizeof(buf), stdin);

    // 文字列
    char str[N];
    sscanf(buf, "%s", str);
    printf("hello %s\n", str);

    fgets(buf, sizeof(buf), stdin);

    // 数値
    int n;
    sscanf(buf, "%d", &n);
    printf("hello %d\n", n * 2);
}

- C言語入門 - printf関数の変換指定子
https://webkaru.net/clang/printf-format-specifiers/

- C言語入門 - scanf関数の変換指定子
https://webkaru.net/clang/scanf-format-specifiers/

- C言語 - C言語のマクロの基本について
http://www.c-lang.org/detail/macro_basic.html

- C 言語リファレンス
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/fw5abdx6.aspx