ギリア株式会社

ギリア株式会社は「ヒトとAIの共生環境の実現」をミッションとして掲げるAIスタートアップです。AI技術の活用における豊富なノウハウと高い技術力を強みに、すでに有名企業とAI技術の社会実装に取り組んでいます。
主力事業は、課題解決や効率化だけでなく、 最先端の深層学習技術をあらゆる人が自在に使いこなせるトータルAIソリューションプラットフォームの開発です。多種多様なプロジェクトと自社での研究開発を通じて蓄積した、高度かつ幅広い領域での技術アセット(資産)を用いてお客様のビジネスを変革し、価値を高める成果を提供し続けています。
■社会課題とAIへの期待
先進国においては、人口減少、少子高齢化が進んでおり、より少ない人数で社会・経済を支えていかければならないという課題に直面しつつあります。そして、日本はいち早くその課題に直面する課題進国であるといわれています。
加えて、日本では労働生産性の低さ、経済成長率の低さという課題もあり、このままでは深刻な状況になることが予想されます。政府、そして多くの企業がデジタル化、デジタルトランスフォーメーションに取り組んでおり、その中でもデータ・AIの活用には大きな期待が寄せられています。
■AI活用の現状と将来
少し前までは夢のような話だと思われていたAIですが、今やAIは実用段階にあり、すでにさまざまなところで使われています。皆さんの身近な例では、スマートフォン等に搭載されているAIアシスタント、カメラアプリでの画像加工機能、ECサイトでのおすすめ機能などはAIによるものが多くあります。
産業においては、商品の検品作業をはじめ工場でのさまざまな作業や、列車の遅延、気象の予測など幅広い領域で活用されています。現在のAI活用は人間の目や耳の替わりを担う認知系の処理がメインですが、今後はさらにAI技術の進化と活用が進み、認知するだけではなくそこから予測をしたり判断をする部分においてもAIに仕事を任せることができるようになっていくと期待されています。
■ギリアが取り組むAI活用
認知から判断へと活用が進むAIですが、AI活用の大半は効率化という文脈での活用がほとんどです。たとえば、これまで職人の経験と勘にたよる高度な仕事はシステム化が難しいものでした。しかし、AIを使えばそれらの多くの仕事をAIに継承することができます。ここまでは高度な効率化です。
ギリアが目指すのは、職人(=人間)の知覚や能力では限界があったものを、AIが乗り越え、より高いパフォーマンスを発揮することで更なる付加価値を生み出すような活用です。そして、そのようなAI活用でビジネスの根底からの変革を起こすような大きなインパクトを狙います。
▼ギリアのアイデンティティ
・80%の論理と20%の感性
・スタートアップの志と大企業由来の仕組み力
・多様でバランス感覚のあるチーム
ミッションにもある「ヒトとAI」のように、わたしたちの技術は常にヒト・フォーカスです。論理を大切にしますが、感性もまた大切にし、夢を語りますが社会実装も着実におこないます。スタートアップの志と勢いをもちながら、ソニーから受け継ぐ仕組みの力を活用しています。このように一見相反する要素が共存、バランスをとりながらギリアのアイデンティティをつくり上げています。
【AI開発の流れ】
AI開発といっても実際のプロジェクトのイメージが湧かない方も多いかと思いますので、ここではギリアでの一般的なプロジェクトの流れをご説明します。比較的一直線に開発を進める通常の業務システムの開発と比べ、AI開発は非常に探索的です。
AI開発では多くのアルゴリズムの中からビジネス成果を最大化するものを抽出し、組み合わせていくことが必要で、「POC」と呼ばれる実証フェーズを設け、たくさんの可能性の中からトライアンドエラーを繰り返して、ベストなソリューションをつくり出していくアプローチを取ります。
▼当社では大まかに右のような4つのフェーズを設けてプロジェクトを進めています。
①企画・提案
クライアントとの対話を通じて課題感や目指すゴールイメージを理解し、どのようにしてAIによる解決が可能なのか、またその開発のアプローチの検討と提案をおこないます。
②アセスメント
複雑な課題の場合、この準備フェーズを設けます。
クライアントビジネスの更なる理解、データの備状況などのテクニカルな面も確認しながら、現実的なゴール設定とロードマップの作成など企画とプロジェクト計画の精緻化をクライアントとともにおこないます。
③PoC
いくつかのアルゴリズムを試し、精度とパフォーマンスなどをみながら、ベストなソリューションを創り上げていきます。このフェーズは複数回のサイクルに分けて実施することも多くあります。
④本番開発
PoCでつくり上げたAIソリューションを、本番の業務システムで活用するために、さらなるチューニングや、AIを活用するためのAPIや周辺ソフトウェア、それらを動かすインフうなどの開発をおこないます。
【主な職種の業務イメージ】
■PM
AIの開発は探索型の不確実度が高いプロジェクトです。その中でプロジェクトマネジャーは単にプロジェクトを完遂するのではなくサービス化・事業化を通じ、AIの成果を最大化できるよう、クライアント、自社のエンジニアと密なコミュニケーションをとりながらプロジェクトをリードします。
■サービス開発エンジニア
AIをエンドユーザーが使える形でデリバリーするために、フロントエンドやバックエンドシステムの開発をおこないます。PMやAIエンジニアと連携しアーキテクチャの設計からシステムの実装までを担当します。
■AI開発エンジニア
コンピュータビジョン、自然言語処理、強化学習、最適化などの専門領域に分かれています。プロジェクトで扱う課題に応じてアサインが決まります。営業や企画・PMとともに、時にはクライアントとも直接コミュニケーションを取ることで解くべき課題を明確化し、最も効果的な技術の選定と実装を担当します。その他、AIの学習基盤となるシミュレーターの開発や、最新の学術論文や技術の調査・検証をおこなうエンジニアも所属しています。
■データ開発エンジニア
AIソリューションの開発・運用に必要となるデータの開発をおこないます。プロジェクトにおいてはPMやAIエンジニアと連携し、必要な教師データの作成、データ収集・分析などを担当します。
■そのほかのエンジニア職種
AIとシステムの融合領域もターゲットに将来を見据えた技術開発おこなうR&D、決まった手法が確立されていないAIプロダクトの品質保証を担うQAエンジニア、クラウドインフラ基盤の構築、運用でAIの価値を社会にデリバリーするインフラエンジニアなどが活躍しています。
▼福利厚生について
社員が健康に働けるように各種保険制度に加えて、社員の声を反映したカラダ安心検査制度や運動time制度などの当社独自の制度も整えています。下記以外にも社員の皆様の健全な働きやすい環境の継続向上へ向けて、積極的に各種制度の検討を進めています。
■各種保険制度
健康保険(関東ITソフトウェア健康保険組合※、厚生年金、雇用保険、労災保険)
※関東ITソフトウェア健康保険組合は、病気やケガの治療の際、法定額を超えた金額の上乗せ給付を行う付加給付制度や、保養施設、有名テーマパーク、全国展開のフィットネスクラブの割引など加入者向けの福利厚生が充実しています。
■健康診断/年1回
再検査項目があった場合、別途再検査費用を補助します。
■カラダ安心検査制度
3年に1度、健康診断以外の健康に関する検査費用を補助することで、「健康意識の向上」「病気の早期発見」の機会を増やしています。
■運動time制度
在宅勤務中の運動不足解消を目的として、就業時間中に1日30分まで運動時間にあてることができます。
■懇親会費用補助
社内交流活性化のため、懇親会費用を会社が一部負担しています。※規定あり
〈休日・勤務体系〉
■フレックスタイム制
■標準労働時間:8時間/日
コアタイム 11:00~14:00/フレキシブルタイム 始業8:00~11:00、終業14:00~22:00
■裁量労働制 ※エンジニア職 ※適応基準あり
みなし労働時間:9時間/日
始業時間10:00、終業19:00を基本とし、始業終業の時刻は労働者の裁量に委ねる。
■フルリモートワーク可 ※適応基準あり
■完全週休2日制(土日)、祝日
■年次有給休暇
■各種休暇(年末年始休暇、夏期休暇、慶弔休暇、生理休暇、裁判員休暇、特別休暇、自分休暇 他)
■在宅勤務手当支給:在宅勤務中の負担軽減のため在宅勤務手当を支給しています。
〈出産・育児関連〉※いずれも規定あり
■短時間勤務制度:お子さんが小学校に就学するまで利用能
■産前産後休暇
■育児休業:法令で定める年齢に達するまで取得能
■看護休暇:小学校就学前のお子さんが急病等で看護が必要なときは、年間12日を限度として休暇を取得能
〈介護関連〉※いずれも規定あり
■短時間勤務制度:要介護状態の家族の介護を目的に利用可能
■介護休業:要介護状態の家族の介護を目的に介護休業を取得可能
■介護休暇:要介護状態の家族の介護のため、年間12日を限度として休暇を取得可能
- 事業内容
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人工知能および応用技術に係るコンピュータソフトウェア、システム等の企画・開発・コンサルティング・保守など
- 役員略歴
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■代表取締役社長:齋藤 真
1991年ソニー株式会社に入社。半導体エンジニアとして10年間キャリアを積んだ後、技術戦略スタッフに転身、ソニー全社の技術戦略立案などを担当。2012年よりソニーコンピュータサイエンス研究所に出向。新規事業創出プロジェクトを担当、2015年株式会社ソニーグローバルエデュケーションの設立を主導し経営陣として参画(2021年2月退任)。2017年ギリア株式会社の設立とともに取締役に就任、2021年11月より代表取締役社長兼CEOに就任。
■取締役副社長CFO:数藤 剛
東証一部上場企業等において管理部門全般の実務及びマネジメント、資金調達・事業計画立案等のキャリアを積む中で、MBOを行ったベンチャー企業の管理部門取締役としてIPOを実現。2018年にギリア株式会社に入社、経営管理部門を統轄。ファイナンスの他、内部統制の整備、予算管理、財務戦略の立案等を推進し、同年に取締役就任。
■取締役:増田 哲朗
2007年より株式会社ユビキタスエンターテインメント(株式会社UEI)にてB2Bソリューション事業に従事。2010年からトゥギャッター株式会社を兼務しSNS・メディア事業を統括。ギリアの前身となるNWSプロジェクトには2014年より参画。会社化に伴い、ギリア株式会社取締役に就任。
■取締役:柿沼 太一
1997年京都大学法学部卒業。2000年弁護士登録。2015年にスタートアップのサポートを重点的に取り扱うSTORIA法律事務所を共同設立して現在に至る。専門分野はスタートアップ法務、AI・データ法務、ヘルスケア法務。現在、様々なジャンル(医療・製造業・プラットフォーム型等)のAIスタートアップを、顧問弁護士として多数サポートしている。経済産業省「AI・データ契約ガイドライン」検討会検討委員(~2018.3)。スタートアップファクトリー構築事業に係る契約ガイドライン検討会構成員(2018年)日本ディープラーニング協会(JDLA)有識者委員(2020.5~)日本データベース学会理事(2020.8~)。 - 本社所在地
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東京都台東区台東4-19-9 山口ビル7•8F
- 代表者氏名
- 代表取締役 齋藤 真
- 設立年月
- 2017年06月30日
- 従業員数
- 110名(2024/12現在)
- 平均年齢
- --
- 資本金
- 9,000万円
- 株式公開
- 外部資金/調達額
- 主要株主
-
株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所
WiL, LLC
株式会社シグマクシス・インベストメント
株式会社みずほ銀行
みずほFinTech投資事業有限責任組合
東京海上日動火災保険株式会社
株式会社トライグループ
株式会社図研
株式会社グロービス・キャピタル・パートナーズ
農林中金キャピタル株式会社
SMBCベンチャーキャピタル株式会社
三菱UFJキャピタル株式会社
新生企業投資株式会社
日本郵船株式会社 - 事業構成比