株式会社べネッセスタイルケア

株式会社べネッセスタイルケアは2003年に設立。
「Benesse＝よく生きる」という企業理念のもと、教育から介護・保育、生活の分野で、お客さまひとりひとりの向上意欲と課題解決を一生涯にわたって支援するベネッセグループの会社です。
介護事業（入居型介護サービス・高齢者住宅／在宅介護／介護資格講座／配食サービス／介護相談サービス／介護離職ゼロ支援サービスなど）と、保育・学童事業（ベネッセの保育園／ベネッセの学童クラブなど93拠点）を展開しています。
また、「自分や自分の家族がしてもらいたいサービス」を提供し、年をとればとるほど幸せになる社会の実現に向けて、『ベネッセ シニア・介護研究所』を通じて情報発信しています。

【解決している課題】
厚生労働省の資料では、2025年度に必要な介護職員は約243万人で、約32万人の介護職員が不足する見込みです。
また2040年度には280万人の介護職員が必要で、約69万人を追加で確保することが求められています。
当社では「介護職の社会的地位を上げたい」という強い想いを持ち、その信念に沿った制度の導入や施策を実行しています。
また、「お客さまのQOL向上」と「介護人財の育成」が課題の介護業界。他の介護人財の専門性を高めることで、スキルの差異による介護サービス品質のばらつきをなくしたいという想いがあります。
専門性を高めることで、スタッフ自身の満足度につながり、定着率を上げることにも好影響を与えられると考え、プロダクトの開発をおこなっています。

■記録のデジタル化
2017年から、介護現場における情報の記録や共有をサポートする『サービスナビゲーションシステム（以下、サーナビ）』を自社で開発・運用しています。
『サーナビ』の導入により、PCやスマホなどの複数のデバイスから1つのシステムにアクセスでき、簡単に情報の記録や確認・共有を可能にするサービスです。
また、ご入居者様に提供すべきケアがタイムテーブル上にアイコンで表示されるため、実施したケアの内容を簡単に入力でき、ご入居者様のサービス提供が一目で分かります。
従来、サービス内容やご入居者さまの様子などの情報は紙の資料で管理されており、記録や確認、共有には多くの時間がかかっていましたが、『サーナビ』により、スタッフ間の引き継ぎや情報共有がよりスムーズになりました。
職員がご入居者様と向き合う時間を増やすことに大きく貢献しています。

■介護ノウハウのデータ化
クラウドを活用した外部データ連携や機械学習実装を含む介護業界向けソリューション『マジ神AI』を手がけています。
「認知症ケア」「安全管理と事故の再発防止」「介護技術」の3つの分野で高い専門性と実践力を認定された「マジ神」と呼ばれる社内資格を持つスタッフが100名以上在籍しており、その介護の匠達の介護ノウハウをデータ化し、テクノロジーにより暗黙知を具現化していくことで、ご入居者さまのQOL向上と介護スタッフ全体のスキルをアップさせるためのAI化を進めています。
マジ神でないスタッフも再現できるよう仕組化することを目的として開発しています。現場の誰もが実践できるようなシステムづくりを目指しています。
システム基盤には、Microsoft AzureのPaaSサービスが活用されています。

情報企画部は、部長他26名（ベネッセグループからの常駐者含む）が、業務システム担当と情報基盤担当の2チームいずれかに属しています。
社内の業務を熟知する社内SEとして、ベネッセの介護事業のシステム開発、社内システムの設計・製造・改訂などに携わっています。
業務を深く理解した上で、事業部門とともに開発システムの企画・開発ができ、その反響をダイレクトに感じながら課題解決に取り組むことが可能です。
介護事業や介護保険制度にも精通する社会貢献度の高いニッチな分野だからこそ、あなた自身の大きなモチベーションUPにもつながります。

信頼関係を築いた事業部やメンバーと、より仕事の質を高めていく管理職を目指すことも、マネジメント経験を深めてプロジェクトマネジャーを目指すこともできます。
業務知識を生かしながらシステム構築を続け、技術を極めることも可能です。
実際に情報企画部ではさまざまな役割、年齢の社員が活躍しており、適性を生かして長く業務を続けられる風土が根付いています。
介護事業は今後ますます需要の高まる業界。社内SEとして業界の課題解決をおこないながらキャリアを積むことで、介護事業や介護保険制度にも精通する希少性の高いエンジニアを目指せる魅力的な環境です。