株式会社Atomis
◆さまざまな分野への応用が期待できる新素材◎独自の用途展開に基づくコアビジネスを創出しています!
株式会社Atomisは「多孔性配位高分子技術を用い、気体を自在に操り、人に驚きと感動とを与える新たな価値を提供する」をミッションに掲げ、2015年に設立。京都大学高等研究院北川進特別教授の研究成果である【多孔性配位高分子】に特化した、大学発で貴重な素材系ベンチャー企業です。多孔性配位高分子とは、有機金属構造体とも呼ばれ、世界に先駆けて京都大学で開発された新素材です。優秀な人材と研究が海外へ流出している状況を懸念して、危機感が募り事業をスタートさせました。コスト競争力が高いため、製造方法開発といったソリューション提供以外にも、新たな価値を提供するアプリケーション展開を目指しています。
当社では、気体をナノレベルで制御する技術を利用した、小型軽量の次世代ガスボンベ『CubiTan』の自社開発をおこなっています。食品から宇宙開発まで応用自在の新素材として注目されているサービスです。地方の余剰エネルギーを『CubiTan』の宅配便で都市に運んだり、コンビニで『CubiTan』に詰めた水素を売るなど、さまざまな構想があります。将来的には現在のエネルギー・インフラは、中央集権型から分散独立型グリッドに変化し、エネルギーをシェアできる時代になっていくと予想しています。新たな未来をつくる社内1人目のエンジニアとして、技術選定や開発体制を一緒につくっていき、自社サービスを成長させてくださる方を募集中です。100年間イノベーションが起きてないガス業界の流通を革新していきませんか?
- 事業内容
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次世代の多孔性材料である多孔性配位高分子(PCP/MOF)に特化した製品・ソリューションの提供をおこなっています。
当社では現在、下記の3つの領域にて事業を手がけています。
■マテリアル領域(素材開発ソリューション提案):材料の設計・評価・製造までのビジネスを展開しています。
■環境領域(CO2分離変換モジュール):より環境負荷が低いカーボンリサイクルを目指す事業です。
■エネルギー領域(CubiTan):ガスボンベを軽量化かつIoT化し、エネルギーのパケット化を目指す事業です。 - 役員略歴
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◆代表取締役CEO 浅利 大介
京都大学工学部工業化学科卒
京都大学大学院工学研究科修士
大学時代は創業者と共に金属錯体化学を専攻し、大学卒業後はアベンティスファーマ株式会社、サノフィ・アベンティス株式会社(現サノフィ)、日東電工株式会社において医薬品・ワクチンの研究開発および新規事業立ち上げに携わる。
2017年1月より現職。
◆取締役COO 片岡 大
京都大学工学部工業化学科卒
京都大学大学院工学研究科修士
インディアナ大学経営学修士 MBA
大学時代は北川研究室で金属錯体化学を専攻し、大学卒業後は株式会社クラレで熱可塑性エラストマ―の開発及び企画に携わる。Kuraray America, Inc.の技術営業の後、新規エラストマーのアジア地域マーケティングを統括。
2018年4月より現職。
◆執行役員CSO 隅田 健治
オークランド大学 化学 卒業
カリフォルニア大学バークレー校 化学 PhD
アデレード大学経営学修士 MBA
ニュージーランド出身。オークランド大学卒業後、カリフォルニア大学バークレー校で多孔性配位高分子研究の権威の一人であるジェフリー ロング教授に師事。その後、京都大学iCeMS北川Gで博士研究員として3年間研究に従事する。
2019年6月より現職。 - 本社所在地
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京都府京都市上京区梶井町448-5-201
- 代表者氏名
- 代表取締役CEO 浅利 大介
- 設立年月
- 2015年02月10日
- 従業員数
- 13名(2021/10現在)
- 平均年齢
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- 資本金
- 9,500万円
- 株式公開
- 外部資金/調達額
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シリーズA 3.5億円資金調達実施
- 主要株主
- 事業概況
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2020年、当該新素材を用いた日本国内初の実用化(フッ素樹脂の耐久性向上)に貢献しています(記事は日経新聞に掲載)。
また、開発中の次世代高圧ガス容器『CubiTan』に関しては2021年にβ版の認可を取得し、市場での実証実験が開始しています。 - 事業構成比