株式会社スマレジ

株式会社スマレジ（Smaregi, Inc.）は、タブレットPOS「スマレジ」を中心としたクラウドサービス事業を展開。

主要サービス「スマレジ」はiPadやiPhoneを用いたタブレットPOSレジシステムで、クラウドサーバーを使用しリアルタイムに売上分析が可能。基本コンセプトは、「小規模店舗でも手軽に導入できる価格帯で、親しみやすいUIと機能を持つPOSシステム」となっている。小売やアパレル、飲食店など多くの業態に応える機能を揃え、操作は至ってシンプル。単独店舗の基本レジ機能は無料とし、顧客の事業規模や営業形態に応じた料金プランを設定。
また、タブレットPOSの「スマレジ」から生まれた店舗運営サービスとして、「スマレジ・ウェイター」がある。これはiPadやiPhoneを用いた飲食店向けのオーダーエントリーシステムで、必要な機能を備えながらも低価格を実現している。さらに、店舗運営サービスの第2弾として、iPadやiPhoneのカメラを利用した簡易認証つき勤怠管理システム「スマレジ・タイムカード」や、レジ周辺機器などを取り扱う店舗用品ECサイト「ストア・ストア」の運営なども行っている。

スマレジの売上データをはじめとするデータは、クラウド上で一元管理する方式を採用。それにより、あらゆる地域・業種・規模の商取引データがスマレジサーバーに集約され、統計上のさまざまな付加価値を生み出していくことが予想される。将来的には、リアルタイムで送られてくる店舗の商取引データを集約・解析し、速やかに各店舗へフィードバックするエコシステムを構築し、マーケティング活動やマーチャンダイジング、さらには経営戦略そのものに大きな影響を与えるようなサービスを目指している。

今後は世界に通用するサービスを目指し、サービス内容の充実を図るとともに海外進出も進めていく方針。さらに、キャッシュレス化の促進や自社が保有するビッグデータの活用などを長期事業計画に組み込んでいる。

既存サービスの安定稼働と利便性向上はもちろんのこと、商取引データの活用やキャッシュレス化の促進に挑戦し、さらに大きく進化を遂げようとしているスマレジ。ジョインするなら絶好のチャンスといえそうだ。

代表取締役を務める山本博士氏は、2003年からITエンジニアとして業務システムの開発に従事してきた。金融・通信・物流・保険・製造・サービスなどの業種業界に関わり、複数業種をまたいだ業務知識や経験を活かしてアプリコンテストの審査員や書籍執筆なども行う。2011年に子会社を設立し代表に就任すると、ドラッグストア向けPOSシステムの開発経験をもとにクラウド型POSレジサービス「スマレジ」を立ち上げた。

山本氏は、インターネットとコンピューターが、人間社会のあらゆる局面に溶け込み新たな文化を生みだしてきたことを、人類史上に残る"ビッグインパクトだと考えている。しかし、コンピューターやインターネットが起こす社会の変革は、まだ始まったばかり。スマレジはワクワクしながら未来を想像し、豊かで快適な社会生活をITのチカラで実現させていく。

スマレジは企業理念として、「いい未来をつくる」を掲げている。単に「未来」とするのではなく「いい未来」とすることで、“誠実さ”や“社会的責任”を表現。顧客や株主、経営陣、従業員、その家族など、企業活動に関わるすべての人のための「いい未来」を意味する。「つくる」という言葉には“積極性”や“情熱”が表現され、未来を創造するのは自分たち一人ひとりであるという自覚の姿勢を表す。

また、経営理念として「インターネットとコンピューターテクノロジーを駆使して、お客様に新しい「価値」を創造・提供し続ける」を目指し、コンピューターやインターネットにより顧客のビジネス活動が円滑に進行するよう手助けをすることをサービスの目標としている。

日々変わりゆくビジネス環境に素早く対応できる柔軟さと、確実に動作する堅牢さを基本に、誰もが親しめる扱いやすい操作性と、高度な要件にも耐えうる本格的高機能を備えるウェブサービスこそが、スマレジの考える美学だ。

スマレジの本社は大阪を代表するビジネス街、本町にある。本社ではシステム開発・デザイン・営業・サポート・管理系を所管し、東京オフィスでは営業・サポート・広報、名古屋オフィスでは営業を行う。東京、横浜、池袋、名古屋、大阪、福岡、北海道にスマレジを体験できるショールームを開設している。

2024年4月期時点の社員数は322名で、平均年齢は34歳だ。カスタマーサクセス部以外の休日は土日祝休みの完全週休2日制で、年末年始休暇や夏季休暇などを合わせると年間休日は120日。月の残業時間は全社平均で10～20時間ほどで、プライベートの時間をしっかり確保しながら、働きやすい環境が整っている。多角的な視点の構築やスキルアップの観点から副業（会社に届出が必要）を認めている。
福利厚生としては、フリードリンク制度、技術書などの書籍購入補助、社内表彰制度、育児・介護休業制度などを完備している。忘年会や歓送迎会、突然の社員飲み会なども開かれるが、「参加したい人は参加する」という性質のもので、社員の自主性を尊重している。会社で定められた社内行事よりも、有志の社員同士で野球観戦やスキーツアーにいくようなイベントが活発だ。